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AirTagを海外旅行で使ってみたら、とても有効だった

AirTagが役に立つのは困った時

発売された時におおいに話題になったAirTagだが、その後はあまり話題にならない気がする。しかし、アップル製品を使っている人の間では、粛々と役に立っているはずだ。

アップルのAirTag。紛失物を発見する、詳しい仕組みと利用法と心配(末尾に追記アリ)

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AirTag追跡! 山手線で追いかけっこしてみた!

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また、家族で数多くアップル製品を使っていると、家族の位置や、アップル製品の位置、そしてAirTagの位置が『探す』アプリで分かるので非常に便利だ。

今回、筆者は家族でメルボルンに旅行に行ったが、旅行中のお互いの位置、日本に残してきた家族の位置、スーツケースの位置、貴重品カバンの位置が分かって非常に便利だった。また、AirPodsやMacBook Proなどの位置も通知される(これは常時分かるわけではないが……後述)。

特に、Airbnbに置いて出掛けたり、車に積んだままにすることの多いメインのスーツケースと、普段持ち歩くバッグにAirTagを仕込んでおいたのは良かった。

たとえば、メインの写真の場合は、自分が持ってるバッグと、Airbnbに置いたスーツケースの位置が違うことが分かる。また、下の図は、Airbnbを出て歩きはじめて7分後に通知が来たところ。もちろん、盗難があったらどうなるかなどは分からないが、スーツケースの位置が分かるのはとりあえず安心。

荷物にAirTagをつけて旅行するとこんな感じ

空港でも、預けたスーツケースが飛行機に積まれてるっぽいのがなんとなく分かる(左)。もちろん、AirTagは近くにあるiPhoneを経由して暗号化した自分の位置情報を伝えているので、近くにiPhoneがない状態にあると位置を伝えられなくなるが(その場合は、最終的に繋がっていた位置が表示される)、ロストバゲッジになった際に、どこの空港にあるのかぐらいは分かりそうな気がする。空港職員がiPhoneを持って行動していればであるが。Bluetoothの到達距離は見通しのいい場所でも数十mなので、職員が職務中に私物携帯を持つことを禁止されていたりすると、もしかしたら空港内での位置はトレースできないかもしれない。

荷物が手元から離れた通知は頻繁に来るので、あまり多くのモノにAirTagを付けると通知に慣れてしまって、肝心の忘れモノや盗難の通知が来た時に気付かないのではないかという心配はある(中央)。また、MacBook Proは手元に持っていても『手元から離れました』と、通知が来ることが多いので、たとえばスリープが長時間になってディープスリープに入るとBluetoothへの電源が切られてロストした扱いになる……などの事情があるのではないかと思う。持っているのに、手放したように言われるのは分かりにくい。

わが家は、他の家族も位置情報を共有しているので、日本に残った家族の位置も分かる。細かい位置を日々追求するつもりはないが、場所が分かるとなんとなく安心するのは確かである。

上はメルボルン旅行中の妻と娘の位置。妻が私と一緒にいて、娘が別行動をしている状態。こうした状態が常に分かると知らない街での待ち合わせにもとても便利なのだ。

ロストバゲッジしたのに、役には立たなかった

さて、そんな便利なAirTagがあるのに、我々は帰路、メルボルン→シドニーの便で、ロストバゲッジの憂き目に遭った。なぜなら、そのスーツケースにはAirTagを入れていなかったからだ。

シドニーに到着して、バゲッジクレームに行こうとしたら、ラグビーの世界最強チーム、クルセイダーズの選手達に遭遇して、それに気を取られてしまったのが失敗だったのかもしれない(筆者はラグビーファン)。前週、メルボルン・レベルズとの試合で、この週は、シドニーでワラターズとの試合があったようだ。

喜んで有名選手を見ていたりしたら、自分たちのバゲッジクレームに行くのが遅れてしまった。スーツケースは2つ持っていて、ひとつにはAirTagを入れていたのだが、ロストした方の荷物にはAirTagを入れていなかった。

空港係員に聞くと、メルボルン→シドニー便は積み切れなかった時に次の便に積むことがままあるので(そんないいかげんな!)、次の便の荷物も見ろ……と言われて、待ったが出てこなかった。係の指示に従ってシドニー滞在のホテルの住所などを書いて、空港を離れる。

とはいえ、荷物が出てくるまで気はそぞろで観光にも気が入らない。

一泊して、翌日、ホテルを離れ、ボンダイビーチのBillsで遅いブランチを取っている時に、ようやくホテルから『We have received the luggage.』とメールが来た。愛想はないが、我々にとっては嬉しいメールだ。

ホテルに戻ると我々の荷物があった。こういうタグを付けられて配送されてくるのだ。ちなみに、ロストバゲッジは人生で3度目。なぜ、こんなに荷物が毎度どこかに行くのか、そしてその後見つかるのか? 不思議でならない。

このスーツケースにもAirTagをつけていれば、ロストバゲッジした際にAirTagが役に立つかどうかが分かったのに……。次に試す機会があるだろうか? いや、ない方がいいのだが……。

(フリック!編集部)

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