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クラウドワークス主催の『テレワークの発表会』をテレワーク取材した

テレワークの勉強会をテレワークで取材!?

新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)で、在宅勤務が急速に進んでいる……と言いたいところだが、実際のところはフィジカルに出勤しないと仕事にならない業務の方も多いだろう。筆者の周りのIT系企業では、急速にリモートワークが進んだ感もあるが、実態のところは全体の何割ぐらいの人がリモートワークで仕事に取り組んでいるのだろう?

ちなみに、筆者の所属する会社も2月25日の週から在宅勤務推奨となっている。筆者は編集業務中心なので、一部フィジカルな作業が必要な時だけ出社して、あとは在宅で仕事をしている。そもそも、取材先でも原稿が書けるように普段から準備をしているので、不自由なく在宅勤務出来ている。いや、むしろ、自宅の方が集中できて非常に効率がいい。

しかし、それは筆者がもともと自宅に原稿執筆用の作業スペースを確保していたからとか、子供も大きくて手間がかからないからとかいう事情もある。

そんなわけで、全般的な様子が知りたくて、クラウドワークス主催の『今押えるべき“事業を止めない”テレワークのコツ』というイベントを取材した。

一部現地取材したメディアも

『取材』といっても、イベントの主旨が主旨だから、取材という『感染リスク』を増やすべきではない……ということで『テレワークでの取材』が前提となった。一部実際に取材したいメディアに関しては発表会会場での取材も受け入れる……というカタチ。

テーマとしては、冒頭にクラウドワークス社内での取り組みについて紹介。次にハイスキルフリーランスのためのエージェントサービス『クラウドテック』社内についての事例紹介。最後にパネルディスカッションが行われた。

テレワークが広げる新しい働き方の可能性

クラウドワークスグループ社内では、もとよりフルフレックス・フルリモート勤務制度が導入されており、新型コロナウイルス禍の状況下にあっても、スムーズに勤務が継続されているという。

登壇(といっても、Zoomに入られたわけだが)してお話されたのは、クラウドワークス社で採用と採用広報を担当しておられる佐々木緑さん。

佐々木緑さんの2人目のお子さんは、生まれついての心疾患を持ってらっしゃったらしく、出社しての会社が困難。在宅での仕事を探していたところ、クラウドワークス社の採用担当の仕事に出会い現職に。もともとITの技術に優れ、さまざまな働き方を模索するクラウドワークス社だから、問題なく『リモートでの採用担当』として活躍できているという。

ビジネスキャリアを途切れさせることなく『通勤せずに子供の側にいたい』という希望もかなえられているのは素晴しいことだ。

新型コロナウイルスに対する不安が、テレワークへの不安に勝った

クラウドワークス執行役員の中山恵太さんが語ったのはテレワークのコツ。

クラウドワークスの中でもフルコミットのプロフェッショナル人材を扱うクラウドテックでは、今回のコロナウイルス禍の状況下においても、感染防止、および新しい働き方を広める企業のミッションとして原則テレワークや時差出勤推奨提案を実施。VPN環境の構築、PC持ち出しの特別許可、契約(覚書)を緊急で締結、チャットツールでのルール設定などを行って、テレワークを実施した。

従来はテレワークを進めようとしてみても『対話が難しいのでは?』『情報管理は?』などの問題が大きくあまり前進しなかったが、今回はテレワークの不安よりも新型コロナウイルスにともない危機管理への不安が勝り、一気に前進したという。

クラウドテックの求人状況においても、2015年から2019年の5年間で、求人数は約6倍に増えており、新しい働き方として人材を得やすくなっている。秘訣はコミュニケーションの取り方。顔の見えないテレワークだからこそ、雑談などを含めた細かいコミュニケーションが成功の秘訣なのだそうである。

生産性は目に見えて向上、雑談のようなコミュニケーションが大事

テレワークの実態と、上手にテレワークを導入するコツについてのパネルディスカッションに登壇されたのは、前出の株式会社クラウドワークス執行役員・中山恵太さんと、アソビュー株式会社執行役員COOの宮本武尊さん、そして株式会社アトラエwevexプロジェクトリーダーの森山雄貴さん。

オンラインとオフラインの違いについては、宮本さんは「あまり差はないけれど、表情などの細かい情報量に違いがある」と発言。森山さんは「集中できるからむしろ生産性は高くなっている」とした。

リモートワークに前向きでない管理職は「働いているかどうか見えない」としがちだが、それはむしろ普段の成果管理などができていない証拠で、目標設定、成果管理はオフラインでもオンラインでも変わらないはず、とした。

むしろ問題になるのは細かいコミュニケーションの部分で、たとえばモチベーションとか、気持ちの部分を細かく観察できない、必要な時に声をかけたりできないことの方が問題。これについてはone-on-oneなどを出社しての仕事の場合より密に行っていく……などの対策が必要とのこと。オフィスにいればちょっとした仕草でわかることが欠落しがちなので、「ほめる」とか「ありがとう」といったコミュニケーション、スタッフを『承認する』ことをより積極的に行っていく必要がある。

また、従来のように一部がテレワーク化すると、やはり会社にいる人のコミュニケーションが密になり、テレワークの人はコミュニケーションから取り残されることが多かったが、今回全員がテレワーク前提となったことで、却ってテレワーク前提のコミュニケーションが構築されたのが良かった……という。

宮本さんによると『やってよかったのは生産性が目に見えて向上した。全体として取り組んだことで、顕在化してない課題が浮かび上がってきた。テレワークをやってみたことで思ったより業務が言語化、定型化できていないということに気付かされた』とのこと。

取材はやっぱり現場に行きたい

さて、最後に『テレワークの取材』はどうったか?

一般に現場に足を運んで取材していない記事は『こたつ記事』と呼ばれ忌避されてきた。しかし、『テレワークでも十分に仕事は行える!』という記事を書くために『現場に行かなければならない』というのも奇妙な話だ。

課題としては、『独自性のあるクオリティの高い写真が撮れない』『表情や仕草などから読み取れる情報量が少ない』『独自の質問などからより記事を深堀することができない』などが挙げられるだろう。

あとの2点については、『テレコミュニケーション』が十分に発達すれば解消できるはず……と我々が今主張している部分ではある。写真については今回『テレカンしているパソコンの写真を撮る』『広報担当者の方が、現場写真を提供する』という手段で対応したが、不本意ではある。たとえば、人物を撮るにしても、寄るのか、引くのか、上から撮るのか、下から撮るのかも、情報であるし表現であるので、やはりこの部分は現場に足を運んで工夫したいところだ。

そもそも発表会をテレカンで行うなら、そのまま視聴者に動画で中継してしまえばいいという考え方もあるだろう。今回、MWCやCP+などIT系の大きな発表会も中止され、オンラインでの情報提供が模索された。巨額の予算がかかるフィジカルなイベントが今後も開催されるのか? あらためてこの局面を機に見直す企業も出てくるだろう。

取材者が独自性を持って切り取り、情報をお伝えするという価値を、今後もキチンと我々が提供していくことも重要になっていくはずだ。

ちなみに、Zoomを利用し「この様子自体も取材されるので、なるべく画面表示をオンにして下さい!」というアナウンスが事前にあったにも関わらず、顔出しをしていた取材者がほぼ筆者だけだったので、うかつにもボーッとした顔が画面に映し出され、それが取材されテレビに流れてしまったのは、テレカン取材に不慣れ故の失敗である。今後は取材時の表情にも注意視したい(笑)

※現場写真はクラウドワークス公報提供

(村上タクタ)

 

出典

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

村上 タクタの記事一覧

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