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「遠近」「調光」「超軽量」 安全登山をサポートする 高性能フィールドグラス完成!

だれしも年齢を重ねていくうちに、視力の低下は避けられないもの。しかし地図すら解読できないような視力では、山中での危険性は上がり、なにより快適ではない。そこで開発された「マウンテン・リーディング・グラス」。野外テストの感想とともに開発者の声をお届けしたい。

オリジナル商品企画第一弾!! マウンテン・リーディング・グラス

山岳ライターを仕事としている僕は、山へ一年中通っている。子どものころから強い近視なので、山を歩くときはもっぱらコンタクトレンズを使用しているが、最近はそこに老眼まで加わってきて、コンタクトレンズでは補正しきれなくなってきているのが現実だ。

地図やスマートフォンの画面はだんだん見にくくなってきており、とくに薄暗いときはかなり厳しい。これが“加齢”というものか……。いまだ脚力はほとんど衰えていないという自信はあるが、視力の低下は認めざるを得ない。1970年生まれの昭和世代なのだから仕方がないともいえるが、じつは多くの人は30代くらいから老眼の初期状態になり始めているらしい。

つまり、平成世代の人だって、僕のように困り始めていてもなんらおかしくないということなのである。そんな僕は、あるとき、おもしろい情報をかぎつけた。本誌『PEAKS』が、スイスに本拠地を置くメガネフレームメーカー「スイスフレックス」とともに、“加齢”に対応する登山用のメガネ、その名も「マウンテン・リーディング・グラス」という製品を開発しているというのだ。

「3つのフレーム×2カラー」の計6タイプから選べるマウンテン・リーディング・グラス。僕の好みはレンズ全体がフレームで囲まれた“フルリムタイプ”で、色はグレー。

しかもレンズは高機能メガネレンズで世界的なシェアを誇る「ニコン・エシロール」というからスゴい。これはぜひ試してみたいものである。幸い、僕にとって『PEAKS』は創刊以来、なじみの編集部である。“役得”として販売前のサンプルを無事に入手することができ、山中を歩きながら早速試してみることにした。

ちなみにマウンテン・リーディング・グラスは、これだけで視力を補正するわけではなく、裸眼もしくはコンタクトレンズをした目の上にかけて、現在の視力をサポートする機能を持つ。いわゆる“アシスト”レンズを使ったタイプである。

使っているうちにわかってくる。 なるほど、これは便利だ!

さて、山中で実際に試してみて、はじめに驚いたのは、マウンテン・リーディング・グラスの「調光性」のすばらしさだ。山中でのテスト時、出発時は曇り空だったのでレンズはクリアなままだったが、雲が薄らいで日光が差してきた途端、レンズはあっという間にグレーに!それも陽射しが強まるにしたがって色が濃くなり、見た目はほとんどサングラスになってしまったのだ。これならば、夏山はもちろん、雪山でも別途サングラスを用意する必要がない。

光が弱いときのレンズは無色。紫外線が強くなるにしたがって、下の写真のようにサングラス化していく

僕はスイスフレックスのフレームの柔軟さ、強靭さの噂も耳にしていた。そこで、マウンテン・リーディング・グラスをあえて岩の上へ乱暴に落としてみたり、ブーツで軽く踏みつけてもみたりもした。しかしフレームは破損する雰囲気すらない。レンズはさすがに傷ついたかと思ったが、耐キズコーティングが施されたニコン・エシロールのレンズは、よほど手荒い扱いでもしなければ、簡単にはキズがつかないようであった。

しかし、なにより重要な「視力のサポート」はどうだったのか?これが想像以上!最近の僕は地図上の細かい地形を読み取るのに苦労し始めていたが、コンタクトレンズの上からマウンテン・リーディング・グラスをかければ、その問題はほとんど解消。まるで視力が10歳くらい元に戻ったような感覚だ。スマートフォンも同様で、表示される文字の大きさを一段階低くしても、支障なく使えそうなのである。

