「早川尾根小屋」北アルプスの山小屋完全ガイド
PEAKS 編集部
- 2015年04月24日
登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!
縦走ならここで1泊
早川尾根に建つこぢんまりとした小屋。鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳を結んで延びる早川尾根にあり、それらを縦走する際には欠くことができない貴重な存在だ。
というのも、早川尾根のアップダウンは地図で事前にシミュレーションした想定をはるかに超えるハードさだからだ。無理をせず、ここで1泊するのは、賢い計画といえよう。
周辺には熊が出没することがあり、食材の荷上げもままならないことから、食事の提供は難しいという。食材、調理用具、食器を携えた昔ながらの登山スタイルなら安心。小屋に泊まれば、かさばるテントを持ち運ばなくてもいいのだから。
登山道を挟んで広がるテント場。15張ほど設営でき、ひとり400円。混雑時には譲り合って、気持ちよく過ごそう。
入口の土間から居室までがひとつの部屋になっている、シンプルな造り。食事は、畳にテーブルを出す。
「早川尾根小屋(はやかわおねごや)」の基本情報
設備
テント場:あり
水場:あり
個室:なし
自炊室:なし
乾燥室:なし
お風呂:なし
生ビール:なし
営業期間
7月上旬~10月中旬
電話・電波
ドコモ:通話不可
au:通話不可
ソフトバンク:通話不可
公衆電話:なし
収容人数
20人
標高
2,400m
宿泊料金
素泊まり:3,500円
連絡先
0551-28-8173
アクセス
北沢峠から5時間40分、地蔵岳から3時間30分
※2015年3月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。
SHARE
PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。