「ゴアテックス プロ」新世代バージョンが登場
PEAKS 編集部
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丈夫で、快適で、動きやすい。
3つの相反する要素を1着のなかで実現する新技術。
ゴアテックスとひとくちに言っても、現在は用途に応じたさまざまな種類がある。そのなかでもっとも耐久性が高く、過酷な状況で着用されるアルパインジャケットなどに採用されるカテゴリー「ゴアテックスプロ」が、この秋から新しくなって登場する。
“Next Level”と銘打たれたこの新型ゴアテックスプロのキモは、以下の3つのテクノロジーにある。
- モスト ラギッド
- モスト ブリーザブル
- ストレッチ
「モストラギッド」というのは、耐久性の高さを追求したもの。「モストブリーザブル」は透湿性を最大限に高めた技術。そして「ストレッチ」は文字通り、ストレッチ性を高めたものだ。
この説明だけなら従来のゴアテックスプロとなにが違うのかよくわからないが、新型ゴアテックスプロは、これら3つの技術を目的に応じて自在に組み合わせることが可能なところが、従来のものと決定的に異なるポイントとなる。つまり、擦れやすい箇所にはモストラギッドを、蒸れやすい箇所にはモストブリーザブルを、突っ張りが気になる箇所にはストレッチを配するといった、適材適所のボディマッピングが可能になるのだ。
これによって、ゴアテックスプロに要求される耐久性をクリアしつつ、より快適で、より動きやすいウエアを作ることが可能になる。3つの技術のどれを、どこに、どの程度配置するかはまさにウエアメーカーの腕の見せどころで、これまでにないクリエイティブなウエアが登場する可能性もある。
目立たない部分では、裏地のマイクログリッドバッカーも改良されている。「原着」という、繊維の原料段階で着色する技術を用いることで、退色しにくくなり、製造時の水の使用量も大幅に少なくすることができるという。
この“ネクストレベル”ゴアテックスプロ、さっそくARC’
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文◉森山憲一 Text by Kenichi Moriyama
写真◉日本ゴア、森山憲一 Photo by W. L. Gore & Associates, Kenichi Moriyama
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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