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「平乃小屋」北アルプスの山小屋完全ガイド

登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!

渡船を操るお父さんの小屋

黒部の奥地にありながら、平乃小屋は「山小屋」というくくりにしてしまうには少し違和感がある。イワナの職漁師の家系に育った佐伯覚憲さんは、もちろん渓流釣りの名人。その名人を慕ってくる釣り愛好者が多い宿だからかもしれない。建物に入ると、山小屋というよりも知り合いの家を訪れたような気がする。ログハウス調の居間には、本や釣竿、酒瓶が並べられており、ご主人の趣向が伺える。

平乃小屋には「渡船業務」というもうひとつの顔がある。ダムができる以前にあった「平の渡し」という橋が水没してしまって以降、奥黒部方面への登山道は途切れてしまった。そこで、電力会社からの補助のもと、登山者に無料で渡し舟を提供しているのだ。期間中、1日4〜5往復。一日も休まず、登山者の交通を確保し続けてくれている。

館内施設

食堂兼リビングスペース

小屋のメインルームは、薪ストーブのある吹き抜けの広い居間。窓際の望遠鏡は、対岸に渡船の利用者がいるかどうか確認するために使う。

熊の毛皮

食堂の壁。黒部伝説の猟師・遠山品右衛門の拠点がゆかりの小屋であることを感じさせる。

トイレ

水周りもきれいで使いやすい。宿泊者が少ないときはお風呂のサービスも。

食事

朝食

朝食は切り干し大根の煮物やレンコンの炒め物など、シンプルながら家庭の味。夜アルコールを摂りすぎてしまった身体にも優しい。

夕食

平乃小屋では、食事を満喫したい。地のものを知り尽くしているから出せる味。日によって名物のイワナやニジマスの刺身が出ることも。

お土産・売店

ここでしか手に入らない、イワナの燻製。100円/cmで切り売りしている。ほかに、手づくりのマグネットなど。

部屋

2階の東向きの客室は、黒部湖を望むことができ、ベランダがついて落ち着くにはベストな場所。客室はすべて2階にあるつくりになっている。

2階西側の客室は、大人数が入ることが想定された部屋。2段ベッド状になっており、一度に10人が泊まることができる。

布団はひんぱんに干されており、いつでもふかふかだ。

小屋を知るには

小屋主の本、あります

職業イワナ釣り師の家系の佐伯家3代と、現在の湖底にあったころからの小屋の変遷を追ったドキュメント。この本を読むと、平乃小屋を訪れたくなる。

「平乃小屋(たいらのこや)」の基本情報

設備

テン場:なし
水場:あり
個室:あり
自炊室:なし
乾燥室:なし
お風呂:あり
生ビール:なし

営業期間

6月下旬〜10月末

電話・電波

ドコモ:良好
au:通話困難な場合が多い
ソフトバンク:通話不可
公衆電話:なし

収容人数

60人

標高

1,500m

宿泊料金

1泊2食:¥9,500
素泊まり:¥6,500
お弁当:¥800

連絡先

090-2039-8051

※2018年2月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

出典

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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