意外と知らない！キャンプライトの基本的な使い方とは？

ワンデイキャンプなら考えなくてもいいが、1泊以上のキャンプならライトのことも考えたい。 せっかく美しく構築したキャンプサイトがさらに美しいものになるかは、ライトの使い方次第なのだ。手慣れたキャンパーへの第一歩として、ライトの基本的な使い方を覚えておこう。

文◉今坂純也
写真◉後藤武久
出典◉CAMP TOOLS 2021

シーンを深くイメージして
色や光量などを考える

ふと自宅の灯りに注目してみる。ベッドサイドには明るさを抑えた電球色の狭い灯り、くつろぐリビングには電球色で広めの間接照明を……なんてこだわりはあるはずだ。キャンプでも基本的には同じ。ただ、キャンプでは部屋が分かれているわけではない。灯りを使うシーンをより明確にし、色味を揃えていくとチグハグな印象の空間にならずに済む。作った料理をよりおいしそうに見せたり、サイトを昼間以上の印象にしたりできれば、もう立派なライティングマイスターだ！

もっとも大事なことは、サイトの灯りの色を揃えること。さらに、雰囲気を出したいなら灯りの色を焚き火の色に合わせるといい。光量や大きさはそのシーンを考えて、ベストなものを選ぼう！

コールマン
ワンマントルランタン

ジャパン定番のワンマントル中型ガソリンランタンでろうそく200本分の明るさを誇る。頑丈なプラスチックケース付きで持ち運びもラク。2010年度ロングライフデザイン賞を受賞。

明るい灯りに寄ってくる習性を利用して、明るいガソリンランタンはだんらんの場から少し離して配置する。明るさを分けてもらうために高めに！

値段：¥14,800
サイズ：約φ160×H310mm
明るさ：約200キャンドルパワー（130W相当）
重量：約1.4kg
問い合わせ：コールマン ジャパン

SOTO
レギュレーターランタン ST-260

ボンベの冷えによる光量低下が起きにくいマイクロレギュレーターの効果で、ノズル詰まりに よる故障も起きにくく、光量の微調整が容易。割れにくいメッシュ製ホヤも採用する。

ローテーブルに置くランタンは注意していないと転倒させる可能性大。よって、ランタン下部が暗くならず、転倒しづらい横置き式がいい。カセットガス仕様なので経済的でもある。

値段：¥6,380
サイズ：D130×W100×H150mm（使用時）
明るさ：150ルクス（80W相当）
重量：247g（本体のみ）
問い合わせ：新富士バーナー

UCO
キャンドルランタン

アルミボディで持ち運びに便利な軽量モデル。ガラス製ホヤを本体にスライドさせるとより小さくなるので持ち運びもさらにラク。置いて使うほか、付属のチェーンで吊るすことも可能。

自宅のダイニングテーブルに灯りがある家は限られているだろうが、キャンプならスタンダード。料理もワンランクアップしたように見えるし、炎のゆらめきがロマンチック度をUPさせる。

値段：¥3,850
サイズ：φ50×H165mm（使用時）
重量：180g
問い合わせ：モチヅキ

ルーメナー
ルーメナー2

明るさは100、500、1,000、1,500ルーメンの4段階。色は昼光色、昼白色、電球色の3色に変更可能。容量10,000mAhのバッテリーは1,500ルーメンで約8時間点灯可能。

灯りを取り付けるところがないテントやタープには、ボディ背面の磁石で挟む。やわらかな光でムードのある空間にするなら、別売りのシェードを被せると目の疲れも軽減してくれる。

値段：¥15,984
サイズ：D75×W129×H22.7mm
明るさ：最大1,500ルーメン
重量：300g
問い合わせ：KMコーポレーション

ゴールゼロ
ライトハウス600

USB充電とダイナモクランクによる手回し充電が可能。ダイヤルで細かく輝度調整ができ、片 面点灯・弱モードでは最大点灯時間は320時間。USB出力でデジタル機器への充電もできる。

テント内には細かく輝度調整できるものを選ぶと落ち着く空間に。LEDながら、温かみのある温白色と細かな輝度調整が可能なこんなモデルを。下方向に影ができにくい設計なのもイイ。

値段：¥10,780
サイズ：D114×W127×H165mm
明るさ：最大600ルーメン
重量：約498g
問い合わせ：アスク