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2020年 グリーンシーズンに使いたいダブルウォールテント

山の醍醐味を味わえるのは、夜の雰囲気をダイレクトに感じられるテント泊。初心者向けタイプから、経験者が次に選びたいものまで、新製品を中心にセレクトした。

文◉高橋庄太郎 Text by Shotaro Takahashi
写真◉後藤武久 Photo by Takehisa Goto
出典◉PEAKS 2020年4月号 No.125

「初心者にオススメのダブルウォールタイプ」

テント選びは、その構造と特徴を知ることから始まる。最重要点は、テント本体(インナーテント)の外側に雨除けのフライシートが付くかどうか? 付くものは「ダブルウォール」タイプと呼ばれ、悪天候時も使いやすく、出入り口の前に“前室”というシューズなどを置ける土間のようなスペースも得られるのがメリットだ。

それに対し、テント自体に防水性を持たせてフライシートを省いたものが「シングルウォール」タイプ。基本的には前室がないので雨が吹き込みやすいが、大きさのわりに軽量で設営しやすいものが多い。ただしシングルは内部の結露なども多くて扱いにくいので、初心者にはダブルのほうがおすすめだ。

またテントにポールを組み合わせただけで立体化するのが「自立型」で、ペグを打って固定しないと形にならないのが「非自立型」。一般的に自立型のほうが使用するポールが長くて重くなりがちだが、自立型は設営する場所を選ばないので、テント泊に慣れていない人でも安心だ。一方、非自立型は地面に石が多い高山などではペグが刺さらず、苦労することが多い。

その他、広さ、通気性、防水性、耐久性、重量、収納性などもチェックして、自分好みのテントを見つけていってほしい。

ニーモ/アトム1P

軽量で設営も簡単。コストパフォーマンスもよい。

  • 最小重量:1.28kg
  • 収容人数:1人
  • 問:イワタニ・プリムス

ダブルウォール&自立型の現代的でオーソドックスなモデル。1人用として過不足ない210×90㎝のサイズ感で、軽量な約1.3㎏だ。出入り口の前には台形型の大きな前室ができて使い勝手がよく、大きなメッシュ地のパネルやベンチレーターで通気性も十分である。買い求めやすい価格もうれしく、初めてのテントにも向いているだろう。

広さは最低限? 余裕あり?

一般的なマットの幅は50㎝少々。これを基準に就寝&荷物置きスペースの合計で、必要な幅を考える。1人用ならば最低70㎝、余裕を考えれば90㎝は欲しい。

季節や気温に合わせた「通気性」

ベンチレーターやメッシュの部分をチェック。風が通らないと夏は蒸し暑く、結露を起こしやすい。それどころか冬に雪で覆われると、窒息しかねない。

悪天候にも負けない「防水性」

使用素材の防水性はもちろん、ファスナーや生地の縫い目の処理も重要だ。また、フロアの生地が薄いものは穴が空きやすく、地面の水が浸透してくるので注意。

「素材」は耐久性重視か、軽量性重視か

生地や加工された金属は、軽くて薄いものは傷みやすく、重くて厚いものは丈夫。軽くて丈夫なものがあっても高価だ。それらのバランスで使用素材を確認する。

持ち運びのことを考えた「収納性」

やわらかな生地で畳みやすいものはかさばらず、コンパクトに圧縮可能。バックパック内で場所を取らない。ポールは短く折れるもののほうが収納性は高い。

ビッグアグネス/コッパースプールHV UL2

荷物を置いても十分に広い! 余裕たっぷりのサイズ感。

  • 最小重量:1.22kg
  • 収容人数:2人
  • 問:ケンコー社

人気モデルがリニューアルされ、フライシートのファスナーが2本に。トレッキングポールなどを利用して、前室部分を覆うタープのようにしても使うことができ、上部に完全に巻き上げて光をたっぷり取り込むこともできる。サイドの一方は幅が132㎝もあり、長さも224㎝になるため、2人分の荷物を内部に入れても狭さは感じにくい。