ピントが合うだけではなく、レンズの調光もすばらしく、スマートフォンの画面もじつに見やすい。

ここで重要なのは、マウンテン・リーディング・グラスはあくまでも“遠近両用のアシストグラス”で、“老眼鏡”ではないこと。もしも老眼鏡であれば、近くは見えやすくなっても、遠くが見えなくなる。すると、山中で道標や目印を見落とす危険性が高まるだけではなく、山の最大の楽しみである“絶景”は楽しめない。だが、アシストレンズは近くを見る力を高めてくれる一方で、遠くを見る力はそのままキープしてくれる。だから、メガネをかけたまま地図をしっかり確認できるうえで、遠くの景色も心地よく眺められるわけだ。

なるほど。このメガネの機能性なら、山中で相当活躍するだろう。とくに山座同定をしながら眺望のよさを求めて山を歩いているような僕にとって、これは非常に“使える”メガネだ。しかも3タイプのフレームのなかでいちばん重い“フルリムモデル”でも、レンズ込みでたった16・3g。恐ろしいほど軽量なうえに、よほどのことでは壊れない強靭さだ。これならば、つねにかけて歩いてもいいし、ポケットやサコッシュに入れておき、地図を見るときなど要所で取り出して使うのもいい。どのように使えばもっとも便利なのか、僕自身ももっと考えを深めたいと思った。

レンズに、フレームに込められた 世界トップクラスの技術

それにしても、これだけスゴいメガネをよく開発できたものだと、感心せざるを得ない。格安とはいえない価格だが、これだけの機能と超軽量性を持つことを考えれば、コストパフォーマンスが高すぎるのではないだろうか。

そのスゴさの一端を知るべく、僕は後日、開発に関わった各メーカーの方々に話を伺った。

「特殊樹脂系メガネのパイオニアであるスイスフレックスは、軽量で丈夫なプラスチックフレームの元祖。これだけ軽いメガネはなかなか作れませんよ!それに一切の金属を使っていないので金属アレルギーを持つ方も安心です。紫外線に当たっても経年劣化がほぼありませんし、ストレスフリーで長く使えます」

そう語るのは、初めての登山用メガネの開発に力を注いでくださったジャパンオプティカル スイスフレックス事業部部長の安部浩司さんだ。

安部浩司さん(ジャパンオプティカル・スイスフレックス事業部部長)。自身も登山を愛し、山で使うメガネに必要な機能を身をもって知る

「このメガネのレンズの光の透過率はとても高く、カメラレンズ同様に反射防止コーティングが施されています。そこにキズつき防止、撥水力アップ、そして調光などのために、片面1枚に約10層に及ぶコーティングを加えています。ものすごい時間と手間をかけてあるんですよ」とは、ニコン・エシロール マーケティング・事業開発本部本部長の廣瀬豪保さん。

廣瀬豪保さん(ニコン・エシロール マーケティング・事業開発本部長)。がっしりした体のスポーツマン。運動中に使いやすいメガネに詳しい

そこに同社のエデュケーション/プロ・サービス本部長であり、ニコンメガネの社長も兼任する加藤宏太郎さんが続ける。「こんなスゴいレンズ、出会うチャンスはめったにありませんよ!度数はマイルドながら、1枚のレンズのなかで徐々に度数を変える超高度な技術が使われており、カメラなどのメガネ以外のレンズの専門家には“クレイジー”などといわれそうなレンズ設計です。じつはオーバースペックといえるほどのレンズなのです(笑)」

加藤宏太郎さん(ニコン・エシロール エデュケーション/プロ・サービス本部長兼ニコンメガネ取締役社長)。レンズの知識はさすが驚くほど

このアイウエアは、僕のようにコンタクトレンズと併用したり、または裸眼の上にかけたりすることによって、「遠くを見る力を妨げず、近くもよく見える」という効果を発揮するが、フレーム付きのメガネという構造上、残念ながら視力矯正用の一般的なメガネを普段からかけて山を歩いている人は併用できない。だが、「登山に特化」したアシストグラスの登場は、加齢とともに視力への不安が増している多くの山好きにとって、大きな力になりそうだ。

  • 商品の詳細記事は7/18(土)公開予定。
  • 発売は7/22(水)12:00〜となります。乞うご期待!

【商品に関する問い合わせ】 
ジャパンオプティカル スイスフレックス事業部 TEL.03-6891-1515 swissflex.net

出典

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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