Apple川崎オープン! 近年最大の集客でモール内アップルストアの可能性をアピール
- 2019年12月14日
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オープンの日はひとつのストアに1回しかない
いや〜! 行列は楽しい。
ただの西海岸のコンピュータショップの開店なのに、なぜ何千人もの人が集まるのか? そしてなぜこんなに楽しいのか? こんなに誰もが笑顔になるのか? やっぱり、これは祝祭なのである。
「なんか楽しいよね! やっぱり」と言う人がいる。「オープンの日は、ひとつのストアに1回しかないんです。だから僕らもその場にいたいんです」と言うストアスタッフがいる。
冒頭の写真は昨夜のレポート( https://funq.jp/flick/article/539003/ )でもご登場いただいた、北海道から九州まで、全国から集まった学生さんのグループ(公式のカメラマンも一緒に撮ってたので、公式にも載るかも)。一晩過ぎてなお、とっても楽しそうなのである。彼らが手にしているのは、丸の内や福岡のストアオープンの時の記念品。毎回ストアオープンに立ち合った彼らの勲章だ。
約1600人以上の行列は、産業振興会館前まで
昨夜0時に15人。夜を越したのは20人ぐらいだったそうだ。1時に、ラゾーナのゲートが閉まり、その間に行列のためのポールが準備され、始発が動く前の4時にラゾーナのゲートがオープンして、ストア前に並び直した。
ストアの前の広場だけで約500人。
そこから駅の方へ行列が伸びて、ビックカメラの前を通って……。
ブリッジを渡り……。
線路沿いをずっと北へ。
府中街道を越え、以前PFUが入っていたソリッドスクエアを越え、最長時は川崎市産業振興会館の前まで行列は伸びたという。
Apple川崎の行列タイムラプスです! 店前の広場に500人、そこから駅方面に伸びて、階段を降り、前のPFU本社の方まで伸びてます!
9時時点で1300人、10時には2000人ぐらいになりそうです!(非公式ダンボさん情報)#Apple川崎 pic.twitter.com/iN1xpcwFTw
— 『flick!』デジタルツールを楽しむ本 (@flick_mag) December 14, 2019
夜を越した人の数は冬だってこともあって、ちょっと少なめだったのですが、朝になってからの行列の伸びがすごい。
Appleの公式発表でも10時時点で約1600人ということで、新宿、京都、渋谷(リニューアル)、丸の内、福岡、川崎と続いたこの2年のアップルストア開店ラッシュの中でも最大の行列になったという。
店舗の規模としては、モール内ということで、ちょっと小さめなのに、この来店者数の多さはちょっと予想外といっていいほど。逆にいえば、東海道線の要衝であること、ベッドタウンであり近隣に住む人が多く、横浜、川崎の各町から近いという、この場所への出店の正さを裏付ける出来事だといえるだろう。
これが、日本でもUSのように、全国のショッピングモールにアップルストアができるきっかけになればいいのにと思う。
カウントダウンで大盛り上がり!
どんどん行列が伸びる中、店内は大盛り上がり! 街中のストアと違って、近隣の迷惑ということも少ないから、思う存分盛り上がれた気がする。
そして、カウントダウンからの入店!
カウントダウン!
オープン!#Apple川崎 pic.twitter.com/86mKY0NJrD
— 『flick!』デジタルツールを楽しむ本 (@flick_mag) December 14, 2019
まぁ、「店のオープンで何でそんなに盛り上がれるんだ?」って思う人もいるかもしれませんが、やっぱりこの場にいると、これはとても楽しいです。
大勢の人が来て、それをウェブに投稿する人がいて、メディアにも出て、ここにアップルストアが出来たことを多くの人がいて、「次の週末に寄ってみようか?」なんて思ったりして、本当に上手で素敵なマーケティングだ。
ちなみに、アジア&太平洋地域担当シニアマーケットディレクターのダニー・トゥーザ氏をはじめ、数十人のスタッフが本国から来ていて、すべてが緻密なマーケティングの上に成り立っていることも分かる。
店内が混雑しすぎないように、入場制限がかけられ、10人ほどが出るたびに10人ほどを入場させるという制限がかけられていたのはいつも同様だが、アップルストアとしては丸の内などよりは小ぶりなので、一度に入れる人数の都合上、行列の進みはいつもより多かったように思う。11時近くなっても、また府中街道沿いまで行列はあったが12時ぐらいになって急速に行列は進み、ビックカメラ前あたりまで進んだ。
12時15分、ノベルティが尽きた
そして、12時15分。奥からどんどん運ばれてきていたノベルティはついに尽き、ノベルティ終了が宣言された。
たぶん、数はいつもと同じぐらいは用意されていたと思うのだが、来た人が多過ぎたというのが実感。
10時過ぎから並びはじめた人でも手に入らなかったというから、2時間並んでノベルティが手に入らなかったわけで、それは残念だったことだろう。
もし、次にアップルストアがオープンして、行列する機会があったら、オープン時間より早く並ばなきゃならないだろう。
AirPods Proあったよ!
そういえば、Apple川崎には、他のストアでは店頭で即購入はできないAirPods Proが売っていた。
というわけで、こちらも行列に。とはいえ、AirPods Proが買えるなんてラッキーだ。
ただのストアオープンのはずなのだけど、なぜかとても楽しい。日本のアップルストアは閉店してしまったものを合わせて12店舗。リニューアルオープンしたストアを含めても、このオープンのイベントは十数回しか行われていない。
次の機会があったら、ぜひ参加してみていただきたい。何が楽しいのか、分かるかも。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。