iPhone 14 Proで写真が変わる!旅先ですぐに使える撮影テクニック【プロ直伝】
FUNQスタッフ
- 2023年05月03日
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今年のGWや夏休みは旅行を計画している人も多いのでは?そんな楽しい瞬間を切り取るのに必須なのはカメラですよね。でも、いざ撮影をしてみるとおしゃれな写真がとれず残念な思いをする……なんてことも。
そこでおすすめなのがiPhone。最新機種のiPhone 14 Pro & iPhone 14 Pro Maxでは多くの革新的な機能が追加され、カメラの性能も格段にアップ。サッと取り出して撮っただけなのに、すてきな写真が撮れるんです!
今回はiPhone14Proと一緒に京都フォトトリップに行ってきました。プロから教わる撮影テクニックも紹介!旅先でもすぐに実践できることばかり、ぜひチェックしてください。
◎iPhone 14 Pro & iPhone 14 Pro Maxの詳細は公式HPをご覧ください
iPhone 14 Proで最初にやっておくべきカメラの設定
まずは、iPhone 14 Proで撮影するまえに、カメラ機能を余すことなく使うための設定を紹介します。
構図を決めやすくなる「グリッド」
「グリッド」をオンにすると、カメラ画面の縦と横に2本ずつ線が表示されます。写真をバランス良く撮影するのに便利。
設定方法
「設定」→「カメラ」内にある「グリッド」をオン
最高画質で撮影できる「Apple ProRAW」
iPhone 14 Pro/14 Pro Maxは「ProRAW」で撮影すると4800万画素の画像を撮ることができます。細かい描写まで写し出すことができ、編集して加工したい人におすすめ。ただ、ファイルサイズが大きいため、常時ProRAWというよりは、ここぞ!というときに使用するのが◎
設定方法
「設定」→「カメラ」→「フォーマット」内にある「Apple ProRAW」をオン
映像をキレイに撮影したいなら「4K/30fps」
シネマティックモードで映像を高解像度でキレイに撮影したい場合は、「4K/30fps」を設定します。映画のような質感で映像を撮影したい場合は「4K/24fps」がおすすめ。
設定方法
「設定」→「カメラ」→「シネマティック撮影」→「4K/30fps」または「4K/24fps」をタップ
では、早速撮影していきましょう!
実践!プロ直伝のiPhone 14 Pro撮影テクニック
「一眼レフと遜色ない美しさで、画質に驚いた!」というiPhone愛好家でもあるたのしいカメラ学校を主催する矢島直美さんに、撮影テクニックついて教えていただきました。
今回、撮影のために訪れたのは観光名所が盛りだくさんの京都。美しい日本文化と旅の思い出をiPhone 14 Proで切り取っていきます。
※本記事での画像はすべて編集部が撮影したものです。
食べ物を撮影するときは「望遠」がおすすめ
旅先だけではなく日常でも一番撮影するのは食べ物!という人にぴったりなのは、近寄っても歪みなく撮影できる「標準の2x」〜「望遠の3x」。iPhone 14 Pro/14 Pro Maxのズーム倍率は「2x」が追加され、0.5x、1x、2x、3xと小刻みとなり使いやすくなりました。
撮影方法
通常の「カメラ」で撮影
画面下に表示される「2x」または「3x」をタップ
撮影テクニック
①光の加減を意識
カメラの画面をみながら順光、半逆光、逆光など、光の向きを意識して撮影
ツヤ感やみずみずしいものはとくに、美味しそうに撮影できる光を探すのが◎
②被写体から距離をとって撮影
「1x」で近距離から撮影するとパースがついて歪みやすい。「2x」または「3x」で撮影すると目で見たままの印象で撮れる
『うめぞの茶房』にて、餡を寒天とわらび粉で流し固めた「かざり羹(かん)」を撮影。食べ物は近寄って撮影することが多いと思いますが、「1x」で撮影すると形が少し歪みます。「2x」または「3x」で少し引いて撮影することで歪みにくく、また真上から撮影するとき自分の影が入ってしまう場合も影が入りにくくなります。
【撮影スポット】
うめぞの茶房
肉眼とは違う世界がみえる「マクロ」
「マクロ」撮影は、肉眼では見えない部分まで鮮明にとらえます。ただ近寄っただけでもキレイ。絶妙な色合いもばっちりで、輪郭のエッジもでるのが魅力です。
撮影方法
通常の「カメラ」で撮影
被写体に近づくと自動的にマクロモードに
撮影テクニック
①思いっきり近寄る
マクロ機能は2センチまで寄ることができるので、素材の質感なども表現できます
②自分の影が入らないようにして、撮りたい部分に光が当たっているか確認する
『西陣織 伝統工芸 桝屋高尾』の工房にて、美しい糸や織物を「マクロ」で撮影。織機で織られる糸を撮影すると、宇宙空間のようなまったく別のイメージに。色彩を糸の中に取り入れたオリジナルの金糸「ねん金糸」の残糸や残布でつくられたサンキャッチャーの質感もわかります。
【撮影スポット】
西陣織 伝統工芸 桝屋高尾
