山小屋に持っていきたいスリーピングアクセサリーカタログ
PEAKS 編集部
- 2020年08月18日
2020年の山小屋泊は、コロナ対策としてシーツやピローの持参がマストになってきていることが多い。普段あまりチェックすることのない、これらのアイテムをまとめて紹介しよう。
>>withコロナの登山についてはこちらから
小物をうまく使って、もっと深い眠りへ。
PILLOW<ピロー>
なくても困るものではないが、あったほうが断然快適に寝られるのが枕。スタッフバッグでも代用できるが、素材がツルツルで頭やマットがズレやすかったり、枕にちょうどいいサイズのスタッフバッグがなかったという場合もある。
枕はショップでも目立たない場所に置かれていることが多いが、各社さまざまな工夫をこらした製品をリリースしており、意外と選ぶ楽しみがある。これひとつで、眠りの質が一気に格上げされるはず。
ITEM_1 ビッグアグネス/AXLエアピロー
- ¥4,800
- サイズ:41×25×10cm
- 収納サイズ:10×7×5cm
- 重量:45g
- 問:ケンコー社
肩口まで延びたU字のような形状で、就寝時も安定。同ブランドのマットと同じ空気が逆流しないバルブを採用しており、膨らませるのも簡単だ。重量は最軽量クラスでわずか45g。
ITEM_2 サーマレスト/エアヘッドライトピローレギュラー
- ¥4,000
- サイズ:28×39×10cm
- 重量:58g
- 問:モチヅキ
素材に伸縮性のあるニット地が使われており、頭が動いてもスムーズに形が変わり寝やすい。空気の量を調整しやすいバルブ形状もポイント。一回り大きなラージサイズもあり。
ITEM_3 シートゥサミット/エアロウルトラライトピロー
- ¥3,500
- サイズ:36×26×12cm
- 収納サイズ:5.5×7.5cm
- 重量:60g
- 問:ロストアロー
伸縮する薄手のニット素材を使いながらも、生地にTPUラミネートを施すことで強度がアップ。同ブランドの「ピローロック」に対応したマットと組み合わせればよりズレにくくなる。
ITEM_4 エクスペド/エアーピローUL M
- ¥4,200
- サイズ:38×27×10cm
- 収納サイズ:5×12cm
- 重量:45g
- 問:アクシーズクイン
わずかに起毛し就寝時にズレにくい独自素材を両面に使用。伸縮性があるので寝返りを打った際も形がスムーズに変わる。逆止弁付きバルブで空気が入れやすく、重さも45gと軽量。
ITEM_5 モンベル/U.L.コンフォートシステムピロー
- ¥3,100
- サイズ:25×45×12cm
- 重量:60g
- 問:モンベル
スクエアな形状が特徴でトグルを使えば同ブランドのマットと連結できる。肌触りがソフトで速乾性にも優れるポリエステル製のカバーが付属。バルブは逆止弁付きで空気注入しやすい。
ITEM_6 マジックマウンテン/テントピロー
- ¥2,300
- サイズ:42×22cm
- 収納サイズ:8×22cm
- 重量:150g
- 問:マジックマウンテン
スポンジが中に入っているセルフインフレータブルタイプで、生地の伸縮性と相まって安定した寝心地だ。コンパクトに見えるが幅は42㎝あり、寝返りしても枕から頭が落ちにくい。
ITEM_7 クライミット/ピローX
- ¥2,800
- サイズ:38×28×8.9cm
- 収納サイズ:6×12×4cm
- 重量:55g
- 問:ハイマウント
商品名の通りX字に入った圧着がポイントで、寝ているときも頭を枕の中央に導く。ユニークな構造のマットを多数リリースする同ブランドらしく、枕にも独創性が感じられる。
ITEM_8 ニーモ/フィッロ
- ¥4,600
- サイズ:43×27×10cm
- 収納サイズ:10×15cm
- 重量:260g
- 問:イワタニ・プリムス
半面がエアー式、もう半面がフォーム材入りのハイブリッド構造で、頭へのなじみの良さ、安定感は抜群。カバーは取り外して洗濯可能。カバー内には枕を収納できる袋が付いている。
ITEM_9 コクーン/エアーコアフッドピローウルトラライト
- ¥3,600
- サイズ:28×27cm
- 収納サイズ:8×12cm
- 重量:108g
- 問:エイアンドエフ
シーツで有名な同ブランドは枕も多数リリース。肌面に当たるマイクロファイバー素材が気持ちいいカバーは、簡単に取り外して洗える。側面にバルブがあり、空気の量が調整しやすい。
ITEM_10 シートゥサミット/エアロダウンピローレギュラー