フライシートには中央とサイドの2カ所にファスナー。両方を開いたり、片方を閉じたりと、使い方は多様だ。

ザ・ノース・フェイス/マウンテンショット1P

前室だけではなく、荷物が置ける「後室」もあり。

  • 最小重量:1.21kg
  • 収容人数:1人
  • 問:ゴールドウイン

頭上を広げるように1本のポールが横向きに配置され、1人用の最低限のフロアサイズながら、予想以上に広々。おもしろいのは出入り口と逆側にも1本のファスナーがあり、クッカーやシューズなどの小さなものなら、そこから外に出し、後部のフライシートの下に保管できること。そのために、テントの中をより広く使えるようになる。

テントの奥のファスナー。人は出入りできず、モノしか通せない幅だが、シューズやクッカーを保管することができて便利だ。

パーゴワークス/ニンジャテント

これまでに見たことがないこだわりのギミックがいっぱい。

  • 最小重量:1.16kg
  • 収容人数:2人
  • 問:パーゴワークス

両サイドにファスナーがつけられたフライシートはトレッキングポールなどを使って上へ大きく開くことができ、簡易的なタープ代わりに。その中央にはコードを通した小孔があり、雨が降った際に上部にたまってしまう水をコード伝いに流す働きを持つ。このコードにはクッカーなどをかけることも可能だ。最近のテントではあまり見ないグレーというカラーも新鮮。販売はウェブサイトとイベント会場のみで、4月から。

テントの裏側。フライシートにはドローコードがつけられ、引き絞れば通気性がアップ。ユニークな工夫である。

ライペン/オニドーム1

2本のポールだけで堅牢に設営。風の影響が少ない前室も生まれる。

  • 最小重量:1.29kg
  • 収容人数:1人
  • 問:アライテント

「オニ」という名前は、台形にふたつの出っ張りがつき、オニの頭に見えるようなフロアの形状から。ペグをまったく打たなくても前室が作られるユニークなデザインで、出入り口のパネルの一部は通気性を考慮したメッシュ地との二重構造になっているなど、居住性はとても高い。フライシートはグリーンも用意。

ポールの末端により、両サイドが確実に固定されている前室部分を内側から。形状が安定し、悪天候に強い。

プロモンテ/VS-21A

いましか買えない!? 定番品の落ち着いたカラーリング。

  • 最小重量:1.90kg
  • 収容人数:2人
  • 問:エイチシーエス

山岳用テントの定番「VS」シリーズを母体に、出入り口を2カ所に付けて居住性を増した今季限定カラーモデル。山中に溶け込むグリーンとブラウンというシックな配色だ。もともと丈夫さを考えて作られているVSシリーズだけに、このモデルも耐久性が高く、長年愛用できる。縦に少し長いロングタイプなどもそろう。

出入り口がふたつのテントは、2人用山岳モデルには意外と少ない。同時に開け放てば夏でも涼しい。

ホーボーワークス&テンマクデザイン/ホーボーズネスト2

モノ造りでも不世出の天才!? ホーボージュンのデザイン。

  • 最小重量:1.94kg
  • 収容人数:2人
  • 問:カンセキWILD-1事業部

本誌でも連載をもつライター、ホーボージュンさんのプロデュースによる斬新なテント。注目すべきは画期
的なポールの組み合わせ方で、一見では一般的なドーム型だが、テントを自立させながら前室部分をも広げるポール使いは、オリジナルな発想だ。もともとはカヤック旅をイメージして作ったものだけに少々重いが、そのぶんだけ強靭で強烈な嵐にもきっと耐えうる。

1本の長いポールに両サイドから2本のポールが連結して自立するという独自の構造。慣れれば設営はとても簡単だ。

MSR/エリクサー1

設営しやすく、値段も手ごろ。初心者も手を出しやすい。

  • 最小重量:1.78kg
  • 収容人数:1人
  • 問:モチヅキ

インナーテントの出入り口パネルの上部、サイドのパネルの中央部がメッシュ。ベンチレーターと連動して、つねに新鮮な空気が内部に呼びこまれる。生地が丈夫で傷みにくく、台形型の前室も広くて使いやすい。フットプリントが付属し、フライシートはグレー以外にグリーンも選べる。また、サイズ展開も豊富だ。

