「わたしたち、山上のテント泊に夢中です!」撮影の裏側を公開。
阿部静
- 2022年04月07日
テント泊好きメンバー、ここに集結。スタートは思いもよらぬ……雨。
ただいま絶賛制作中の『PEAKS 5月号』。今回の特集は「テント泊の百名山」。おもに百名山をテント泊の旅で紹介する記事や、百名山にアクセスできるテント場を紹介する企画が中心となるが、特集内企画のひとつとしてテント泊好きの面々による座談会も企画した。その名も「わたしたち、山上のテント泊に夢中です!」。
多忙極まる年度末最終週。アウトドアメーカーやアウトドアショップに関わる出演者のみなさんも例外なく多忙。そんななか時間を作っていただき、こちらもなんとか全員のスケジュール調整をし、無事撮影日の朝を迎えられ一安心……と思いきや、現場に到着してみれば、雨! 天気予報は曇りだったのに……泣きたくなった。しかしさすがみなさん現場慣れしているというか、テント泊慣れしているというか。雨雲レーダーでその後の天候を確認し、代案をそれぞれに提案。話し合った結果、この天気であれば1時間後には止むのではないかという予測を立て、現場待機で意見一致。そうして結果的に天気は我々の味方をし、1時間後にはすっかり止んでくれて少しの晴れ間も見えたほど。みなさんの日ごろの行ないと、現場対応力に救われたのだった。
編集部御用達の万能ロケ地。最高の絵づくりを目指す!
歩いて20分ほどのテント場は「テント場で撮影したい」といった、いわゆる”撮影目的”のときに本当に便利。アプローチが短いために現場での取材撮影時間をたっぷり確保でき、かといってキャンプ場ではなくレッキとした山中のテント場なので、リアルな山のロケーションも撮影することができる。我々編集部としてはかなり重宝しているスポットだ。出演者としては短いアプローチに物足りなさを感じてしまうかもしれないが……そこは撮影と割りきってもらいましょう。
しかもこのテント場、ロケーションが複数あり、林間の雰囲気や眺望の良い開けた雰囲気など、さまざまなシチュエーションに対応してくれる。現場に到着してすぐにカメラマンとロケハンをし、どのスポットにテントを張ったらいいイメージカットが作れるか作戦を練り、テントを張る場所を定める。
今回、出演者のみなさんには百名山での縦走に使っているお気に入りのテントを持参していただき、それぞれ張ってもらって、縦走中のテント場で話しているようなイメージを作りたかった。
ロングトレイルをよく歩かれるという、「山と道」スタッフの中村さんが持ってきてくれたテントが唯一の非自立式テントだったので、先に場所を固定し、その後にツエルト、半自立式テント、最後に自立式テントの位置を決めてセット完了。イメージどおりに絵づくりができ、編集部アベ、満足。
寒空の下、トークの熱気はムンムン、ヒートアップ! わたしたち、テント泊に夢中なんです。
この日はぐっと気温が下がり寒々しい日だったのでそれぞれに持参してもらった寝袋に包まり、湯を沸かし、まさにテント場での夜をすごしているような座談会に。寒空の下ではあったがテント泊愛にあふれたトークセッションは徐々にヒートアップ。初めてのテント泊体験からテント泊時のすごし方のこだわり、テントの形状の好みまで。「え! そんな体験したの!?」といった、おどろきの失敗談もそれぞれから出てきたが、その失敗も含めて、テント泊はわたしたちを夢中にさせる魅力的な山旅だということ。
みなさんのテント泊への想いがあふれんばかりな座談会は大盛り上がりのなか終了。アッツアツなトークの内容は4月15日発売の誌面にてご確認を!
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