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自分の足型からみる、登山靴選びのススメ

登山靴を選ぶとき、デザインや機能性も大切だが、自分の足に合っている1足を選ぶということが重要となる。ここでは自分の足に合った登山靴を探すきっかけとして、足型について紹介していきたい。

自分の足型について知ろう

足型の情報として一般的に知られているのは縦の長さだろう。縦の長さがわかれば、自分が履ける靴のサイズを選ぶことができる。しかし、“自分の足にぴったり合った靴”を探すなら、さらに細かく足型を測定していく必要がある。自分の足型について知るきっかけとして、3つの形状を紹介する。

①つま先の形状

足型の違いとして、視覚的にわかりやすいのがつま先の形状だ。指先が靴に当たるなど、つま先の形状によって足に合わないモデルもある。このようなモデルを無理に合わせようとすると、ひと回り大きいサイズを選んでしまったりすることもあるので注意したい。また、自分のつま先形状を知っておくことで、靴選びの選択肢を絞ることができるだろう。

A エジプト型

親指がいちばん長く、小指にかけてなだらかな傾斜になっている。つま先の先端となる親指に当たらない形状の靴を選びたい。

B ギリシャ型

人差し指がもっとも長い形状。比較的どんなシューズにも合いやすいため、つま先形状においては失敗は少ないだろう。

C ローマ型

親指と人差し指が同じぐらいで、比較的一直線に指先の長さが揃っている。つま先部分が細い靴を履くと小指が圧迫されやすい。

D ドイツ型

親指がもっとも長く、ほか4本の指先が比較的一直線に揃っている形状。ローマ型と同じく、つま先部分が細い靴は合わせづらい。

E ケルト型

人差し指がもっとも長く、親指と中指がほぼ同じ長さで次に長く、薬指と小指がほぼ同じ長さの形状。ギリシャ型と同じく失敗は少ない。

②甲の高さ

“日本人は甲高”という先入観で、自分は甲高だと思っている人が多いかもしれない。しかし実際はどうだろう。甲高かどうか、調べる方法のひとつとしては、かかとの後端から足長の約55%の位置で甲の高さ(足高)を測る。足高÷足長の割合が甲の高さを判断する目安となり、男性の平均は23.9%、女性の平均は23.0%となる。

Ⅰ 高い

視覚的な甲高の形状としては、アーチ(土踏まず)が盛り上がり、甲の傾斜が強く、厚みがある。くるぶしの位置も比較的高い。

Ⅱ 普通

甲の傾斜角がなだらかで、ほどよくアーチがある。靴の高さにおいては比較的合わせやすく、甲の圧迫感や窮屈さを感じない。

Ⅲ 低い

甲の傾斜がほとんどなく、靴を履くと甲との間に隙間が開く。アーチも比較的低く、くるぶしの位置も低め。

③足囲(ワイズ)

足囲(ワイズ)とは、足の横幅1周の長さをいう。足の長さとワイズを照らし合わせた値はJIS規格の表記もあり、靴のサイズ基準として比較的よく用いられる。また、幅広だと思い込んでいる人が多い傾向があるように思うが、ワイズの値を知っておくことで、自分の足型を自覚するきっかけとなるだろう。靴選びの際は足幅にフィットしたものを選ぶ。

足の長さとワイズを測る。ワイズの測り方は、足の親指と小指の付け根の、骨が出っ張った箇所をつないで一周測る。

上の表は男女別に足長とワイズを照らし合わせた表。本来はさらに細かに表記されるが、ここでは単純化している。足長とワイズが交わる箇所に該当するa~cが足幅の広さだ。

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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