2本のポールを2度クロスさせ、インナーテントを吊り下げて立体化。天井部のポールで内部を広げる。

モンベル/ステラリッジテント2&エクステンドレインフライ

あの大人気テントに大きな前室を作れるレインフライが登場。

  • 最小重量:1.23kg(テント本体)、587g(レインフライ)
  • 収容人数:2人
  • 問:モンベル

現在の日本の山で、圧倒的に張り数が多いテントが、このステラリッジテント。インナーテント(テント本体)とフライシートが別売りで、フライシートは4色展開が特徴だ。そのフライシートに今季から“エクステンド”という大型がプラス。多くの荷物を外に置くことができ、内部スペースを広く活用できる。

前室部分をテント内から見た様子。奥行き105㎝にもなる三角形型で、頭上に専用ポール1本を通す。

ビッグアグネス/ソルトクリークSL2

なんと出入り口は、4面のうち3面にも!

  • 最小重量:1.67kg
  • 収容人数:2人
  • 問:ケンコー社

テントの長辺の両サイドに前室付きの出入り口があるだけではなく、短辺の一方にもファスナーが付き、第三の出入り口として使用可能。しかもその部分のフライシートをトレッキングポールなどで立ちあげれば、タープのように陽射しや小雨を防ぐこともできる。内部の天井には荷物を置くスペースまで設けられているなど、工夫いっぱいで使うのが楽しくなるモデルだ。

内部の天井近くには薄手の生地で作られた大きな棚のような区画があり、軽めの荷物ならなんでも置いておける。

ニーモ/オーロラストーム2P

見た目以上に広い内部スペース。フットプリントも付属する。

  • 最小重量:2.35kg
  • 収容人数:2人
  • 問:イワタニ・プリムス

両サイドで左右に分かれる長いポールに加え、短いポールが天井部でクロス。テント内の壁が4面とも垂直気味に立ち上がり、ボックス型で広々とした居住空間が生まれる。生地が厚手ということもあり、現代のテントとして軽くはないが、丈夫で傷みにくいのがメリットだ。フットプリントが付属しているので、別途買い足す必要はない。

テントの両短辺の上側にはベンチレーター。良好な換気性を保ちながら、冷たい空気は体に直接当たらない位置である。

エクスペド/アウタースペースⅡ

タープ感覚で使えるインナー以上に広い前室。

  • 最小重量:2.65kg
  • 収容人数:2人
  • 問:アクシーズクイン

ハブで一体化した数本のポールを連結すると、前方に180㎝も突き出す巨大な前室付きのテントに。大雨のときにインナーテントの出入り口を開けていても水滴が内部に入らず、開放的な気分を味わえる。そのぶんだけ重量はかさみ、2人用で2.65㎏と現代のテントとしては軽くはないので、テント泊縦走には不向きだが、ベースキャンプとして使うと非常に快適そうだ。

こちらは後側。前面ほどの大きさではないが、フライが外側に張り出し、人の出入りや荷物を置く前室として使える。

モンベル/ムーンライト1型

大定番が軽量にリニューアル。気楽に使える重量に!

  • 最小重量:1.44kg
  • 収容人数:1人
  • 問:モンベル

薄暗い月明りだけでも簡単に設営できるのが売りの“ムーンライト”はモンベルのクラシックモデル。これまでは登山に使うのは難しいほど重かったが、今季のリニューアルで一気に軽量化。丸みを帯びたルックスもよく、この重量ならば山に持っていきたくなる。フライシートは、グリーンとタンの2色から選べる。

