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山の写真術|これを知るだけで格段にレベルアップ!

山登りのとき、景色や仲間の表情をきれいに残しておきたいと思っている人も多いだろう。写真にはセオリーもあるがコツもある。これだけは、というポイントをプロがご紹介。

文・写真◉亀田正人 Text & Photo by Masato Kameda
出典◉PEAKS 2017年5月号 No.90 

1:物語を想像して撮る

突然開けた湿地にポツンと鹿が1頭。出会ったときは興奮のあまりにアップで撮ってしまいがちだが、シチュエーションを見せることによって物語が膨らんでくる。いろんなことを想像して撮ろう。

ここではカメラの話ですが、本当は山へ行ったらカメラなんか撮ってないで全力で自然を感じて楽しんでもらいたい。なので少ない撮影枚数でも、整った写真を撮るためのコツのひとつとして、ストーリー性をもたせて撮るという方法を紹介します。

方向性を決めることで余計なイメージがなくなり、撮りたいイメージが明確になってきます。最近読んだ漫画、小説、好きな映画の世界観を想像して撮影してみるのもおもしろいですよ。

2:寄ったり引いたりしてみる

いつもであれば稜線を中心に引いた写真を撮るかもしれないが、上部に広い空間を取ることによって、普段とは違う雰囲気の写真になった。セオリーに惑わされないのも重要。

山頂での記念撮影などは、せっかくだからいい写真を撮りたい。じつはいい写真という言葉のなかにはいくつもの要素が含まれていて、その要素が多いと一枚の写真にまとめるのは難しい。

山頂からの大自然、仲間の笑顔、もちろん山頂の看板も入れたい。まとめきれずに中途半端なことになってしまうわけです。私もよくあります。初めのうちはその要素をひとつに整理することで、自分がどんな写真を撮りたいのかわかってきます。

大きく引いて大自然を撮ろうか、グッと仲間の表情に寄るか。悩んだらどちらも撮りましょう。

3:露出補正だけは覚える

御来光を眺める人たち。被写体の背景が明るい場合、露出補正をマイナスにするとシルエットが撮れる。

写真を撮ってみたら見た目の世界より明るいんですけど? 暗いんですけど? なんてことになった人もいると思います。逆光で人の顔が真っ暗、白く輝いていたはずの雪がなんか暗い。

悪いことだけではなく自分では撮らないような幻想的な写真が偶然撮れることもありますが、自分の思った明るさにしたいときの機能として露出補正があります。

使い方は簡単で、プラスにすると明るくなってマイナスにすると暗くなります。見えている世界を忠実に出そうと思うと結構難しいですが、この機能を使って自分が見て感じたイメージの世界を再現してみましょう。

光がフラットなときは露出を調整するときれいなグラデーションに。

教えてくれたのは/アウトドアフォトグラファー・亀田正人さん

チベットからベトナムへ、約5,000㎞を流れるメコン川全流降下プロジェクトに参加し、アウトドアフォトグラファーとしてのスタートを切る。

http://kamedamasato.com/

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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