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「穂高岳山荘」北アルプスの山小屋完全ガイド

登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!

奥穂高岳登山の最前線基地

3,000mに欠けることわずか4m、奥穂高岳直下の「白出のコル」。ほぼ3000mの高さに穂高岳山荘は建っている。ただでさえけわしい奥穂高岳、この小屋がなければ、登山の難易度はかなり上がっていただろうという場所に穂高岳山荘はある。

小屋の創立は1925年。地元上宝村の山案内人(ガイド)だった今田重太郎氏が、奥穂高登山の拠点として「穂高小屋」を建てたのが始まりだ。今田氏は穂高の登山に多大な功績を残した人物で、岳沢から前穂高岳に至る登山道「重太郎新道」にその名が残されている。重太郎新道上、前穂高岳直下の「紀美子平」という地名も、今田氏の娘の名前にちなんだものだ。

穂高の高地にありながら、昔から先進的な取り組みに熱心で、早くも1977年には風力発電、1984年には太陽光発電を取り入れている。また、穂高の風景を撮影したオリジナルビデオの制作に取り組んだり、クレジットカード精算を導入したり、なにかと話題の多い山小屋でもある。

現在の主人は、三代目となる今田恵氏。代々個性的な面々の支配人とともに、奥穂高岳登山の安全を守り続けている。

穂高のオアシス“太陽のロビー”

玄関を入ってすぐ右手、ストーブを囲んで椅子が並べられたスペースは、穂高岳山荘のモダンなイメージを決定づけるシンボル的な空間だ。

「太陽のロビー」と名付けられたこのスペースができたのは、もう30年ほども前の1987年。山小屋での時間を可能なかぎり快適に過ごしてほしいという、先代主人の今田英雄さんのこだわりをかたちにしたもので、当時の山小屋としては画期的ともいえる設備だ。

東に向いた大きな窓からは、午前中、これでもかというくらい陽が差し込み、室内なのにまぶしいくらいに明るい。

いっぽう夜は、薪ストーブを囲んで音楽を楽しむこともできる。ここが3000mの高さにあることを忘れてしまうような空間だ。

穂高岳山荘では、山小屋としてはめずらしくフリーWiFiも導入。携帯電話の電波がつながらなかったとしても、ここで天気予報やメールもゆっくりチェックできる。

悪天候で停滞するときの居場所とするのもいいけれど、天気がいい日にこそ、つい長居してしまいたくなるロビーなのだ。

大型テレビあり

天気予報やニュースなどもこれで見られる。悪天候で停滞しているときなども時間つぶしになる。

飲み物はセルフで

太陽のロビーに置かれたセルフサービスコーナー。¥200でコーヒーや紅茶を自由に飲める。

CDはクラシック中心

CDラックの中身はバッハ、モーツァルト、ショパンなどが多い。やはり山小屋はクラシックか。

薪ストーブ

夜は薪ストーブが雰囲気を盛り上げてくれる。気のおけない仲間とウイスキーでもやりたいところ。

館内施設

居心地のいい図書室

夕方には窓から明るい日が差し込み居心地最高。マンガから写真集まで蔵書は豊富。シーズン中は書棚がいっぱいになる。

風の強さを利用

風の通り道となる地形を利用して、風力発電も行なっている。必要な電気の3分の1はこれと太陽光でまかなっている。

診療所がある

夏の間、岐阜大学医学部が診療所を開設している。診療所は、シーズンオフには冬期小屋として利用。

靴札あります

玄関を入ると靴札が。登山者同士で靴を間違えないようにするための細やかな心遣い。

エンジン乾燥

発電室の隣が乾燥室。発電機が発する熱でウエアや靴の乾燥を行なう一石二鳥システム。

食事

朝食

穂高岳山荘の朝食といえば、岐阜高山の郷土料理「朴葉味噌」。これを卓上であぶっていただく。定番かつオリジナルなメニューとして有名。

夕食

この日はさばの塩焼き、パスタ、ポテトコロッケ、豚角煮、大根煮、仙台麩、野菜サラダ、フルーツなど。ご飯とみそ汁はおかわり自由だ。

お土産・売店

受付横にある売店コーナー。軽食、飲み物、Tシャツなどのオリジナルグッズのほか、写真集やポストカードなども販売している。山荘スタッフが制作した、穂高の山々を収録したDVDなども。

部屋

2階の客室には「北岳」「乗鞍岳」など山の名前が、1階は「こまくさ」など花の名前がつけられている。上は畳敷で定員6人の「笠ヶ岳」、下は半分が二段式になった「浅間山」という部屋。

洗面所・トイレ

本館奥にある宿泊客用トイレ。外には外来トイレもある。

一般の旅館のような洗面台。ただし水流は弱く、余計な水を使いすぎないように。

テント場

山荘の涸沢岳側斜面。段々畑のようなテント場でスペースは広くない。混み合う時期は早めに到着を。

DATA
設営数:30張
利用料:1,000円/人
水場:山荘(テント泊者は無料)
地面:砂利、岩、木床
トイレ:あり

「穂高岳山荘(ほたかだけさんそう)」の基本情報

設備

テント場:あり
水場:なし
個室:あり
自炊室:あり
乾燥室:あり
お風呂:なし
生ビール:なし

営業期間

4月下旬~11月初旬

電話・電波

ドコモ:良好
au:不安定
ソフトバンク:通話不可
公衆電話:あり

収容人数

250人

標高

2,996m

宿泊料金

1泊2食:9,800円
素泊まり:6,600円
お弁当:1,000円

連絡先

090-7869-0045
www.hotakadakesanso.com

※2018年2月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

出典

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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