地上で味わえない味がそこにある。山でたしなむ“酒とアテ”最強レシピ
PEAKS 編集部
- 2016年01月27日
うまい酒を飲むために山に登るか、山を堪能し尽くすために酒を飲むか……。とにかく山で飲む酒は、一度味わったらやめられない“深さ”がある。というわけで、『PEAKS2月号』から飲み助系登山家の皆様に贈る、山でキメたい簡単おつまみレシピを3酒類ごとにご紹介。どれも超がつくほど簡単だが、相性は抜群。より酒が進むこと請け合いだ。次の山行での宵(酔い)のお供に、どうぞ。
1.ビール×ローズマリーとスモークナッツ
キャンプ料理の定番スモークを山用に! ローズマリーは日持ちするうえに、料理のグレードを簡単にあげられる食材なので、ぜひレシピに取り入れてみてほしい食材だ。スモークチップではなく、熱源が必要ないスモークウッドを使えば、山でもフライパンや鍋を利用したお手軽スモークが楽しめる。途中で火が消えないコツは、ウッドの角ではなく、面にしっかりと火をつけること。
[材料]
ミックスナッツ …… 1袋
ローズマリー …… ひとつまみ
岩塩 …… ひとつまみ
[作り方]
ミックスナッツをスモークし、ほぐしたローズマリーといっしょにジッパー付きの袋でなじませる、器に盛って、仕上げに岩塩をかける。
2.ワイン×パプリカとシメジのアヒージョ
火が少しでも強いとアンチョビやニンニクが焦げやすいため、トロ火ができるバーナーを選びたい。トロ火でじんわりと温めながら食べることができれば、ずっと熱々のおいしい状態を保ちながら楽しめる。オイルはパンにつけるなどして、最後の一滴まで味わいたい。
[材料]
パプリカ(赤・黄) …… 1/8個ずつ
シメジ …… 1/2房
オリーブオイル …… 大さじ4
アンチョビペースト …… 小さじ1
ニンニクチューブ …… 少々
塩コショウ …… 適宜
[作り方]
パプリカを1cm角に切り、シメジも同じくらいの大きさにカットする。オリーブオイルを入れた鍋にチューブのニンニク、アンチョビ、塩コショウを入れ、弱火にかける。オイルが温まってきたらパプリカとシメジを入れ、火が通ればできあがり。フランスパンにのせて食べると美味!
3.ウイスキー×アンチョビバター
じっくりと熟成されることで旨味が増すウイスキーには、じっくりと時間をかけて作るつまみが好相性。山で贅沢にのんびりしたいとき、ゆっくりといただきたい、大人の味わい。冷えているときは固いが、暖まると大変なことになるので、アルミホイル+保冷バッグ+ジッパー付き袋に入れて持ち運ぼう。
[材料]
アンチョビフィレ …… 2枚
有塩バター …… 50g
[作り方]
柔らかくしたバターにアンチョビのフィレを混ぜてラップで包み、四角く成型する。冷えて固まったらサイコロ状に切る。お好みでハーブやナッツを混ぜ込んでもおいしい。パスタや米と合わせて、油や調味料代わりにも。
○レシピを教えてくれたのは……
WILD-1スタッフ 藤本百子さん
カヤックとスキー旅をこよなく愛し、夕日の沈む風景の中で過ごすひとときがなによりの幸せだと話す、WILD-1 を代表するアウトドア料理の達人
(ヨシザワ)
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。