Apple Storeがメッチャ凄くソーシャルディスタンスしてる
- 2020年06月08日
再開したが、著しい制限で、ガランとした店内
緊急事態宣言は解除されたが、我々が感染する可能性がなくなったわけでもなければ、感染爆発の危険が去ったわけではない。依然として十分な予防措置を取りながら、一方で経済活動を行っていかなければならないという、ある意味より困難なフェーズに入ったともいえる。
ここで、感染者数が激増するようなことがあれば、また緊急事態宣言が発令され、自粛の日々に逆戻り。そうなると、本当に経済的に維持でない飲食店や会社も多くなってしまうことだろう。まだまだ慎重に行動せねばならないことに変わりはない。
そんな中、Apple Storeが営業を再開した。5月27日から、名古屋栄と福岡。6月3日から表参道、丸の内、銀座などを含む残りの全店がリスタートした。ただし、再開はかなり厳しい制限下で行われている。
だから、いつもは人でいっぱいのストアがこんなにガラ〜んとしているのだ。
・スタッフも来店者もマスク着用
・入店時には、検温、体調を崩していないかなどのアンケートがある
・一度に入店される人数は制限される
・展示品や展示台は頻繁に拭き掃除が行われる
・周囲のスペースを取り、ジーニアスバーやone to oneも新しいカタチで行われる
・店舗に行列が出来た場合も間隔を空けて並ぶ
店舗内では、驚くほど頻繁にスタッフがテーブルや、デモ機をアルコールで拭いている。
入店人数がいちじるしく制限されているので、店舗の前には当然のことながら、行列もできるが、その行列の間隔もご覧のように赤い丸のステッカーがあるポールによって規定されている。
毎日、行列ができるので、ほとんど完全に予約していないと入れないはずだ。予約はこちらから。
https://www.apple.com/jp/retail/
今は、可能な限り安全に、少しずつでも活動を起すしかない。とはいえ、人の密度を上げない方がいいから、ウェブで済む用の方はウェブで。
大半の修理やサポートもオンラインで解決できるはずだ。
https://support.apple.com/ja-jp
アメリカのストアも心配
アメリカでは、さらに予想できなかった出来事、全米主要都市を巻き込んだ暴動が起こっており、目抜き通りにあるきらびやかに見えるApple Storeが(あの壮麗な)ガラスが割られるなどの被害に遭っている。実際に筆者も行ったことのあるSan FranciscoのUnion Squareのお店や(2016年のiPhone 7の発表会の時はこのすぐ横のホテルに宿泊していた)、NYブルックリンのお店(2018年秋にiPad Pro 12.9やMacBook Airが発表された場所のすぐ横だ!)も被害に遭っているようで、なんともやりきれない。
ずっと、広告でさまざまな人種の人を率先して登用してきて、LGBTQへの差別撤回を求めたプライドの活動を続けているAppleの店がそんな目に遭うなんておかしいじゃないかと思う。理不尽だ。
しかし、人種差別的問題だけでなく、コロナ禍のおかげで失業した人立ちの不満もあるとすれば、経済政策の問題はあるとはいえ、やはりこれもコロナ禍のひとつともいえるかもしれない。
ともあれ、1日も早く、我々がコロナウイルスの心配をせずにストアに行ける日が来ることを祈りたい。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。