
アウトドアで役立つ! 花粉症対策アイテム2025

FUNQスタッフ
- 2025年02月26日
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春の訪れとともに、今年もアウトドアシーズンがやってきました。と、同時になんだか鼻のムズムズが増してきて、気のせい、気のせいとごまかして過ごしきれなくなってもきました。花粉症の症状が心配だけれども、やっぱりアウトドアを楽しみたい! それなら花粉症対策のアウトドアグッズを使って、登山やキャンプ、ランニング、釣りなど、春のアウトドア活動を楽しんでみませんか?
まずは花粉症のアウトドアへの影響とおもな症状を知ろう
花粉症は、アウトドア活動を楽しむ上で大きな障害となる可能性があります。その理由と主な症状について、詳しく解説していきます。
アウトドアで花粉症が悪化しやすい理由
アウトドア活動の舞台となる山や森、川辺などは花粉の発生源でもあり、とくに春先はスギやヒノキの花粉が大量に飛散するため、避けるのが難しくなります。さらに、山や高原では風が強く、落ちた花粉が舞い上がったり、遠くから運ばれてきたりすることで花粉との接触が増えます。加えて、登山やキャンプでは長時間屋外で過ごすため、花粉を浴びる機会が多く、症状が悪化しやすくなります。
花粉症のおもな症状
花粉症の症状は多岐にわたり、代表的なものとしてくしゃみ(連続して出ることもある)、鼻水が止まらない、鼻づまりなどの鼻の症状が挙げられます。また、目のかゆみ・充血・涙目やまぶたの腫れといった目の症状もよく見られます。さらに、喉のイガイガ感や痛み、皮膚のかゆみや発疹が現れることもあります。これらの症状が続くことで、頭痛や倦怠感、集中力の低下を引き起こし、日常生活に影響を及ぼすことがあります。
アウトドアで実践できる花粉症対策
花粉症の症状を抑えながらアウトドアを楽しむためには、適切な対策が欠かせません。ここでは、誰でも簡単に実践できる基本的な花粉症対策をご紹介します。
服装で花粉をブロックする
花粉が付着しにくい素材のウェアを選ぶことが重要です。おすすめはポリエステルやナイロンなどのツルツルした素材のジャケット。花粉が付きにくく、付着しても簡単に払えるため、屋外での活動時に最適。さらに、GORE-TEX®素材のジャケットは、高い防水性と透湿性を備え、花粉の侵入も防ぐため、アウトドアシーンに適しています。また、はっ水加工が施されたジャケットは水をはじくだけでなく、花粉の付着も抑えられるため、花粉症シーズンの強い味方に。衣類に花粉が付くのを防ぐことで、帰宅時の室内への持ち込みも減らせるため、対策のひとつとして取り入れましょう。※綿やウールは花粉がつきやすいので、できるだけ避けましょう。とくに外側の衣類には使用しないようにしてください。
花粉が付きにくいウエア
- ツルツルした素材(ポリエステル、ナイロン)のジャケット
- GORE-TEX®素材のジャケット
- はっ水加工ジャケット
花粉症対策には、衣類だけでなく専用アイテムを活用しましょう。フード付きジャケットは、フードを被ることで頭部や首元への花粉の付着を防ぐことができます。また、ツバ付き帽子は、顔に花粉が付くのを防ぎ、首の後ろまでカバーできるサンシェード付きのものがおすすめです。さらに花粉対策用のサングラスを使用すれば、目のかゆみを軽減。通常のサングラスよりも、目の周りを覆うゴーグルタイプのものや、花粉ブロックコーティングが施されたレンズのものが効果的。これらのアイテムを組み合わせることで、アウトドアシーンでも花粉の影響を最小限に抑えられます。
花粉症対策専用アイテム
- フード付きジャケット
- ツバ付き帽子、サンシェード付き帽子
