芯からポカポカコンポタレシピ|小雀陣二の山グルメ
PEAKS 編集部
- 2020年07月31日
今回はインスタントスープをちょっと違う角度から見てみよう。寒い朝にはもちろんぴったりだが、「ソース」として考えてみると使い途はさらに広がります。
今回はカップスープをチョイス!
「朝食はパン派!」のみなさんには、おなじみのコンポタ。トロみがあって温かさが保てる利点を活かし、スープ以外の熱々アレンジを楽しんでみよう。パンとの相性はもちろんだが、パスタソースとして活用するのにも優秀。ご飯と合わせてリゾットのようにしてもおいしい。
具材を増やしたいなら、お湯を沸かしながらスープといっしょに入れるだけでOKの乾燥野菜がベスト。簡単にお洒落でお腹も満たす一品ができあがるぞ。
初級レベル menu1〈コーンクリームシチュー〉
お肉や野菜を手軽に加えてボリュームUP。スープがおかずに早変わりする。
- 調理時間5分
- 使用する水の量200㎖
- 食材の重さ120g
材料( 1 人分)
コーンスープ …………………… 1袋
塩味焼き鳥缶 …………………… 1缶
乾燥野菜ミックス ………… ひとつかみ
ハーブミックス ……………………少々
塩……………………………… 好みで
作り方
手順1.
鍋に水を入れて強火で熱し、乾燥野菜ミックスを茹でる。
手順2.
焼き鳥も加え、2分ほど煮込む。
手順3.
コーンスープとハーブミックスを入れ、よくかき混ぜる。
Point
乾燥野菜も選ぶと楽しい
軽量コンパクトな乾燥野菜は、汁物に入れるだけでボリュームが増し、色味も加えられる山向き食材だ。メーカーによって、香りや味が若干違うので、好みの味を探すのも楽しい。最初から混ざっているミックスも便利だが、好みでブレンドしてみよう。
中級レベル menu2〈ツナコーンリゾット〉
スープだけだとちょっと物足りない……という方必見の、お手軽な朝食メニュー!
- 調理時間5分
- 使用する水の量160㎖
- 食材の重さ190g
材料( 1 人分)
コーンスープ …………………… 1袋
ツナおにぎり …………………… 1個
インゲン ………………………… 1本
粉チーズ …………………… 大さじ1
クルミ …………………… ひとつまみ
塩……………………………… 好みで
作り方
手順1.
鍋に水を入れ強火で熱し、刻んだインゲンを茹でる。
手順2.
火を止めて、コーンスープを加えてよくかき混ぜる。
手順3.
おにぎりを入れ、スプーンなどで割りながらゆっくり混ぜる。
手順4.
弱火で再度熱し、かき混ぜながらさらに1 ~ 2分ほど煮込む。
手順5.
器に盛り、クルミを砕き入れる。仕上げに粉チーズをたっぷりふる。
Point
火を止めてからおにぎりを混ぜる
おにぎりを混ぜるタイミングは、一度スープを仕上げて火を止めてからがいい。落ち着いて調理ができるし、焦げてしまう心配もなくなる。調理しながら火力を調整するのは当たり前かもしれないが、火を止める、点ける作業も同じくらい大切だ。
上級レベル menu3〈コーンクリームカルボナーラ〉
コーンの旨味たっぷりのカルボナーラ風パスタ。カリカリベーコンとブラックペッパーが効きます。
- 調理時間15 分
- 使用する水の量300㎖
- 食材の重さ230g
材料( 1 人分)
コーンスープ …………………… 1袋
パスタ ………………………… 100g
ベーコン ………………………… 1枚
ニンニク ……………………… ½かけ
オリーブオイル ……………… 大さじ2
粉チーズ …………………… 大さじ2
ブラックペッパー …………… たっぷり
塩……………………………… 好みで
作り方
手順1.
潰したニンニクと短冊切りのベーコン、オリーブオイルをフライパンに入れ、焦げ目がつくまで弱火で炒める。他の鍋でお湯を沸かし、半分に折ったパスタを中火で茹でる。
手順2.
弱火にし、 コーンスープを入れてかき混ぜる。
手順3.
チーズ、ベーコンとニンニクをオイルごと加えてよくかき混ぜ、好みで塩、ブラックペッパーをたっぷりふる。
Point
焦げつかないようにかき混ぜる
麺に水分を吸わせつつ、余分な水分を飛ばしながらでパスタを茹でるので、鍋底に焦げついてしまう可能性がある。茹でながら、よくかき混ぜよう。茹で汁が半分ほどになったくらいでコーンスープを加えると、トロみのある状態に仕上がる。
Profile
小雀陣二(こすずめじゅんじ)
アウトドアコーディネーター。外での料理が楽しくなる簡単で美味しいレシピを紹介し、キャンプを快適にする道具作りにも関わる。『おかわり!山グルメ』(小社刊)が好評発売中!
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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