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わずか170gの超軽量トレイルシューズ。サロモン「S/LAB パルサー」が誕生!【前編】

アウトドア好きな人にはおなじみ、フランスの総合アウトドアメーカー「サロモン」。サロモンは1947年にスキーエッジ作りからスタートし、現在ではトレイルランニング、トレッキングなどの分野でもオリジナリティあふれるアイテムを製作し続けている。
2021年4月、そのサロモンが革新的なシューズをリリースした。

その名は「S/LAB パルサー」(以下、パルサー)。ひとことで形容するのが難しい個性的なシューズだが、わかりやすく説明するとしたら「超軽量で足と一体化するようなトレイルシューズ」。

おもにトレイルランニングに向けて作られたシューズだが、ロードラン、軽量装備での山歩きなど、パルサーの特徴が活きるアクティビティ、フィールドは幅広い。このパルサーについて詳しく紹介する前に、まずは「S/LAB(エスラボ)」とはなにか、説明していこう。

「これまでにないもの」をテーマに作り出されるS/LAB(エスラボ)のアイテム

サロモンソフトグッズセールスチームマネージャーの佐々木紀和さん

「S/LABは『トップアスリートが使用するハイエンド製品』と認識している人が多いと思うんですが、それは結果であって、そもそも、S/LABというのはコンセプトに基づいて作られている商品シリーズなんです」

そう語るのは、サロモンのセールスチームマネージャーを務める佐々木紀和さん。では、S/LAB製品のコンセプトとはどのようなものなのだろうか?

「簡単にいえば、『市場にないものを作り、使ってもらうためのアイテム』なんです。S/LAB製品はフランスの「アネシー・デザイン・センター」という研究所で開発されているんですが、ここはヨーロッパアルプスの近くに位置していて、アスリートも頻繁に立ち寄ります。

その際、アスリートが『こういうアイテムがほしい』という要望を出してくることがあり、それに基づいて研究所で試作、アスリートにテストしてもらうんです。一部は『レースで勝つためのアイテム』もありますが、それが製品すべてのゴールじゃないんですね。製品それぞれでコンセプトが違う、という感じです」

S/LABシリーズのシューズの一部。(左から時計回りに)レーシングモデル「S/LAB センス8」をベースにより悪条件に強い仕様にチューンナップした「S/LAB センス8 SG」、スイムラン用に開発され水はけに優れる「S/LAB XAアンフィビ 2」、ぬかるみや濡れた岩場でも高いグリップ性能を誇るソールを備える「S/LAB クロス」、雪が残るような山岳地帯を駆けるように移動するための「S/LAB XAアルパイン2」、スピードが求められるシビアなレースシーンで活躍するための軽量モデル「S/LAB センス8」

目的、フィールドに合わせた最良のアイテム(シューズだけでなくS/LABにはさまざまな製品がある)を開発、提供しているのがS/LABであり、納得いくものができるまで、ほとんどのアイテム開発には数年掛けるという。セールス主体ではなく、プロダクト第一主義で作られているのだ。そのため新製品が登場しない年もある。

と、ここで話をパルサーに戻そう。
このパルサーはトレイルランニング・スカイランニングの世界で活躍し、「世界最強」とも称されるトップアスリート、キリアン・ジョルネのリクエストを元に開発された。

山岳スポーツの世界で活躍するトップアスリート、キリアン・ジョルネ。写真はコースレコードで優勝した2019年の「Sierre-Zinal Race」(約31km)にて。キリアンはUTMB、ウェスタンステイツ・エンデュランスランなど数々のレースで優勝しており、さらに26時間というエベレスト登頂の最速記録を残すなど、さまざまなチャレンジも行なっている

キリアンがシューズに求めたのは「より速く、より軽く」「自然な反発力があり、クッションもある」という「いいとこどり」なシューズ。結果的に片足170gというサンダル並みの軽さを実現した。

このパルサーは2019年から試作が繰り返され、2019年に開催されたレース「Sierre-Zinal Race」(約31km)では、キリアンが試作シューズを履いてコースレコードで優勝。その際、「キリアンが履いているのはS/LABの新製品では?」と一部で話題になった。

パルサーの開発についてはサロモンのYouTubeチャンネルにてムービーがアップされている。

 

パルサーのディテール

パルサーにはさまざまな特徴があるが、まず目を引くのがソールの形状。「リバースキャンバー」と呼ばれる船底のようにカーブを描く形状となっている。これにより着地したあとも足がスムーズに前に進み、結果的に接地時間が短く、自然なペースアップが促される。

また、ミッドソールは全体に厚みがあるように感じられるが、じつは足の中心部分は厚く、つま先部分は少し薄めに設計されている。着地による衝撃は厚い部分で吸収するものの、つま先で蹴り出す際にはパワーロスが少なく、また岩場を登るようなシーンでもつま先の足裏感覚がしっかり感じられる。

アウトソールのラグは浅めで、縦方向に連なっているのが特徴。ラグの抵抗で減速するというよりは、適度にストップさせつつも、スピードを落としすぎないようなパターンになっている。

ただしラバー自体は適度な柔らかさがあるので、意識的に荷重すれば強くグリップを利かせることも可能。見た目に反し、岩場などでもしっかりと乗り込めば滑りにくい。

アッパーには縫い目がないニット構造のマトリックス生地を使用。ケブラー、ポリアミド繊維、カーボンなどが編み込まれており、軽量ながらも摩耗に強い。通常のシューズでは施されるアッパーの補強がなくても耐久性が高いので、より軽く仕上げることができる。

履き口はソックスのような形状。伸縮性があり足首にピッタリと沿うので、行動中も小石などがシューズ内に入りにくい。また、シューレースはサロモンのシューズで多用されているクイックレース仕様で、行動中に緩んできたり、ほどける心配がない。

サロモン/S/LAB パルサー

  • 価格:¥25,300
  • サイズ:23~28.5cm
  • ドロップ:6mm
  • 重量:170g(27cm/片足)

後編では、兵庫・芦屋のアウトドアショップ「スカイハイマウンテンワークス」代表である北野拓也さん、サロモンサポートアスリートである小出徹さんによるインプレッションをお伝えする。

S/LAB パルサーはこちらでチェック

問い合わせ先:サロモン コールセンター TEL.03-6631-0837(10:30~17:00、土日祝日は休業)

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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