- 花粉対策用のサングラス
マスク&ネックゲイターの活用
アウトドアでの花粉対策には、通気性がよく、花粉カット率の高いマスクを選ぶことが重要です。おすすめは不織布マスクやフィルター付きの布マスク。しっかりと花粉をブロックしつつ、呼吸のしやすさも確保できます。スポーツ向けのマスクは、運動時の息苦しさを軽減しながら花粉も防ぐため、登山やランニング時に最適。洗える花粉対策マスクを選べば、繰り返し使用できて経済的です。洗濯することで清潔に保てるのもメリットです。マスクと併用して、ネックゲイター(バフ)で鼻・口を覆うとより高い花粉防止効果が期待できます。また、ネックゲイターは通気性が良く、息苦しさを感じにくいのが特徴。暖かくなってきたら、マスクの代わりに使用すると良いです。
アウトドアに適した花粉対策マスク
- 不織布マスクやフィルター付きの布マスク
- スポーツマスク
- 洗える花粉対策マスク
- ネックゲイター
事前の薬・サプリで症状を軽減
医師に相談のうえ、アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)など、適切な薬を処方してもらうことで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を和らげられます。症状が出る前から服用することで、より効果的に。また、アウトドアでの活動を快適にするためには、眠気の少ないタイプの薬を選ぶのがおすすめです。登山やキャンプなどで集中力を維持しやすくなるためです。
アレルギー薬の活用
- 医師に相談
- 症状が出る前に服用
- 眠気の少ないタイプを選ぶ
花粉症対策には、サプリメントの活用もおすすめ。乳酸菌は腸内環境を整えることで免疫機能を向上させ、花粉症の症状を和らげる可能性があります。甜茶には抗アレルギー作用があるとされ、花粉症の不快な症状を軽減するのに役立つといわれています。さらに、シソには抗炎症作用があり、くしゃみや鼻水などの症状を和らげる効果が期待できます。じゃばらも注目されており、その成分が花粉症の症状を軽減するといわれています。ただし、これらのサプリメントの効果には個人差があり、科学的に完全に証明されているわけではありません。あくまでも補助的な手段として考え、主治医に相談のうえで利用することをおすすめします。
花粉症に効くと言われるサプリメント
- 乳酸菌
- 甜茶
- シソ
- じゃばら
花粉ブロックスプレー・クリームの活用
花粉症対策として、スプレーやジェルの活用も有用です。静電気防止スプレーを衣類に吹きかけると、静電気による花粉の付着を防止。アウトドアウェアにスプレーしてから出発すると、より効果的です。さらに、花粉ブロックジェルを鼻の周りに塗ることで、目や鼻に入る花粉を減らします。香りが気になる人は無香料タイプを選びましょう。花粉ガードスプレーは顔や首元に直接吹きかけ、こまめに塗り直すことで、長時間のガードも可能です。
- 静電気防止スプレー
- 花粉ブロックジェル
- 花粉ガードスプレー
花粉症対策におすすめのアウトドアグッズ
アウトドア愛好家におすすめの花粉症対策グッズについて、ご紹介します。これらのアイテムを上手に取り入れることで、花粉症の症状に悩まされることなく、春のアウトドアを存分に楽しむことができるでしょう。
クリフメイヤー・花粉ドロップフードジャケットと花粉ドロップアクティブフードJK
春の外出が憂鬱になる花粉。そんな季節にぴったりのアイテムが、クリフメイヤーから登場しました。「花粉ドロップフードジャケット」は、花粉の多い日でも気軽に外出できる、おしゃれで機能的なジャケット。キャンプやフェスなどのアウトドアシーンにも最適です!
