石井スポーツ登山本店 1日店員体験レポート
PEAKS 編集部
- 2020年07月29日
ふだん接客される立場では表側しか見られないけれどお店の裏側はどうなっているか……? 今回は石井スポーツ登山本店さんに店員として潜入し、1日のお仕事をとおして山道具専門店に迫ってみました。
※取材日:2019年1月
登山本店におじゃましました!
店員さんになってお店の内部を見てきました!
商品の入荷情報やおすすめのポイント、お客さんに関する業務連絡などを共有。また、お客さんにフィールドの最新情報を提供できるよう、山の状況などもこの場で共有。
開店間際まで店内清掃。わたしはモップで床を磨いたり、ハタキで高いところの埃を落とすなどさせてもらう。この日は月曜日で、土日のあとのいちばん汚れる日だそう。
店頭の在庫数が減っている商品の品出しを行なう。慣れない手つきで値札シールを貼り、右へ左へウロウロ商品の棚を探しながらなんとか店頭に並べる。商品数が多いので一苦労。
店頭商品の整頓も。乱れたウエアをキレイにたたむ方法を伝授いただき、がんばってたたむアベ(上)。ラックの商品をモデル、サイズごとに並べたり、店頭に出すぎている商品をバックヤードにしまったりなども。
スキー用品を扱う神田本館に、在庫数が少なくなったクランポンを取りに行き、登山本店まで運ぶ。神田本館でも登山道具を多く扱う夏場は頻繁に行き来するそう。すぐそばに系列店がある店舗ならではだ。
お客さまに声をかけられ接客。北八ヶ岳に行くためにインシュレーションジャケットをお探しの女性。体験談とパッションが伝わったのか購入していただけました! うれしい!
閉店間際、最後のお客さままで接客して見送って、看板をしまう。レジ担当のスタッフさんはレジの締め作業。清掃や品出しなどはすべて朝に行なうので、速やかに業務終了。
スタッフのみなさんに付いてまわってお仕事を見せていただき、とても勉強になった1日。お忙しいなか不慣れなアベに終日かまっていただき、本当にありがとうございました!
お店のウラガワをレポート!
バックヤードがたくさん!
店内にいくつもあるトビラを開けるとバックヤードが出現。壁に沿って細長い空間が広がっていたり、在庫がびっしり。店頭のアイテムのそばのバックヤードに在庫がストックされている。
大型倉庫も!
さらに地下へ降りると大型倉庫が出現! 神田地区3店舗の在庫がすべてこの倉庫に届き、それぞれの店舗へと運ばれる。搬入出エレベーターも超大型が鎮座していた。
じつは極地アイテムまで置いてます
登山本店ならではといえば極地用アイテムの取り扱い。南極用のブーツ「バフィン」や店頭には出していないヒマラヤ用のダウンスーツ、ヴァランドレのコンビなど。
登山靴のことならお任せあれ
登山靴から始まった専門店なだけに、登山靴に長けたスタッフが多く、フィッティングに精通している。幅出しの機械やグラインダーで削っての調整など、その場で調整してもらえる。
山道具の修理やパンツの丈詰めも
修理専門スタッフの中澤正男さんの腕前はピカイチ(写真左)。テントの補修やバックパックの補強など、足踏みミシンで修理。購入したパンツの丈詰めもその場で行なってもらえる。
登山本店の名物スタッフファイル
越谷英雄さん
入社53年目、御年70歳の大ベテラン。アドバイザーとして登山本店に在籍。ヒマラヤ遠征や南極探検など極地装備に長け、NHKや映画撮影のコーディネートを担ったことも。
金井賢介さん
甲府店で19年勤務ののち、登山本店へ。いまも甲府から通っている。クライミング売り場を担当。全店舗のクライミングギアのバイヤーでもある。山岳ガイド資格も保持。
平林高志さん
クライミングギア売り場担当。シューズのフィッティング調整も得意。レスキュー隊や林業従事者が使用するプロフェッショナルギアの販売資格を保持し、登山本店では取り扱う。
天野和明さん
石井スポーツ登山学校校長。フィールドでの活動が中心だが、登山学校の事務所でもある登山本店の店頭に立つことも。山岳ガイド資格保持。バリエーションルートガイドが得意。
- Shop Data
- 石井スポーツ登山本店
- 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-6-1 タキイ東京ビル2F
- TEL.03-3295-0622
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:年中無休 / www.ici-sports.com
取り扱い商品比率
トレッキング/60% キャンプ/10% クライミング/28% ランニング スキー&スノーボード/2% カヌー&カヤック&パックラフト フィッシング その他
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。