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【アライテント】ソロからグループまで、テント泊へと誘う4つのニューモデル

アライテントは寡作といってもいいメーカーだ。なぜなら、一つひとつの製品を職人がていねいに作っているから。どんどん新しいものを作るのではなく、作るからには長く使えるいいものを。完成度を高めるために、新作が生まれるまでには相応の時間がかかる……はずなのだが、うれしい驚き。今年はなんと、4つも新作が登場する。

ソロからグループまで、選択肢ますます充実。

トレンドか、経営的な戦略か、はたまたウイルスのせいか。理由はよくわからないが、どんなブランドにも新製品が多く出る年というのが周期的にある。今年はライペンが豊作だ。4つの新作をご紹介しよう。

目玉はトレックライズ2W。トレックライズ2の後ろに入り口を追加したモデルだ。対称形で両側に同じ大きさの前室を備え、居住性と快適性がぐんと高まった。

入り口追加の要望はこれまでもあったはずだが、なぜ実現しなかったのか。アライテント広報の福永克夫さんにたずねた。

「トレックライズはもともと“快適な居住性を持ちながらも世界最軽量”を目指したテントでした。ですから、2~3人用の2も入り口はひとつだったんです。しかし、登場から20年もすぎると重量面のアドバンテージもなくなってしまうんですよね(笑)。近年は前室などのユーティリティスペースが重視される傾向もあるので、それならば、というわけです」

今年は数量限定の発売になる。コロナ禍で展示会が中止になってしまい反応が読めなかったが、昨年末に取り扱い店に案内を出すと予想以上の反響があった。

当初は100張の予定だったが、急遽200張に倍増。気になる人は早めに決断したほうがよさそうだ。

トレックライズ 2W

ふたりが便利に使える2ドア仕様。

両側に同じサイズの前室を備える。導線が交差しないため居住性が大幅UP。カラーはDXフライと同色。明るく、より開放感がある。

  • 価格:¥62,700
  • 重量:1,800g(テント本体+フレーム+フライシート)
  • 収容人数:2 ~3 人

詳細はこちらから

ソロ派にはドマドーム1プラスがある。フロアの片方を広げ、室内空間を拡大した。変形フロアはオニドームから着想を得たもの。
旧モデルと比べると前室は狭くなるが、ひとりで使うことを考えればこちらが正解に思える。

ドマドーム1プラス

ドマドーム×オニドーム

150張の限定販売。旧モデルは短辺75㎝の長方形フロアだったが、変形フロアに刷新。室内が広くなり、居住性が大幅に改善した。

  • 価格:¥56,100
  • 重量:1,680g(テント本体+フレーム+フライシート)
  • 収容人数:1 人

詳細はこちらから

グループやファミリーにはエアライズ4。ライズシリーズは豊富なオプションも魅力だ。春の同時発売はアンダーシートのみだが、秋には外張りも発売予定。来年以降はカヤライズ4やDXフライも予定しているという。

エアライズ4

エアライズ史上最大。

ファミリーテントの快適さはないが、最大5人が寝られてこの軽さ。フロアは正方形で両側に入り口があるが、前室は片方が小さめ。

  • 価格:¥79,200
  • 重量:2,600g(テント本体+フレーム+フライシート)
  • 収容人数:4 ~5人

詳細はこちらから

ミニマムな装備を求めるならライズ1だ。こちらはフレームを一新した。厳密にいえば新作ではないが、100gの軽量化は新作に匹敵する大ニュースだろう。

ライズ 1

100gの軽量化

自立式シェルターはフレームを軽量なものに変更。これによって最大3人で使える「2」も1㎏を切って990g(本体+フレーム)に。

  • 価格:¥38,500
  • 重量:880g(本体+フレーム)
  • 収容人数:1人(最大2人)

詳細はこちらから

ライペンは、英語で円熟を意味する。さまざまなニーズに応える新作の登場でラインナップはさらに充実した。ブランドの名に違わず、また一歩、円熟へと近づいた。

企画協力◉アライテント TEL.04-2944-5855 www.arai-tent.co.jp

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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