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あの“ラピュタパン”を山で食す!「私の山ごはんを変えた」愛用ツールと絶品レシピ

山で何を食べるか。それはそれは、大きな問題だ。山での食事は、うまい。しかし、山メシは日々の食事とは違って、「食べたいものを食べたいように」という訳にはいかない。燃料も食材も燃料も限られる。まさに“山メシは道具ありき”である。

そんな本来縛りだらけの山での「食」に味をしめ、山で食べることを楽しみに、山に登る人もいる。それは制約があるからこその美味、なのかもしれない。自由度の低い山のメシには、工夫が生まれる。よりベターな道具を選んだり、下準備を考えたり……自分なりの創意工夫の結果として自然の中でとる食事は、決して普段の生活では味わえない格別の味わいだ。

そこで『PEAKS』編集部は、山料理の腕に定評のある達人3人に、愛用ツールとそのツールが叶える絶品レシピを聞いてみた。それぞれの工夫を凝らしたセレクトとアイデアレシピは、ぜひ次の山行の参考にしてほしい。ちなみに達人たちの山メシがもっと見たいという人は、『PEAKS2月号』で「山の旅メシ」を特集しているので、そちらもどうぞ。

メインもサブもひとつでOK【ロッキーカップ】

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アウトドアショップでの販売員経験もある登山歴7年のライター山畑理絵さんは、山道具の使いこなしもピカイチ。シェラカップよりも円筒に近い形状のロッキーカップを愛用し、ここ2年くらいは、ひとりの分調理であれば、この3種類のカップだけで完結させているという。

「魅力はいろいろとありますが、まずシェラカップのように上開きではなく、形は深さがあり円筒に近い形状になっていること。ひとり分の煮込みや汁物の調理がしやすく、深型600は半分に折った棒ラーメンや、あらかじめ小分けにしたうどんなどが問題なく煮込めるし、深型480は1人前のごはんモノに最適です。深型250はおもにスープやドリンクなどに使いますが、調理のサブツールとしても役立ちます」

このツールでつくるのは……「水餃子ラーメン&モヤシのピリ辛ナムル」

上記3点を使ってつくるレシピが「水餃子ラーメン&モヤシのピリ辛ナムル」。メインもサブも具だくさんで、満足度も高い。ひとり分なら深型600 でラーメンも可能。麺は半分に折って投入すればOK。

山のオトコ飯を豊かにする【フライパン付きクッカーセット】

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自然系プログラムやイベントなどのプロデュースや企画運営、企業向け研修などを行なう「Be-Nature School」を企画運営する長谷部雅一氏は、フライパンをレコメンド。「ウマい」「大盛」「簡単」の3つの大原則を追及すると、どうしても鍋を使うラーメンやパスタなどのゆで物系や、お湯で戻す系がメニューの大半を占めてしまいがちだ。そこにフライパンというツールを投入するだけで、メニューの幅が格段に広がると話す。

「フライパンを活用したいなら、2~4人用のクッカーセットを使うのがオススメ。フライパンの幅が深型クッカーよりも広くなるので調理がしやすくなります」

このツールでつくるのは……「ラピュタの目玉焼きパン」

フライパンがあれば、山であの名シーンを再現することも可能だ。大切な“タマゴ様”の運搬はトランギアの「メスティン」にペーパーを敷いて慎重に。オトコ飯はもちろん、気になる女の子との山行でも喜ばれること間違いなし。

ミニマム装備でもここまでできる【ソロクッカーセット】

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自然好きユニット「noyama」の一員として活動し、山梨県北杜市で自然派レストラン「DILL eat,life」を夫婦で経営する料理研究家の山戸ユカさん。彼女にかかれば、山メシ究極のミニマムセット、ソロクッカーセットで驚くほど豪華な食事が実現。愛用するクッカーは直径11.2cmのチタンのもので、ソロ用としてそれほど小さいものではないが、生の食材を使った調理にこだわる山戸さんには、丁度いい大きさだという。

「私のレシピは野菜が多く、どう持ち運ぶかもポイント。根菜はともかく葉物などを潰さず山に持って行くためには、クッカーに詰めてしまえばその問題も解決します。」

このツールでつくるのは……「鶏の柚子味噌鍋とネギ雑炊」

寒い季節に山でほおばる鍋は、至福の一言。食材をクッカーに詰めていけば潰れる心配もなく、調理も簡単。ほかの道具を軽くしても、食を優先し、具だくさんの鍋を楽しむ。そんな食に対する妥協なき登山が、あってもいい。

(ヨシザワ)

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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