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「わさび平小屋」北アルプスの山小屋完全ガイド

登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!

暑さを忘れさせてくれる小屋

新穂高温泉から双六岳方面、笠ヶ岳方面へ向かう玄関口として重宝されている山小屋が、わさび平小屋だ。登山口から小屋までの登りはほとんどないため、登山客以外の宿泊客も訪れる。

本格的な登りを始める前の前泊に使えば、涼しい朝のうちに登り始めることができるし、下ってきてから宿泊すれば、お風呂でゆったりと汗を流した翌日に下山するという贅沢な過ごし方もできる。また、ブナ林からの湧き水を利用した名物のそうめんとコーヒーは格別なので、昼食のためだけにでも立ち寄る価値はある。標高は1,400mほどで、紅葉の時期は周囲の山々よりも少し遅い10月後半がピーク。色づいたブナ林の中に一泊すれば、山の新たな魅力に気がつかされるだろう。

館内施設

新穂高温泉から約1時間

新穂高温泉の登山口からわずか1時間でたどり着く。ブナ林に囲まれた環境は下界とは別世界。脚力に自身のない人や子連れでも楽しめる。

食堂兼談話室

沢で汲まれた水を使ったおいしい食事が楽しめる食堂。食後はそのまま談話室になる。

乾燥室

発電機の熱を利用した乾燥室はよく乾くので登山者に好評だ。宿泊客のみが使用可能。

食事

手作りの料理も小屋の名物。メインはイワナの塩焼き。サイドの肉じゃがやサラダに加え、そばも提供されるなど、ボリューム満点。

夏場に訪れたなら、ぜひ食べてほしいのがそうめん。沢沿いの山小屋ならではのメニューだ。街で食べるのとはまったく違う味わい。

お土産・売店

お土産はオーソドックスな品揃え。ポストカードは10枚セットがお買い得。

部屋

部屋のタイプは大部屋と小部屋。窓を開ければブナ林の森で寝ている気分を味わえ、登山口からわずか1時間とは思えない開放感を感じられる。

テント場

テント場までは小屋から徒歩1分。こちらも小屋と同様、ブナ林に囲まれている。

DATA
設営数:30張
利用料:800円 /人
水場:小屋にあり
小屋からの時間:徒歩1分

お風呂もあり

沢の水を引いて沸かしたお風呂も人気。寒い時期はもちろん、暑い時期も汗が流せるのはうれしいかぎり。立ち寄り湯はなく、宿泊客のみ利用可能。

「わさび平小屋(わさびだいらごや)」の基本情報

設備

テント場:あり
水場:あり
個室:なし
自炊室:あり
乾燥室:あり
お風呂:あり
生ビール:あり

営業期間

7月上旬〜10月中旬

電話・電波

ドコモ:通話不可
au:通話不可
ソフトバンク:通話不可
公衆電話:あり

収容人数

60人

標高

1,400m

宿泊料金

1泊2食:8,800円
素泊まり:5,800円
お弁当:800円

連絡先

0577-34-6268
www.sugorokugoya.com

※2018年2月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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