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残雪登山が楽しめるに人気エリア5選

残雪期にいい山というのはどこだろう? 意外とこれは難問だったりする。ほどよく雪が残っていて雪山気分が味わえ、登り応えがあるエリアを5つ紹介しよう。

文◉森山憲一 Text by Kenichi Moriyama
写真◉森山憲一、杉村 航、宇佐美博之 Photo by Kenichi Moriyama, Wataru Sugimura, Hiroyuki Usami
出典◉PEAKS 2020年5月号 No.126

Area.1

残雪期登山を象徴する場所、涸沢を擁する人気エリア

槍・穂高

  • 残雪期=4月~7月上旬
  • グレード=初~上級

5月9日

涸沢岳付近から槍ヶ岳方面を遠望。この時期は稜線上の雪も豊富。縦走は超困難だ。

5月19日

涸沢のテント場。

6月25日

穂高岳山荘。この時期になると稜線の雪はほとんど消える。

北アルプス屈指の人気エリア。ゴールデンウイークの涸沢には、夏のハイシーズンなみのテント村ができることもある。涸沢までなら雪山登山初心者でも十分楽しめる。

ただしそこから上、奥穂高岳や北穂高岳に登るとなると難易度がかなり上がり、上級者向けとなる。急傾斜の雪壁の通過が必要になるため、ロープワークができない人は基本的に登らないほうがいい。一方、槍ヶ岳は穂高に比べると難易度は下がる。

槍沢や飛騨沢経由のルートならば、よほど雪が硬くないかぎり困難な箇所はなく、残雪期中級レベルの登山者でも挑戦は可能。いずれも6月になると稜線上の雪はほとんど消えるが、谷沿いはまだまだ豊富に残っている。

残雪の状態は急速に変わる

4月29日

7月20日

山の雪は4月から6月ごろにかけて急速に溶けていく。残雪の状態は日毎に変わっていくといってもいいほどだ。たとえば右の写真は谷川岳。ゴールデンウイークのころには豊富な雪に覆われていた山が、6月になると急速に残雪がなくなり、7月に入ると下の写真のように、完全な夏山状態になっている。

わずか3カ月弱で、山の様相が大きく変わってしまうのだ。「残雪期」とひとくちにいっても、時期によって条件が大きく異なるので要注意。

残雪は年によってかなり異なる

2011年5月9日

2019年5月19日

右の写真は前穂高岳の北尾根。上の写真はまるで厳冬期のごとく真っ白に雪に覆われているのに対して、下の写真はかなり岩の露出部分が多い。わずか10日しか違わないのに、年によってこれだけの差があるわけだ。

同じ時期に登った経験があっても、行ってみたら雪の量や状態が以前の記憶と大きく異なって面食らうこともよくある。出かける前は、インターネットのライブカメラなども利用して、現地の最新状況をよく調べるようにしよう。

Area.2

アプローチ簡単な残雪天国。ただし剱岳登山は別格

剱・立山

  • 残雪期=4月下旬~7月上旬
  • グレード=初~中級

6月13日

剱沢から見た剱岳。山頂左下にべったり残った雪の箇所が、この時期の最大の難所となる前剱の急斜面。

6月14日

立山雄山。6月になると稜線上の雪はだいたい消える。

6月14日

室堂平はまだ一面雪に覆われている。

4月15日

4月の室堂平はまだ完全な雪山状態。

立山室堂周辺は、手軽なアプローチですぐに雪山の世界に入れる貴重な場所。周辺のスノートレッキングや雷鳥沢での雪上キャンプならば初心者でも十分楽しめる。雄山に登ったり縦走したりするとなると、時期によってはやや難しくなる。

積雪の多いエリアなので、4月はまだ完全な雪山。5月中旬から稜線の雪がなくなり始めるが、部分的に傾斜の強い雪の斜面が残るところもあるので、アックス&クランポンの歩行に慣れた人でないと危険だ。

一方、残雪期の剱岳は立山とは比較にならないほど難しく、基本的にアルパインクライミングのフィールド。アックス&クランポンの基本テクニックはもちろん、ロープワークも身に付けた人でないと登ることはできない。

