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紅葉の飯豊連峰 2泊3日の女子山旅 ルートガイド

東京を9時に出発し、登山口の飯豊山荘に到着したのは17時ごろ。アプローチだけで1日仕事だ。山も長ければ、入山までの道のりも長い! が、それでも行く価値があるのが飯豊連峰なのだ。

>>ルポはこちらから

紅葉の飯豊連峰 2泊3日の女子山旅

紅葉の飯豊連峰 2泊3日の女子山旅

2020年10月05日

写真◉岡野朋之 Photo by Tomoyuki Okano
文◉福瀧智子 Text by Tomoko Fukutaki
取材期間:2016年9月26日~28日
出典◉PEAKS 2017年10月号 No.95

東北屈指の長い稜線を行く。

どこから入山してもアプローチが長いことで有名な飯豊連峰(具体的なアクセスは右下にて)。今回は北側の飯豊山荘からスタートし南下。連峰の最南端の疣岩山(いぼいわやま)までは足を延ばさず、途中の種蒔山手前で進路を北東へ取って大日杉小屋へ下山するルートを選んだ。

これはJR小国駅近くにクルマをデポしていたためで、すべて歩ききって川入の登山口や弥平四郎登山口へ下山するルートもポピュラー。川入などの逆から入り、飯豊山荘へ下りる人も多い。

今回は雨のため断念したが、天気や体力が許せば大日岳往復(コースタイム3時間40分)を行程に入れてもいい。当初は3日目に大日岳を往復して本山小屋で小屋泊し、ムリせず4日間で歩く予定にしていた。

データ

  • 総距離:約28km
  • 歩行時間:約22時間40分(1日目:8時間10分、 2日目:5時間50分、 3日目:8時間40分)
  • 1日目:飯豊山荘~丸森峰~地神山~胎内山~門内小屋
  • 2日目:門内小屋~北股岳~梅花皮岳~烏帽子岳~天狗岳~御西小屋
  • 3日目:御西小屋~御西岳~飯豊山~本山小屋~切合小屋~地蔵岳~大日杉小屋

アクセス

行きはJR米坂線小国駅から小国バス南部線で「梅花皮荘」まで移動し、飯豊山荘の予約の際に頼んでおいた送迎で投宿。バスは14:23 小国駅発に乗車した。下山後は予約しておいた小国タクシー(TEL.0238-62-3223)に乗車。小国駅までの所要時間は約1時間、大型車で¥18,000ほどだった。

マップ

①JR米坂線小国駅から飯豊山荘までのバスは8月31日まで。それ以外の期間は手前の梅花皮荘が終点。約1時間、運賃は¥700。

②どこから入山しても初日は急登を強いられるのが飯豊。丸森尾根も例外でなく、下りのほとんどない一直線の登りだ。気合いあるのみ!

③森林限界を抜け、突然視界が開けるのが丸森峰付近。主稜線を目前にしていよいよ道も緩やかに。ここまで来れば気分が一気にラクになる。

④地神山から、飯豊連峰の北端を締めくくる朳差岳を望んで。縦走を誘うように一本道が北へ向って延び、つい足を向けたくなってくる。

⑤初日夜から天候が崩れ、翌朝は雲のなか。門内岳の山頂に立つ大山積の祠で道中の天候回復を祈ってみる。果たしてその成果は……!

⑥大量の積雪によって大きく削られ、急峻な地形になった主稜線の東斜面。夏は夏で一帯は雪渓やお花畑を多く抱き、登山心をくすぐられる。

⑦来た道を御西小屋から振り返る。この時期、朝方は地面に霜が降り、池塘には薄氷が貼っていた。日没後はインナーダウンとシェルを重ねて。

⑧飯豊山と切合小屋の中間にある御秘所(おひそ)は、距離は短いが岩場が連続。疲れがみえはじめる時期なので、集中力を切らさず歩きたい。

⑨山行終盤の地蔵岳からの下りも、登りに負けじとツラい! 最後は〝ザンゲ坂〞と名付けられた滑りやすい急斜面をクサリを伝って下りていく。

⑩電波状況のよい切合小屋で、下山後のタクシーに到着予想時刻を最後に伝え、迎えに来てもらった。2泊3日の距離を1時間ほどで移動する。

アドバイス

エスケープルートは縦走路から各方面に延びているが、どこも急勾配のため緊急で使う際には細心の注意が必要。飯豊山荘から入山する場合は、JR小国駅周辺にスーパー「アスモ」があり、最後の買い出しに利用できる。下山後はタクシーで戻ってくる小国町の「おぐに開発総合センター」で温泉入浴が可能。

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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