Apple Watch Series 5 の機能や特長を解説
flick! 編集部
- 2020年12月23日
※こちらの記事は『flick! digital 2019年10月号、11月号』の記事を再編集したものです。
常時ONの便利さ美しさチタン新登場、セラミック復活
Apple Watch Series 5の最大の特徴は消灯しないことだ。会議中にチラリと見たり、アクティビティ中に見る時に、いちいち腕を返さなくても表示されている……と説明されていたが、Apple Watchがファッションとして受け入れられるキッカケになるのではないかと思っている。
従来モデルは、普段は消灯して黒かったが、これからは常に選んだ文字盤を表示してくれているのだから、センスをアピールできる。コンパス内蔵などの変更もあり。
新ケース素材としてチタニウムが登場、ナチュラルとスペースブラックチタニウムの2色。またセラミックのエディションも復活した。
Apple Watch Series 5 ディテール
チタンモデルが登場。左がスペースブラックチタニウム。右がチタニウム。さらにブラックとホワイトのセラミック製『エディション』が復活。
従来通りのバッテリーライフを実現しながら、常時点灯を実現。点灯させるために腕を返す必要がなくなった。ファッション的にも文字盤を選ぶ意義が大きくなった。
さらに、超低電力のデバイスドライバー、効率の高い電力管理IC、環境光センサーに加えて、暗いモードのグラフィックも用意しており、低照度になるなどして省電力を実現。
こちらがセラミックモデル。このモデルに限らず常時点灯を実現しながらも、従来通りのバッテリーライフを維持するために低温多結晶酸化物(LTPO)ディスプレイを搭載。
常時点灯は実は機能よりもファッションに効く
『いつでも時間が見られる』『アクティビティをしながら見られる』と、機能面がアピールされるApple Watch Series 5の常時点灯だが、実はファッション面での貢献が大きいのではないかと思っている。
これまでは、どんな文字盤を選んでも消えている時は同じ黒い四角だったが、これからは消えている時でも文字盤が表示される。電車の中などでも、つり革を握る手のApple Watch にどんな文字盤を表示しているかを見られることもあるだろう。これからはそう思って文字盤を選ぼう。
左がApple Watch Series 4、右がSeries 5。ディスプレイを表示している状態では外見上の違いはないが、Series 5の文字盤は常時点灯。Editionとしてセラミックとチタンのボディが用意される。
パッケージなどは基本的にSeries 4の時と同様。箱の内部でベルトが別パッケージになっている。
電池節約のためのアンビエントモードは個人情報を非表示にしてくれている
常時点灯を実現するために、LTPO(低温ポリシリコン酸化物)ディスプレイを採用。超低電力ディスプレイドライバ採用、文字盤のアンビエントモードへの変更、更新を60Hz→1Hzに……などの工夫が施される。また常時点灯モードででは個人情報が非表示になる。
これまで1分経つと非表示になっていた文字盤がアンビエントモードで表示されるようになった。既存の文字盤でも秒針が消え、スケジュールが非表示に。
白を基調としたデザインの場合、消費電力を低減するために暗っぽいデザインになる。またアクティビティのリングも個人情報なので表示されない。
Series5の展示でよく使われるメリディアンという文字盤は、色配置がガラリと変わるが印象は大きく変わらないので、使いやすい。
アンビエントモードにアプリはまだまだ非対応
エクササイズアプリだけは、秒表示を消しての表示などにすでに対応しているが、多くのアプリは非表示になる。マップで道案内中でも、アンビエントモードになると暗くなり、ボカシが入って時間表示になる。消えずに表示していてくれると便利なものは多いのだが。
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