出入り口の上にハブで結合されたポールが突き出し、天井部分を高くする。そのために広く感じる。

ヒルバーグ/ニアック1.5

インナーとフライが一体化し、すばやい設営が可能。

  • 最小重量:1.5kg
  • 収容人数:2人
  • 問:エイアンドエフ

内部の幅は120㎝もあり、モデル名では「1.5」となっているが、一般のテントならば2人用のサイズ感。ポールを通すスリーブがつけられたフライシートのループに、インナーテントのフックをつねに固定しておける吊り下げ式で、ポールをフライに組み合わせれば全体が一気に立体化する。だから設営が簡単だ。

フライシートの裾は曲線を描き、地面との境目で隙間が生まれるのは中央部分のみ。程よい通気が促される。

クライミット/マックスフィールド2

天井の高さに余裕があり、前室も広く、荷物も置きやすい。

  • 最小重量:1.90kg
  • 収容人数:2人
  • 問:ハイマウント

左右非対称の前室部分にはベンチレーターが2カ所もつけられ、インナーテントのメッシュ生地とのコンビネーションで通気性は上々。2人用とはいえ奥行きにも幅にも余裕があり、内部に荷物をたくさん入れても狭苦しく感じない。ペグを打つ部分が多いので慣れないうちは設営に少し時間がかかるかもしれないが、地面にしっかり固定できれば強風下でも安定する。

収納用のケースを広げると一枚の布状に。前室部分とサイズが同じで、フットプリントとしても利用できる。

ゼログラム/スルーハイカー1P

十字型に組み合わせたポールを外側に配し、設営の手間を省く。

  • 最小重量:0.95kg
  • 収容人数:1人
  • 問:ユゼン

ペグを打たねば自立しないタイプで、出入り口の前室を省き、内部の広さも最低限にして1㎏を下回る軽量モデルに。通常の前室がない代わりに、頭部近くにモノ置きのスペースは確保されている。インナーはモノフィラメントという特殊なメッシュ的素材で高撥水。フライシートについた水分を弾き、内部を濡らさない。

頭側にファスナーがあり、三角形の前室的なスペースへアクセス。シューズなどを雨から守って保管できる。

テラノヴァ/レーサーコンパクト1

軽量化を考えた薄手の生地。小さく折りたため、収納時は小型に。

  • 最小重量:0.86kg
  • 収容人数:1人
  • 問:ケンコー社

通気性がよく、前室部分も利用できるダブルウォールタイプで、重量はわずか860g。ポールが短く折りたためるので収納サイズを抑えることができ、コンパクトに持ち運べる。ペグで固定しなければ立体化しない非自立型だが、低めに作られたフォルムは風の圧力を受け流し、強風下でも想像以上に安定感がある。

内部の両サイドには、三角形に開くベンチレーター。寝ながら風を感じられ、暑い時期はありがたい。

ゼログラム/インヨティピィテント

内部の半分はテント、もう半分は自由に使える土間。

  • 最小重量:1.24kg
  • 収容人数:2人
  • 問:ユゼン

シンプルな1ポールテントに見えるが、内部には工夫がたくさん。吊り下げ式のインナーテントは外部のシェルターの半分ほどのサイズで、前室のような土間には大量の荷物を置くことができ、悪天候時は調理用のスペースとなる。出入り口は2カ所あり、風や雨の向きなどに合わせ、使う場所を変えてもいい。

出入り口は前後に2カ所。そのなかで手前側には前室的な土間があり、後ろ側は出入りできるだけのシンプルな構造だ。

MSR/フロントレンジ &フロントレンジ バグシェルター

シェルターだけでも、インサートと組み合わせても。

  • 最小重量:0.74kg(シェルター)、0.88kg(バグシェルター)
  • 収容人数:4人
  • 問:モチヅキ

オレンジ色のシェルターは一般のテントでいえばフライシート、メッシュのバグシェルターは同様にインナーテントだが、それぞれ別売りで単体でも使える。トレッキングポールなどで立体化するワンポールタイプだ。4人が並んで眠れるほど内部は非常に広く、みんなで集まって食事をするのにも便利である。

バグシェルター頂点の袋状の部分は強靭な素材が使われ、トレッキングポールや木の枝を差し込んでも簡単には傷まない。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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