あなたの山装備、全部見せてください!【vol.7】-加入道山~大室山の避難小屋泊の場合
PEAKS 編集部
- 2016年02月18日
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バックパックに何を詰めているかで、“その人”がわかる!? どんなルートをどんな装備で登っているのか、 個性豊かな山好きの鞄の中身を大公開! 今回は出産をきっかけに山行の楽しみが180度変わったというママさんが登場します!
根本さんが選んだ「加入道山〜大室山の避難小屋泊」の装備はこれ!
根本さんは、もともと沢登りやアイスクライミングなど、ハードな山行を好んでいたという。それが出産を機にスタイルは180度変わり、もっぱら5歳の息子さんとのゆるふわハイキングとのこと。山の楽しみは半減してしまった?
「これがすごく楽しいんです。大人が持っているあれはダメ、これはダメといった固定観念が子どもには全然なくて。本能の赴くままに歩き、動き、喋るので、逆に気づかされることが多いんです。行き先も、これまで目を向けていなかった易しいルートや短いルートや平坦なルートを選ぶので、それを探すのも楽しいし、実際行ってみてもおもしろい。山ってどこでも楽しいんだな、って思うようになりました」
親子で山を楽しむ上での必須アイテムは?
それまでとはまったく違った視点での山行を楽しむ根本さん。親子登山を安全に楽しむためのポイントを聞いてみたところ、子どもの荷物(あるいは子ども)を背負う可能性があるので、つねにそれは覚悟しています、と返ってきた。
「また子どもは歩くのが遅いので、下山時に暗くなってしまうこともあります。ヘッドランプはテントの中で使用するレベルのものではなく、より光量のあるものにしています」
根本さん愛用のバックパックとシューズ
昨年には仲間と外遊びグループを立ち上げた。今では20名弱の親子がメンバーになっているという。
「バックパックは、7年ほど前に購入したマックパック。クラシカルながらも主張あるデザインが気に入っています。アズテックの生地は丈夫なので藪漕ぎもOK !シューズは、4年ほどの付き合いになるスカルパ。私の幅広の足にも合うブーツ。普段はローカットシューズを履いていますが、今回はアイゼンの使用も考えてハイカットにしました」
編集部が気になった山装備をPickUP!
根本さんのアイテムの中で目立っていたのは、図鑑や草木のハンドブック。
「ウチの場合、図鑑がマストです。とくにキノコは楽しいですよ。食べられますから! 『あっ、なんとかダケだー!』なんて喜んだりして。オススメですよ」
そのほかに編集部が注目したのは、こちらの4点。
1. 見た目も機能も秀逸。お気に入りの水筒
フランスのブランド・グランテトラの水筒(1リットル)。「昔、夫が使用していたものです。クラシカルなデザインに加えて、頑丈さと使い勝手を兼ね備えています」
2. 小型・軽量で携行性◎ 湯沸かしに最適
エスビットの固形燃料とハイランドデザインのクアトロストーブ。「予備で持っているのですが、お昼にお湯を沸かす際によく使っています。なにかと便利です」
3. 3本指がポイント。オリジナルの手袋
ネパールの友人にオーダーして作った毛糸の手袋。「5年くらい前からアイデアがあって作ったものです。5本指より温かく、ミトンより操作性に優れています」
4. 低コスト&お手軽。自作の行動食
グラノーラとマシュマロで作ったグラノーラバー。「グラノーラの上にマシュマロをのせて電子レンジで1分!簡単ですし、自分好みにできるのでオススメ」
★根本さんのそのほかの山道具は、PEAKS 2016年2月号にて全公開中!
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。