工場見学の予約・詳細は公式HPへ
背景や前景をぼかす「ポートレート」
iPhone 14 Pro/14 Pro Maxでは、背景だけでなく前景もぼかして撮影することができます。あとからぼかしを調整することも可能です。
撮影方法
ポートレートで撮影
撮影テクニック
光の加減を意識
倍率やポートレートライティング機能を変えて撮影してみる
こちらは舞妓さん・芸妓さんを旧邸御室にお呼びして撮影した写真です。背景がぼけることで被写体を目立たせることができます。顔にあたる光の加減も意識すると◎
前景をぼかした写真も撮影してみましょう。
木々の間から舞妓さんを撮影し、前ぼけさせることで奥行きを感じる写真になりました。
【撮影スポット】
旧邸御室
F値の調整方法
写真の編集にて、上部に表示されている「f9.0」「f7.0」といったマークをタップ。被写界深度を浅くしたり深くしたりすることで、好みのぼけ感にすることができます。
暗い場所で美しい写真を撮影
Photonic Engine搭載のiPhone 14 Pro/14 Pro Maxでは、少しの光をキャッチして、一瞬の表情をのがさずに撮影ができます。撮っただけなのにプロ並の写真がとれるのがうれしいポイント。
撮影方法
「ポートレート」2xで撮影
ポートレートライティング機能を「スタジオ照明」に設定
撮影テクニック
①玉ボケを活用
光が丸くボケる「玉ボケ」を利用して背景にキラキラした要素を入れる
暗い場所でも肌や服の質感をとらえることができました。後ろの玉ボケもキラキラとうつくしく撮影できています。
雨の日は、濡れた地面の反射を利用するのも◎
カメラを逆さまに持ち、角度をつけて前ぼけで撮影すると雰囲気のある路地の写真が撮れます。
【撮影スポット】
あじき路地
細かい描写まで写し出す「Apple ProRAW」
4800万画素という最高画質で撮影できる「Apple ProRAW」。編集段階で微調整が可能になり、見たままの自然な色味にすることができます。望遠レンズで撮影しなくても、撮った写真を拡大してもキレイに。
撮影方法
通常の「カメラ」で撮影
上部に出ている「RAW」をタップしてオンに
■Apple ProRAWありで撮影
■Apple ProRAWなしで撮影
Apple ProRAWなしで撮影してもうつくしく撮れていますが、Apple ProRAWありで撮影すると、自然に近い色味で撮影できます。加工の幅も広がりますので、あとで編集したい人におすすめです。容量が大きいので、ここぞというときに使うのが良いでしょう。
編集方法
画像編集で、ブリリアンス、シャドウ、コントラスト、自然な彩度を調整して好みの写真に仕上げる
【撮影スポット】
鴨川
動画もおしゃれに撮れる「シネマティックモード」
シネマティックモードでは、まるで映画やミュージックビデオのような動画を撮影することができます。
撮影方法
「シネマティック」で撮影
上の矢印をタップして露出やぼけ感を調整して撮影
カメラに向いている顔に自動でピントが合います。動きもスムーズですね。これだけでもおしゃれな雰囲気の動画に。
【撮影スポット】
旧邸御室
走っても手ブレせずに動画撮影できる「アクションモード」
アクションモードは、撮影者が走るなどして手ブレしていても、ブレをおさえた動画を撮影することができます。
撮影方法
ビデオで「アクションモード」をタップして撮影
「アクションモード」のあるなしで動画を撮影してみましょう。
■「アクションモード」なし
■「アクションモード」あり
アクションモード“なし”は上下に少しブレていますが、アクションモード“あり”はスムーズで滑らかな移動で撮影できています。旅行中だけでなく、こどもの運動会などにも活躍する機能です。
【番外編】リフレクションを使った撮影テクニック
ガラスや鏡、水面などの反射を利用して撮影すると写真が魅力的になり、表現の幅も広がります。
撮影テクニック
グリッドで水平垂直を意識して撮影
水たまりを利用したリフレクション撮影:超広角カメラ(0.5x)で撮影(THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO)
机の反射を利用したリフレクション撮影:通常カメラ2xで撮影(旧邸御室)
ガラスを利用したリフレクション撮影:ポートレート3xで撮影(京都市京セラ美術館)
iPhone 14 Proなら簡単におしゃれな写真が撮れる!
おでかけにぴったりの季節、さまざまな場所や土地で写真を撮ることも増えると思います。ステキな写真を撮れるようになると旅がもっと楽しくなるはずです!サッと取り出してパッと撮ってもキレイなiPhone 14 Pro/14 Pro Maxで、撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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PROFILE
「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。