Apple Watch Series 3 の機能や特長を解説
flick! 編集部
- 2020年12月23日
※こちらの記事は『flick! digital 2017年11月号』の記事を再編集したものです。
ついに登場! 単独で通信可能なApple Watch Series 3その意味は?
iPhoneを置いてジョギングに行こう
2015年に発売され、毎年長足の進歩を続けてるAppleWatch。翌年のSeries2では、防水性能向上、ApplePay対応、GPS追加、バッテリー性能の飛躍的な向上を成し遂げ、2017年ついにセルラー通信が可能になった。
赤い頭のデジタルクラウンが装備されたSeries3のセルラーモデルでは、提携キャリアのSIMを使うiPhoneと連携し、月額の追加通信量を支払うことで、iPhoneと離れてのセルラー通信が可能になる。ちなみに追加通信料はドコモが500円(税別)、auとソフトバンクが350円(税別)となっている。
iPhoneよりはるかに小型の機器ながら、iPhoneと同等の電波感度を持ってるという。通話には本体内蔵のマイク&スピーカーを使うか、AirPodsを使う。これにより、マリンスポーツを楽しんでいても、電話することが可能になるし、ジョギングやサイクリングの際に、iPhoneを持って行かなくてもいいようになる。
ユーザーをiCloudの世界に融合させる究極のウェアラブル端末に進化する
実際に使ってみると、それほど通話デバイスとして利用することはないが、iPhoneが手元になくても常時デジタルデータ通信が行われており、データが更新されたり、いつでもSiriを利用できたりするのがうれしい。
通話はもちろん、アクティビティログの記録、地図を見る、ナビゲーションさせる、ApplePayでお金を支払うなどが可能な上、「○○について調べて!」とか「明日の午後1時から、○○さんとミーティングというスケジュールを入れて」などというカタチでSiriを使うことができるのが便利。
契約形態や電池の持ちなどの条件から、すぐにiPhoneが不要になるというものではないが、アクティビティログの取得、簡単な通信、簡単な情報・通知の表示……などについては、徐々にAppleWatchがiPhoneに取って代わりつつあり、心拍など情報の収集という面においては、AppleWatchの方が優れているとさえいる。さらなる進化が楽しみだ。
Apple Watch Series 3 ディテール
通話中はこんな画面になる。従来のモデルもiPhoneが手元にあれば通話できたわけで、実際には通話の機会は少なそう。
デジタルクラウン(竜頭)の頭が赤いのがSeries3、セルラーモデルの特徴。ちょっと羨ましくなるデザインの違いだ。
アドレスから選択したり、Siriに頼んだりできるが、ご覧のように番号を押してダイヤルすることも可能。
単体で通話すると、こんな絵柄になる。もっとも、手は伸ばしたままでも音声は拾ってくれる。音はスピーカーから出る。
契約はキャリアショップに行く必要もない。iPhoneとのペアリングの最後に出てくる画面から、申し込みをするだけ(ただし、iPhoneの契約にApple Watchのモバイル通信を追加することが可能なキャリアのみ)。
単体で地図を見ることができるというのも相当便利。Apple Watchの地図が示しているのは、発表会会場のSteve Jobs Theater。
設定はとても簡単。新品で電源の入ったApple WatchをiPhoneが感知するとポップアップが現れて、設定を促してくれる。
Apple Watchのディスプレイに現れるボンヤリした球のような3次元バーコードをカメラに収めると、ペアリングがスタートする。
特徴的なSiriウォッチフェイス。Siriがインテリジェントに今必要な情報を提供する。次のスケジュールや、今日の気温、雨が降ることなども教えてくれる。
軽くてフィット感の良い『スポーツループ』が今回の新作バンド。ソフトで通気性がよく、快適に使える。
心拍に関する機能がいくつか追加された。健康状態の目安となる安定時心拍の表示もそのひとつ。
Apple Payは世界共通仕様となり、海外でも使える。海外のApple Watchでも日本でApple Pay可能になった。
iPhoneを探すで、Apple Watchを探せるようになった。逆にApple Watch から、iPhoneの音を鳴らすことができる。
AirPodsと非常に相性がいい。一緒に使うと、iPhoneとBluetoothで接続された便利なデバイスの空間が現出する。
GPSモデルは3万6800円(税別)から、セルラーモデルは4万5800円(税別)から。安い順にアルミ、ステンレス、セラミック。
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