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スキー大国オーストリア:空から町へダイバーシティなスノートリップ

年末年始の旅行計画に、スキー大国オーストリアの魅力を紹介するスノートリップの第3弾。今年から就航を開始したばかりのANA羽田―ウィーン線で入国し、電車で移動したらそこはヨーロッパ随一の山岳リゾート・インスブルック!
インスブルックにある9つのスキーエリアのうち、前回は絶景自慢の「Kühtai」(https://www.kuehtai.info/)、「Axamer Lizum」(https://www.axamer-lizum.at/)の2カ所を紹介しました。その2カ所でさえ市内から20、30kmしか離れていませんでしたが、今回はより近く、街並みそのものを見下ろすようなスキーエリアをふたつ紹介します。1_DSCF0850 まず向かった先は、「Patscherkofel」(https://www.patscherkofelbahn.at/)。Axamer Lizumと同様、こちらもかつて冬季オリンピックの競技コースにも利用された歴史あるスキーエリアです。ベースの斜面からも市内を眺めることができるような近さにありながら、こちらもトップは標高2,247m!
2_DSCF0870 しかし、この日はあいにくの強風により、ベースとトップを結ぶゴンドラが運行停止。それでも、ここでも老若男女、または国籍も問わず、たくさんのスキーヤーが思い思いに滑降を楽しんでいました。
彼らが手慣れたようすで乗りこなすリフトは、日本では見かけないT字型。腰をひっかけたら、そのまま引っ張られるようにして雪面を上がっていきます。吊るされるわけではないので、スキー板が雪面から離れることがありません。このT字型リフトの目的は、費用削減と環境保護。ベースからトップまで勢いよくスキーヤーを運ぶゴンドラやケーブルカーもあれば、こうしてベース付近では自然にダメージの少ない簡易なリフトも。前回も紹介したインスブルックのスキーエリアの魅力、「diversity」の意味が少しずつ理解できるようになってきたのではりませんか?
3_DSCF0881 オーストリアのスキーエリアに共通する、ガラス張りの休憩施設に豪華なレストラン。ここでもチロル料理でお腹を満たしたら、今回のスノートリップで最後となる目的地に向かいましょう。名物スキーエリア「Nordkette」(https://nordkette.com/en/)へ!
4_DSCF0892 最大の特徴は、市内中心部、それも観光客で賑わう旧市街からダイレクトにアクセスできること。このために、インスブルックでは板を担ぎ、ブーツ姿で歩くスキーヤーを見かけることも少なくありません。標高560mの市内から標高2,334mの山頂まで、ケーブルカーやゴンドラをつないでいくだけ! そのうえ駅舎を手がけたのは、新国立競技場のデザイン案をめぐって日本でも物議を醸した建築家、故ザハ・ハティド氏。美しい流線型のデザインは、それだけオーストリアの人々のスキーに対する思いの強さの表れかもしれません。
5_DSCF0898 5_DSCF0912 美しい旧市街の街並みに、市内を貫く水色のイン川。この絶景を眺めながら、眼下の街に向かって滑降していけるのがNordketteというスキーエリアです。
6_DSCF0929 初級者コースなら1km程度ですが、中級者コースなら9km、上級者コースで5kmという総距離。街着のまま、ひと滑りに来たという若者も多数見かけました。
8_DSCF0944 街とこれだけ近い距離にありながら、高所にあるがゆえの大絶景。それでいて施設やサービスが僻地のように低下することもなく、むしろ高級リゾートクラスに上質なのが、インスブルックの大きな魅力といえるでしょう。万が一の事故に遭ってしまっても、街からすぐにヘリコプターが飛んできてくれるのも、この街との近さならではです。
9_DSCF1126 市内と9つのスキーエリアを結ぶスキーバスに乗ったら、あとは宿で旅の疲れを癒しましょう。インスブルックでは、ビジネスホテル風のホテルでも乾燥室やギア倉庫が備え付けられているのが一般的。ダイバーシティのあるインスブルックのスキーエリアはまだ半数以上を残しますが、せっかくここまで来たのだから、市内の散策も楽しみたいというのが旅人心理。次の回では、スノートリップといはいえパスするにはもったいない、市内散策について紹介します。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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