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プロ並みの写真を残すための山岳セルフィーテク

ひとりきりの山登り。登頂の証拠写真を撮るだけなら、近くにいるだれかに頼めば快く撮ってもらえるだろう。ただし、日の丸構図のニコパチ以上のものは残らない……。人に見せたくなる写真を残すためのセルフィーテクニックを、自撮りマスターでもある山岳カメラマンの杉村航さんに教えてもらった。

文◉杉村 航 Photo by Wataru Sugimura
写真◉杉村 航、平畑真智子 Photo by Wataru Sugimura, Machiko Hirahata
出典◉PEAKS 2018年10月号 No.107

特技「自撮り」のカメラマン・杉村航さんが伝授

「自撮りとは思えない、風景と溶け込んだ自然な1枚」

今回のロケ地は北八ヶ岳エリアの北横岳。ロープウェイで一気に山頂近くまで上がれ、わずかな登りで絶景のパノラマビューを楽しむことができる。生徒の平畑さんは、ニコンの一眼レフに35㎜の単焦点レンズ一本勝負。露出はマニュアル、記録方式はRAWというかなりのツワモノっぷり。山歩きも大好きらしく、暇さえあれば周囲の山々を闊歩する日々らしい。

しかも元ITエンジニアだけあって、僕がアプリの設定にまごまごしているうちに、さっさと自分のiPhoneにダウンロードしていた。この人、できるぞ……。
あれやこれや楽しく話しながら歩いているうちにうっかり山頂に。天気にも恵まれて抜群の展望、そして人、人、人……。人目は気にせず、とにかく映画監督の気分になってシーンを演出していく。

画面に入れるもの、入れたくないもの、効果的になる立ち位置、ポージングなどなど、イメージができたらカメラをセット。三脚がないと、どうしてもローアングルが多くなってしまうので、それを上手く生かせる画面作りが重要になってくる。

一連の作業はすべてスマホの画面を見ながら操作できるので楽チン。彼女もこれは初めてだったらしく、楽しそうだ。ただここからが核心部。スマホでのリモコン撮影で一番難しいのは、いかにスマホを隠すか、これに尽きる。映らない死角側の手で持つ。はたまたスマホのセルフシャッター機能を使ってみるなど、小技が重要になってくる。がんばれ平畑さん!

スマホをリモコン&モニターにすればクオリティアップ!

スマホのWi-FiやBluetooth などのワイヤレス通信機能。これを利用しカメラと連携することができる。各カメラメーカーから用意されている専用アプリをダウンロードすることで、手持ちのスマホが画面を見ながらカメラを操作できる高性能リモコンに。

スマホを使って自撮りにトライ

「スマホのモニターを駆使して、これぞというアングルを見つける」

BEFORE

アドバイスをしないで平畑さんに自由に撮ってもらった作品。背景に蓼科山をアウトフォーカスで入れ込むあたりが心憎い。十分素敵な写真だけど、ちょっとゴチャついてる感じがする。

AFTER

アドバイスに伴いスマホのモニタを見ながら構図を微調整。ミニ三脚を使ったローアングルを逆手に、背景は湧き立つ雲と青空でシンプルに整理し、道標とモデルを浮き上がらせる。右手に隠し持ったスマホで、良さそうな瞬間にシャッターを切ってもらった。

スマホのアプリが僕の自撮りライフを革新的に進化させた。リアルタイムで構図も確認できるし、フォーカスポイント(ピントを合わせる場所)もタッチだけでセットできる。置きピンってなんだっけ? アプリによっては、露出や感度、ホワイトバランスまで操作できてしまう。

以前は仕上がりをイメージして、セルフタイマーの10秒間でどれだけダッシュしただろう。ヘタに一眼のファインダーを覗く(片眼になる)より、両眼で見ることによって画面の構成力も高まるし、あとはどれだけナルシストになれるかが勝負!

スマホのおかげでこれだけカメラと離れていても、好きなタイミングでシャッターが切れる。この日、人は多かったが山頂標識周辺が空いた瞬間にパシャリ。人目を気にしないで集中、集中。恥じらいを捨てよう!

自作カメラ用クッション

ビーンズバッグという撮影機材を模したもの。要はカメラを載せる座布団のようなもの。最近はあまり売られてないようだ。僕はカメラより一回り大きめのスタッフバッグに、山で使うものを入れて代用。こうすれば余計な荷物が増えることもない。

中身は…

中に入れているのは、テーピングやティッシュペーパー、ヘッドランプなどの小物。細引きが結構いい仕事をしてくれる。
侮る事なかれ。岩の上など、不安定な凸凹の上でも抜群の安定性! 中身をうまく移動させてカメラアングルも調整可能。

自撮りを格上げしてくれるお役立ちアイテム

カラビナ&スリング

本来クライミング用だが、なにかと便利に使える。カメラを吊したり立木や支柱に巻きつけたりして固定することも。細引きやナスカンなどでも大丈夫。

ミニ三脚

じゃまにならない小さい三脚があればセッティングの自由度はかなり上がる。もちろん高山植物の撮影にもいいし、星空撮影だって工夫次第では可能にしてくれる。

先生/杉村 航さん

鱒釣りが得意な山岳カメラマン。信州登山案内人。ガイドに歩荷に最近何屋かよくわからなくなってきている。スマホを隠すのが面倒で、そのまま入れ込んでパシャ!

教わった人/平畑真智子さん

セルフポートレートももちろん自撮りで挑戦。ポイントは背景と光のチョイス。あとはリモコン代わりのスマホをいかに隠すか……。

元IT系の美人翻訳者。脚が長く見えるローアングル+肌写りのいい明るい日陰を組み合わせて。さらに斜め上を見上げることでフェイスラインを美しく、瞳にもキャッチライト!

出典

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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