花粉をブロックする優れた機能
このふたつのジャケットには、はっ水・防汚加工に加えて静電防止加工が施されており、花粉やホコリが付きにくい仕様。外出先で花粉が付着しても、玄関前でサッと払うだけで落とせるため、家の中への持ち込みを防ぐことができます。
ポリエステル100%の生地は適度な薄さで軽く、春先にぴったりの羽織りやすさ。左胸のファスナー付きポケットや、サイドのフラップ付き2層ポケットが収納力を確保し、スマホや鍵などの小物もしっかり収納できます。
首元のドローコードを締めればフードがしっかりフィットし、顔周りの花粉対策にもなります。
裾部分にはドローコードが付いており、ゆったりしたシルエットにも調整可能。
GRAY、BLACK、BEIGE、GREEN、MULTI COLORの5色展開。価格は9,790円(税込)。春のコーディネートにも取り入れやすいカラーリングが揃っています。
ドルマンスリーブを採用することで、動きやすさを確保しながらも、スポーティーになりすぎず女性らしい柔らかなシルエットを演出。
軽く羽織れるので、デイリーからレジャーまで幅広いシーンで活躍します。裾にはドローコードを配置し、キュッと絞ることで丸みを帯びたバルーンシルエットにもアレンジ可能。気分やコーディネートに合わせてスタイルを変えられます。
カラー展開は、CHARCOAL、BEIGE、LAVENDER、MULTI 1、MULTI 2、MULTI 3の6色。価格は8,690円(税込)で販売中。春のお出かけや公園、レジャーシーンにもおすすめです。
モンベル・シールドグラス
花粉症対策に最適な多機能サングラス。目の周りを効果的に覆う形状により、紫外線や風、ほこりから目を守ります。特筆すべきは、テンプルが6段階、ノーズパッドは鼻幅を自由に調節できる点。これにより、さまざまな顔の形に合わせてフィットさせることができます。また、リアルビューレンズを採用しており、瞳孔の位置にレンズの光学中心が合うように設計されているため、長時間使用しても目が疲れにくいのが特徴です。クリアとライトグレーの2色展開なので、室内外問わず使えるのも魅力。花粉の季節だけでなく、ほこりや風の多い日にも重宝します。価格も3,850円とリーズナブルで、コスパも良好です。
スペック
項目 | 詳細 |
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素材 | (フレーム、テンプル)ポリカーボネート (レンズ)ポリカーボネート・リアルビューレンズ[防曇加工] |
可視光線透過率 | クリア:91%、ライトグレー:37% |
重量 | 27g |
カラー | クリアー(CLER)、ライトグレー(LGY) |
ケースのサイズ | 高さ5.5×幅16.0×奥行き8.0cm |
UVカット率 | 99%以上 |
モンベル・WIC.クールフィールドマスク
花粉や黄砂対策はもちろん、オールシーズン活躍する高機能マスク。通気性に優れた生地を使用しているため、呼吸がしやすく快適に使用できます。さらに、顔のラインに沿う立体裁断と鼻の形状にフィットする樹脂製芯材により、メガネやゴーグルが曇りにくい設計。消臭機能も備えているため、汗をかいてもにおいが気になりません。フィルターが交換可能。紫外線遮へい率90%以上というUVカットなので、春だけではなく、夏のハイキングでも快適に使えます。
スペック
項目 | 詳細 |
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素材 | 表:ウイックロン®クール[ポリエステル]、フィルター:ポリエステル不織布、レーヨン |
平均重量 | 21g |
カラー | グレー(DVGY)、ライトグリーン(FRGN)、ダークグレー(GM)、ブルー(PRBL) |
付属品 | フィルター1枚 |
スペック
項目 | 詳細 |
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素材 | ポリエステル不織布、レーヨン |
カラー | - |
セット内容 | 3枚入り |
そのほか、持ち運びしやすい花粉症対策アイテム
目薬
花粉による目のかゆみや充血を防ぐためには、抗アレルギータイプの目薬を選びましょう。個包装タイプは衛生的で、登山やキャンプなどアウトドアシーンに適しています。クーラーボックスなどで冷やして持参すると、目をリフレッシュできるため、より快適に過ごせます。
