山装備、全部見せてください!【vol.2】-甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳2泊3日テント泊の場合
PEAKS 編集部
- 2015年08月27日
隣の人の鞄の中身が気になる。それは、山でも同じこと。
どんなルートを、どんな装備で登るのか? 参考にしたい、山好きの鞄の中身を大公開します。
合言葉は、「バックパックの中身見せてください!」
今回、バックパックの中身を見せてくれるのはこちらの方! 背負子、アナログ高度計、無線機など、独自の道具選びが特徴的な橋本さん。幼少期からアウトドアの世界に憧れていたという、彼のスタイルに迫った。
橋本さんが選んだ「甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳2泊3日テント泊」の装備はこれ!
「小学校の頃から、アウトドアにすごく憧れていたんです。」
そう語る橋本さんは、誰かの影響からではなく、幼少期からなぜか登山や自転車などのアウトドアアクティビティをカッコイイと思っていて、いつかやりたいと考えていたそう。高校時代に近所に大型のアウトドアショップがオープンしたことが転機になり、アウトドアの世界へ。
「最初に足を運んだのは箱根の駒ヶ岳です。地元の埼玉県から登山口まで自転車を漕いでいって、そこから登ったんです。帰りは輪行バッグに自転車を入れて電車で帰りました。山にはそこにしかない多様な景色があって、とにかく楽しかったですね」
初めての山行にも関わらず登山口まで自転車でアプローチする。珍しいスタイルではあるが……
「できる限り自分の力で行動したいんです。だからカヤックもやってみたいし、いずれ狩猟免許も取りたいと思っています」
“人力”をモットーとする彼が選ぶ道具には、強いこだわりが光る。その独特のラインナップからは彼の個性がはっきりと見て取れる。
中身の前に、まずはバックパックとシューズから拝見
愛用するバックパックはエバニューのオレンジボーン&シートゥサミットのハイドローリックドライパック65L。シューズはホグロフスのロックレジェンドミッドGTをセレクト。
「自転車も積めるし、磯釣りでクーラーボックスも担げます。シューズは、急峻な山を登るにはソールが少し柔らかいですが、自転車を乗るときにも使いたくて購入しました。防水性もあります」
編集部が気になったものをPickUP!
橋本さんのバックパックの中身の中でも、特に目立っていたのが、こちらの4点。フィルムカメラ、アナログ高度計、背負子、アマチュア無線など、一風変わった道具ばかりだ。
「道具は長く使えるものを吟味しています。調べているうちに、ついマニアックなものにたどり着いてしまって(笑)」
1.何かと便利な多用途カラビナ
ITW NEXUS社製のグリムロック。「耐熱強化プラスチック製で耐荷重は約22㎏。バッパックのチェストストラップにも固定できて使い勝手がバツグンです」
2.ドキドキ感が味わえるフィルムカメラ
オリンパスのOM-1。「フィルムカメラが欲しくて、高校時代に購入しました。アナログな所も好きですが、現像するときに味わえるドキドキ感がたまりません」
3.山でも活躍するアマチュア無線機
八重洲無線のVX-8。「他の人との交信に加え、ラジオも聞けるし、GPS機能もあるので山行中にルートが心配になれば現在地を把握することもできます」
4.山行に欠かせないミル挽きコーヒー
ポーレックスのコーヒーミルなどのコーヒーセット。「10代の時に、親戚のおじさんからエスプレッソメーカーをもらって以来、コーヒーにハマりました」
もともとプロダクト好きということもあり、道具を単なる手段としてではなくそれ自体も楽しんでいる橋本さん。携行する道具の面々には、彼なりの山への姿勢がよく表れていた。
★橋本さんのそのほかの山道具は、PEAKS 9月号にて全公開中!
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。