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こんなのあったのか!最新iPhoneで“仮想”ホームボタンを表示させる方法

失われたホームボタンを画面上に蘇らせる

iPhone SEシリーズが残されている理由のひとつに、『ホームボタン』の存在がある。

Face IDを採用したオールスクリーンタイプのiPhoneはカッコいいが、ホームボタンがないのは不便という人もいる。

特に、高齢者やデジタルデバイス利用が苦手な人にとって、『押せば最初に戻る』たったひとつのホームボタンの存在は非常に重要だ。電子機器の苦手な人たちが、iPhoneを利用するひとつの理由になっている。

「都合上、オールスクリーンタイプのiPhoneを買ったけど、どうしてもホームボタンが欲しい」という人に活用して欲しいのは『設定>アクセシビリティ>AssistiveTouch』だ。

AssistiveTouchをオンにして、シングルタップに『ホーム』を設定すると、画面上に仮想のホームボタンが現れる。このボタンをタップすると、物理的なホームボタンと同様にホーム画面へと遷移する。

このボタンはタップしたままスライドすることで、自由に位置を動かすこともできる。

画面にあるのは邪魔かもしれないが、「ホームボタンがないと不安」という意見には一定の回答になるはずだ。

また、ホームボタンが物理的に動作していた時には(現在のものは、タッチセンサーとTapticエンジンにより疑似的なクリック感を実現している)、時折ホームボタンが故障したものだが、そういう時にも代替として利用することができる。

また、物理的なホームボタンより高機能なのは、長押し、もしくはダブルクリックに『メニュー』機能を割り当て、ホームボタンの機能を拡張できるという点。

そもそも、『アクセシビリティ』というのは、身体に障害のある方や、通常の操作が難しい人のための機能が集約されている機能設定。ホームボタンを強く押したり、『下からフリック』という操作が難しい人にとって、役に立つようにと作られている。

他にもあるアクセシビリティの機能

その他にもアクセシビリティには、数々の機能が集約されている。

たとえは、画面の色を反転する機能。

すべての画面の色がいわゆる『補色』で表現される。

この機能には、すべての色を補色にする『クラシック』と、操作系だけ反転して、写真などのメディアは通常の色で表現する『スマート』が用意されている。

また、色覚が違う人のためのカラーフィルタもある。1型色覚、2型色覚、3型色覚の方のために表示色を変換するフィルタだ。

また、聴覚に障害のある人のために、特定の音がしたら通知するようにする設定もある。ご両親が耳が不自由だと、赤ちゃんが泣いてる声に気がつかないワケだが、iPhoneが聴覚をサポートしてくれるというわけだ。

この他にもアクセシビリティにはさまざまな機能が組み込まれてる。ご自身や身近な方がiPhoneの操作に不自由を感じられている場合、アクセシビリティを調べてみると、役に立つ機能があるかもしれない。

(フリック!編集部)

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