
「旅のスタイル、旅の服装、旅のかたち」|劇団EXILE・佐藤寛太の旅手引き #2

佐藤寛太
- 2022年05月31日
文・写真◎佐藤寛太 Text&Photo by Kanta Sato
直前になるまで決まらない旅のかたち。
みなさんはどうやって旅に出ますか。
何日も前から入念に計画して行きたい場所や、ご当地のグルメを調べ尽くして初日を迎えますか?
前日の夜に思い立ち動きやすい服とバックパックひとつ、本を一冊持って家を出ますか?
僕は日程の目星はついていても行き先は決められないことが多いです。
なにかポリシーがあるわけではなく行き先の天候が読めなかったり、自分が海、山、街、どこに行きたいのか。
アクティビティをしたいのか、美術館や、カフェめぐりをしたいのか。直前になるまで本当になにをしたいのかがわからないんです。
なのでいつもひとりか、寛容な人としか旅に行けません。宿なんかほとんど当日に予約しますから。
そういえば、旅の持ち物、着ていく服、行き先での行動パターンがその人の性格を表している気がしませんか?
キャリーバッグか、小さめのバックパックか、オシャレをするのか動きやすさ重視の軽装なのか、時間に対してどうすごすのか。
不都合を飲み込みながらも、同じ時間を共有できる幸せ。
先日友人と2人で旅行に行ってきました。僕と友人の格好が対照的すぎておもしろかったです。
方や、大荷物に登山道具やキャンプ道具を詰め、日常使いするリュックを別に持ち方や、小さいポシェットにキャリーバックという出立ち。知らない街をドライブしながら天気次第で行き先を転々としていく。最終日に山に登ることはできましたが、車に積んだキャンプ道具は最後まで使うことがありませんでした。
普段は真面目な友人が旅先では時間にズボラだったり、ふたりで予定を組んでいても興味を向けるものが違ったり、ひとりでいると行かないところに足が伸びたり。
人といっしょにいることは不都合を飲み込みながらも同じ時間を共有できる幸せがあります。
先ほど、行き先が決められないといいましたが、まったくの無策で旅に出るというわけでもありません。
いつも候補地を3つ4つ考えて、それぞれの場所で体験できるなにかを調べておきます。
そうすると、たとえその旅で行くことができなくても、その土地に少し親しくなった気がして、次の旅の選択肢が広がるんですよね。
連載2回目にして旅に出られててよかったなー。
方向性が定まらない連載ですが優しい気持ちで楽しんでいただけると幸いです。
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