Area.3

残雪期北アルプスのピークハント入門エリア

白馬・後立山

  • 残雪期=4月~6月下旬
  • グレード=中級

6月28日

栂池から白馬乗鞍岳に向かう登り。標高2,000mちょっと、6月末でもこの雪の量だ。

6月29日

白馬大池から白馬岳に向かう登山道。部分的に雪が残っている。

6月9日

このエリアではもっともやさしい唐松岳。

6月8日

鹿島槍ヶ岳。赤岩尾根ルートは滑落事故に注意。

槍・穂高と並んで残雪期登山で人気が高いのがこのエリア。雪山登山中級レベルでも山頂に立てる山がいくつもあるのが魅力だ。登山の難易度でいうと、やさしい順に唐松岳、爺ヶ岳、白馬岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳といったところ。

エリア内では難しい部類の鹿島槍ヶ岳や五竜岳でも、穂高岳や剱岳に比べると登山の難易度はかなりやさしく、雪山登山中級者の腕試しにもいいだろう。積雪が多い地域なので、残雪登山が長く楽しめるのも魅力。

北アルプスのほかの地域と同様、稜線上の雪は6月に入ればほぼ消えるが、谷沿いや山腹にはまだたっぷりと残っている。そのため、一般ルートを外れると6月でもかなり難しくなるので、ルートファインディングには要注意。

Area.4

積雪が少なめで残雪登山入門にもよいエリア

中央・南アルプス

  • 残雪期=4月~6月上旬
  • グレード=中級

4月27日

南アルプス鳳凰山地蔵岳。ご覧のように残雪は少ない。

5月11日

中央アルプスの千畳敷。カール状地形なので遅くまで雪が残る。

5月11日

宝剣岳の稜線。

5月11日

檜尾岳方面の展望。なお、千畳敷ロープウェイは工事のため2020年は6月いっぱいまで運休の予定。

積雪が比較的少ないエリアなので、いわゆる残雪期登山が楽しめる期間は長くない。とくに南アルプスは、6月に入るとほとんどの山で雪が消え、夏山シーズンとなる。

中央アルプスは千畳敷周辺を中心に、もう少し残雪登山を楽しめるが、6月後半になるとさすがに雪山感はなくなってくる。おすすめは、4月からゴールデンウイークごろまでの南アルプス。仙丈ヶ岳や鳳凰三山は雪山入門者でも楽しめる。

北岳はもう少し難しくなることと、この時期はバスが不便なことから、あまり一般的ではない。中央アルプスは、ロープウェイが使えることから残雪登山でも人気が高い。木曽駒ヶ岳は難易度的にも初中級クラス。宝剣岳は岩場があるため難しく、中級者以上となる。

Area.5

豊富な残雪が魅力春は自然条件も穏やかだ

上越

  • 残雪期=4月~5月下旬
  • グレード=初~中級

4月29日

ゴールデンウイークの谷川岳山頂(オキの耳)。

4月16日

巻機山はバックカントリーのフィールドとしても人気だ。

4月10日

武尊山はスノーシューでも登れる手軽さが魅力。

4月29日

天神平から谷川岳に向かう登り。西黒尾根経由で登ると難易度が上がるの注意。

群馬・新潟県境のエリアは、標高が2,000m前後とそれほど高くないにもかかわらず、国内屈指の豪雪地帯でもあり、春まで豊富に雪が残っている。豪雪地帯ゆえに、この時期はアプローチが大変な山もあるが、そのなかで登りやすく人気が高いのが、谷川岳、巻機山、武尊山など。

谷川岳や武尊山はスキー場のリフトやゴンドラを利用して登ることができるので、雪山登山初~中級者でも楽しむことができる。巻機山は下から歩いて登っていく必要があるので体力がいるが、地形が比較的おだやかなため危険な箇所はとくになく、バックカントリースキー&スノーボードのフィールドとしても人気だ。

このエリアは標高が低いため、5月後半になると急速に残雪が消えていく。

出典

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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