- ¥6,000
- サイズ:12×34×24cm
- 収納サイズ:8×6.5cm
- 重量:70g
- 問:ロストアロー
空気で膨らませるタイプだが、肌面にダウンを封入。これによりエアー式では得られない柔らかさ、暖かさが感じられる。生地、気室部分に軽量な素材が使われており、重量も軽め。
ITEM_11 イスカ/ノンスリップエアピロー
- ¥1,800
- サイズ:30×40×5cm
- 収納サイズ:6×17cm
- 重量:95g
- 問:イスカ
中央に圧着でできたくぼみがあり、頭を置いたときも安定感がある。また、ノンスリップの名前の通り、裏面は滑り止め加工が施されておりズレにくい。別売の専用カバーもあり(¥800)。
ITEM_12 エクスペド/ピローポンプ
- ¥4,000
- サイズ:35×17×10cm
- 収納サイズ:9×16cm
- 重量:140g
- 問:アクシーズクイン
同ブランドのマット用のポンプとしても、枕としても使用できる。小さく感じられるが幅が35㎝あり十分なサイズ。スポンジが入っているが収納袋に入れればコンパクトになる。
ITEM_13 サーマレスト/スタッフサックピロー
- ¥2,200
- サイズ:19×43cm
- 重量:64g
- 問:モチヅキ
表面はシルナイロン、裏面は起毛ポリエステルのスタッフバッグ。裏表をひっくり返してウエアなどを詰めると肌触りのいい枕に変身。サイズが大きめで、寝ているときも安心感がある。
ITEM_14 グラナイトギア/ドリームサックピロー
- ¥2,500
- サイズ:37×18×9cm
- 重量:57g
- 問:ヴァーテックス
片面に柔らかなフリース素材が配されており、中にウエアなどを入れると枕として使える同ブランドの定番アイテム。形が楕円形で枕としての寝心地の良さ、安定感も抜群だ。
SLEEPING BAG LINER <スリーピングバッグライナー>
シーツは素材によって効果が若干異なるが、大別するとふたつの役割がある。ひとつは寝汗や汚れから寝袋を守り、肌触りも向上させるインナーとしての役割。もうひとつは寝袋の保温力を上げてくれるブースターとしての効果。形もいくつかあるが、テント泊だけを考えるのであれば寝袋に入れやすいテーパードしたマミータイプがベスト。だが、山小屋でも使う可能性があるなら、身体を動かしやすいスクエアタイプも候補に入ってくる。
ITEM_1 モンベル/ シルクシーツ
- ¥14,800
- 重量:180g
- 問:モンベル
同ブランド定番のシルクシーツ。生地が滑らかでウエアとのスレが生じにくく、静電気も起きにくい。シルクは吸湿性があり、汗をかくような寝苦しい夜の不快感を低減してくれる。
ITEM_2 コクーン/ デュアルライナーマミー DMRSTL
- ¥11,000
- 重量:290g
- 問:エイアンドエフ
片面にシルク、反対面に保温力を高めるサーモライトを使用。 暑いときはシルク面を上にすれば熱を溜め込みすぎず、逆に肌寒いときはサーモライトを上にすれば暖かく寝られる。
ITEM_3 シートゥサミット/ サーモライトリアクター
- ¥5,500
- 重量:248g
- 問:ロストアロー
保温力を高めるサーモライトが使われており、寝袋の保温性を最大8℃上げる効果がある。暑い時期は単体で使う、薄手の寝袋と組み合わせるなど、軽量化を図るためにも使える。
ITEM_4 ヘリテイジ/ インナー シーツ M
- ¥8,600
- 重量:250g
- 問:ヘリテイジ
コットン由来の「ベンベルグ」という素材が使われており、肌触りはシルクのようになめらか。ボックス型だが足元に向かってテーパードしており、寝袋に入れても違和感がない。
ITEM_5 イスカ/ シルクシーツレクタ
- ¥8,000
- 重量:130g
- 問:イスカ
薄手のシルク生地が使われており、ボックス形状でも重量は わずか130g。スタッフバッグに収納した際も非常にコンパクトになる。シルク製ながら購入しやすい価格も見逃せない。
ITEM_6 シートゥサミット/ シルク コットン トラベルライナー スタンダード
- ¥5,500
- 重量:142g
- 問:ロストアロー
シルクとコットンの混紡でやわらかな肌触り。薄手の素材なのでボックス形状ながら寝袋に入れても生地がもたつかない。汗をしっかり吸収し、暑い時期の山行を快適にしてくれる
SHARE
PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。