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「大日小屋」北アルプスの山小屋完全ガイド

登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!

ランプとギターの小屋

「大日小屋のスタッフはイケメン揃いだよ~」。室堂で出会ったおばちゃんにそう吹き込まれ、歩くこと約5時間。奥大日岳、中大日岳を越えていくと、大日岳のふもとに大日小屋が見えてくる。

立山・剱エリアのなかでも、この大日連山は通好みの場所で、しかも、最高峰の奥大日岳まで登る人はいても、その先の大日岳まで足を延ばす人は多くない。そんな静かな場所に大日小屋はある。

オーナーの杉田健司さんは、夏の3カ月間は大日小屋で働く一方で、小屋閉め後は富山県にあるギター工房でギター職人として働くというふたつの顔を持つ。杉田さんの工房に入門してきた若いお弟子さんたちは、夏になると自動的に山小屋のスタッフとして働くこととなる。さすがギターにほれ込んだ男たち、スタッフはイケメン揃いだ。

小屋からは剱岳が目の前。小屋から20分で大日岳頂上に行くことができ、そこからの眺望もバツグンだ。味のある小屋の雰囲気が気に入ってリピーターも多いとか。夏の間、北アルプスの雄大な自然に囲まれてすごしたスタッフが丹精こめて削ったギターの音色は、登山客にもステキな夢をみせてくれるに違いない。

どうしてギターが飾ってあるの?

大日小屋のお楽しみは、なんといってもギター職人によるアコースティックライブ。夕食の時間に「このあと、ライブやります」という流れになることが多く、開催は不定期だ。夕食の片付けが終わると、壁にかかっていたギターがはずされ、いよいよスタッフによるアコースティックライブがスタート。

会場はランプの灯りに照らされた小さな山小屋と、舞台もバッチリだ。職人が自ら削ったギターで実際に音楽を演奏するのを聞くことができるなど、めったにない貴重な機会。忘れられない思い出の一夜になること間違いなし。ぜひ一度大日小屋を訪れてみてはいかが?

ライブ演奏はイケメンのお弟子さんが弾いてくれることがほとんどだが、まれにオーナーの杉田さんが弾くことも。

小屋で聞いたギターの音はとても心地よく、ほかでは味わうことができない経験になるだろう。

弾き語りのイメージが強いギターだが、大日のギターはそうではない。ライブでもわかるように、 ギターの演奏1本勝負。 純粋にギターが奏でる音を楽しむことがコンセプ トとなっている。

SUGITA KENJI Acoustic Guitars

2006年、ギター製作への想いをより高いレベルに昇華すべく自身の名を冠して立ち上げた。

SUGI CRAFT[大日ブランド]

大日小屋のスタッフが働く工房がこちらの「スギクラフト」。創立して20年、現在までさまざまな取り組みを行なっている。

館内施設

窓を開けると……

小屋の目の前には剱岳!裏手にまわると大日岳がそびえたち、富山湾が見渡せる。隠れた絶景ポイントなのだ。

ランプと音楽の食堂

あたたかなランプの光が灯された食堂では、SUGI CRAFTのギターを使用したアーティストのCDが流れている。

雰囲気のある暖炉

休憩室も兼用する食堂には暖炉が。薪がパチパチと燃える様子は見た目にもあたたかだ。

女性にやさしい更衣室

男女いっしょのかいこ部屋でも着替えに不便がないよう、更衣室が設置されている。

乾燥室はないけれど……

小屋の入り口横には、靴置き場と物干し場がある。濡れたものはここで乾かそう。

食事

朝食

スクランブルエッグ、りんごひと切れ、付けあわせに地元で採れた山菜が使われている。

夕食

白身魚のタルタルソースがけ、レンコンの天ぷら、パスタ、炒め物、小鉢に具だくさんの味噌汁つき。

部屋

部屋はこうしたかいこ部屋を2部屋用意。床は畳仕様なのでとても眠りやすい。大人が横になって足を伸ばして眠るスペースがしっかりと確保されている。基本的には相部屋で間仕切りもないため、着替えのときには更衣室を活用したい。

洗面所・トイレ

小さな手洗い場はあるが、水は天水を利用しているため飲用できない。行動中に携行用の水は、受付横の有料水を購入しよう。

男女共用のトイレは小屋の廊下の一番奥にあり、汲み取り式。

お土産・売店

大日小屋オリジナルTシャツと手ぬぐいは種類も豊富でセットで買うと200円引きに。食堂で流れているCDも購入可能だ。受付横に設置された飲用水は、水筒・ペットボトル用で500mlにつき100円。

「大日小屋(だいにちごや)」の基本情報

設備

テン場:なし
水場:なし
個室:なし
自炊室:なし
乾燥室:なし
お風呂:なし
生ビール:なし

営業期間

7月上旬〜10月上旬

電話・電波

ドコモ:不安定
au:通話不可
ソフトバンク:通話不可
公衆電話:なし

収容人数

36人

標高

2,425m

宿泊料金

1泊2食:10,000円
素泊まり:6,000円
お弁当:1,200円

連絡先

090-3291-1579
http://www.dainichigoya.jp/

※2018年2月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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