鼻スプレー
鼻づまりが気になる場合は、鼻スプレーを携帯すると便利です。鼻のとおりを良くするタイプを選び、使用前に医師に相談して適切な使用方法を確認しておくことが大切。花粉の多い屋外での活動中でも、すぐに使えるため安心です。
ウェットティッシュ
こまめに顔や手を拭くことで、付着した花粉を除去。アルコールタイプのものは、殺菌効果もあるため、衛生面でも安心。ノンアルコールタイプは子どもや肌の弱い人でも使用できます。バッグに1つ入れておくと、花粉だけでなくアウトドアでの汚れ対策としても役立ちます。
ポータブル空気清浄機
花粉が気になるテント内や車中では、小型の携帯用空気清浄機が活躍します。USB充電式のものを選べば、モバイルバッテリーとしても使用できます
花粉除去ローラー
粘着タイプの花粉除去ローラーは衣服に付着した花粉を手軽に除去できます。コンパクトサイズのものを選べば、バックパックに入れて持ち運びしやすく、気になった時にサッと使えます。
これらのアイテムを上手に組み合わせることで、花粉症の症状を大幅に軽減しながらアウトドアを楽しむことができます。ただし、すべてのアイテムを一度に使用する必要はありません。自分の症状や活動内容に合わせて、必要なものを選びましょう。
また、これらのグッズを使用する際は、説明書をよく読み、適切な方法で使用しましょう。特に薬品類(目薬や鼻スプレーなど)は、使用前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
アウトドア後の花粉対策(帰宅後のケア)
帰宅後は衣服や髪、室内環境をていねいにしっかりケアすることで、症状の悪化を防ぎ、アウトドア活動後の花粉症状を最小限に。快適に過ごすことができます。また、次の外出に向けて体調を整えることもできるでしょう。
玄関前で衣服の花粉を落とす
帰宅したらまず、玄関前や庭で衣服についた花粉を払い落とすことが重要です。花粉除去ローラーを使うと、より効率的に。可能であれば、アウトドアで着用した服は玄関で脱ぎ、そのまま洗濯機へ。室内に花粉を持ち込むのを防げます。
シャワーで花粉を洗い流す
体や髪にも花粉が付着しているため、帰宅後すぐにシャワーを浴びるのが理想的。とくに髪の毛は花粉が付きやすいため、しっかりシャンプーしましょう。顔も優しく洗い、目の周りは目薬を使って花粉を洗い流すのもおすすめ。鼻をかむ際も、ティッシュではなく水で洗い流すと刺激を抑えられます。
洗濯物は室内干しが基本
洗濯物を室内干しにするのがベスト。生乾き臭が気になる場合は、室内干し専用の洗剤を使用しましょう。さらに、除湿機や扇風機を活用すると、乾燥時間を短縮できます。外干しする場合は、花粉の飛散が少ない夕方以降に干し、早朝に取り込むのがポイントです。
室内の花粉対策も忘れずに
帰宅後は、空気清浄機を使って室内の花粉を除去しましょう。掃除をする際は、HEPAフィルター付きの掃除機を使用するとよりいいです。床や家具の拭き掃除に静電気が発生しにくいマイクロファイバークロスを使うと、花粉を舞い上げずに除去できます。寝具や布製ソファーもこまめに掃除機をかけましょう。
鼻うがい・のどうがいで花粉を洗い流す
鼻うがいは、専用の器具や生理食塩水を使用すると負担が少なく行えます。のどうがいは、ぬるま湯や市販のうがい薬を使い、30秒ほどしっかり行うのが効果的です。
就寝前の花粉対策で快適な睡眠を
快適な睡眠のためには、寝る前にもう一度シャワーを浴びると安心です。また、寝具に花粉対策スプレーを使用すると、睡眠中の不快感を軽減できます。加湿器を使って室内の湿度を適度に保つことで、のどの乾燥を防ぎ、症状を和らげます。さらに、就寝中も空気清浄機を稼働させておけば、室内の花粉を継続的に除去できます。
花粉症だからといって、アウトドアをあきらめなくてもOK!
花粉症があるからといって、アウトドアを諦める必要はありません。適切な対策を取ることで、春の自然を存分に楽しむことができます。むしろ、外出を控えすぎることで体力が低下し、かえって症状が悪化する可能性もあります。適度な運動と新鮮な空気は、心身の健康にとって重要です。
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