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薄くて軽いM1 iMac 24インチは、モバイルに使えるか?

約4.46kg、厚さ11.5mmはモバイル可能か?

新しいM1チップセット搭載のiMac 24インチの重さは、約4.46kg(最廉価モデル)。

ふた昔前の15インチクラスのノートパソコンが3kg前後であったことを考えると、24インチ、4.5K、4,480 x 2,520ピクセル解像度という広大なディスプレイを持ち運べるのは魅力的。

モバイルにだって使えるかもしれないと思って公園に持ち出して、しばらく原稿を書いてみた。

うむ……使えなくはない(笑)

M1の低消費電力だから、モバイルバッテリーでも長時間駆動が可能

とはいえ、電源は別途必要だ。

従来のiMac 27インチは最大で、295Wの消費電力なのでモバイルバッテリーで駆動するのはちと大変。しかし、この新しいM1搭載のiMacに付属する電源アダプターは143Wと記されている。MacBook Pro 16インチのアダプターが96W。そう遠いスペックではない。
筆者がキャンプなどで使うために持っているオウルテックの10万0500mAhの電源は最大250W出力なので、27インチは駆動できないが、M1 iMac 24インチなら駆動できる(もっとも、オウルテックの大型モバイルバッテリー最近アップデートされて、600Wを出力可能なモデルがラインナップされているが)。

試してみると、小1時間ほど原稿を書いて、10%強しか減らなかったから、この状態で原稿を書くぐらいの消費電力なら9時間ぐらいは駆動できそう。これはただの冗談ではなく現実的な数字で、M1チップセットの消費電力の少なさのおかげと言えそうだ。

草原で原稿を書くのは気持ちいいが、正直言うと周りが明る過ぎて、液晶は見づらい。東屋などの屋根のあるところならまだマシかもしれないが、青空の下では500ニトの明るさの液晶では原稿を書くのは無理ではないが、写真を加工する作業をしたり、グラフィックを扱ったりするのは難しそうだ。

カフェに持ち込んで原稿を書くのもネタとしては面白そうと思ったが……さすがに周りの視線に耐える勇気がなかった(笑)

持ち歩けなくはない……用途によっては実用的

4.46kg、厚さ11.5mmのボディは十分に持ち歩ける。美しい液晶を傷つけないか心配だが、ディスプレイ保護ケース兼、キーボードホルダー……のような装備があれば、もっと便利に持ち出せるだろう。

単に持ち歩くには大き過ぎるが、モバイルバッテリーで長時間駆動できるということは、たとえばイベントの展示用ディスプレイや、受付用、スキャナーやプリンターを動かすためにだったら、かなり便利に使えそう。電源ケーブルの取り回しを考えなくていいとなると、イベント系で便利だと思う方は多いのではないだろうか。

ちょっとした冗談のつもりで、近所の公園に持ち出してみたが、用途によっては使えなくはないというのが結論である。

(村上タクタ)

(最新刊)

flick! digital 2021年6月号 Vol.116
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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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