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歴代55品から愛用8品を厳選! 「PEAKS付録研究家」がPEAKSの付録を徹底レビュー!!

文・写真◉森山憲一 Text & Photo by Kenichi Moriyama 

 

みなさん、PEAKSの付録は活用していますか?

 

小冊子や地図などはのぞいて、”モノ” としての付録がPEAKSに初めて付いたのは、2013年3月号の「ウォータープルーフオリジナルエアクッション」。

これがウォータープルーフオリジナルエアクッション

 

以来10年近く、私は、これまでの付録ほぼすべてを試してきました。なかには、日々、山で愛用し続けているものも少なくありません。なぜほぼすべてを試すことができたかというと、私自身が元PEAKS編集部員であり、フリーになってからもなんらかの形で雑誌製作に関わっており、毎号PEAKSが送られてくるからです。10年近くにわたって付録に接し続けている人はそう多くはないはずで、その意味では「PEAKS付録研究家」といってもいいかと思います。

そこでこの記事では、エアクッションに始まる歴代55品の付録のなかから、私が特に愛用しているものを紹介します。紹介順は、私の愛用度順とお考えください。

 

マウンテンミニウォレット(2019年7月号)

ウォレットに付いている緑の輪は自分で付けたもの。上段右はウォレットを閉じたところ。下段は、それまで使っていた「オリジナル撥水機能付きウォレット」

 

どんな山行にも必ず持っていくのがこれ。1万円札ジャストサイズの札入れ、コイン入れ、カードホルダーが付いているベルクロ開閉式の財布です。なんの変哲もないですが、山で必要な最低限機能を備えており、まったく過不足がありません。重量は約22グラム。

これを使う前は、同じく付録のオリジナル撥水機能付きウォレット(2015年4月号)を使っていたのですが、こちらはただの袋で中に入れた物の出し入れがしづらく、さすがに使い勝手がよくなかったので、マウンテンミニウォレットの登場とともにチェンジしました。

 

ハイカーズポケット(2018年6月号)

財布や日焼け止め、スマホなど、身の回りの小物を入れられるサコッシュ型ポーチ。ほぼすべての山行で出動します。山での行動中は私はサコッシュとしては使わず、ポーチとしてバックパックの雨蓋に入れていますが、テント場などでは小物を携帯できるバッグとして便利に使っています。行き帰りの道中でも大活躍です。重量わずか32グラム。

気に入っているポイントとしてはサイズ感。そしてペラペラの低品質感もお気に入りのポイント。余計な重量増につながるものがまったく付いておらず、これが山で使うには最高なのです。かなりヘビーユースしています。

 

トレイルフード・コンテナー(2019年10月号)

右がトレイルフード・コンテナー(30g)。左は本体素材をタイベックに変えたタイベック・フードコンテナ(25g)

 

行動食入れとして愛用。サイズ感がちょうどよく、日帰りはもちろん、2泊くらいまでの山行ならこれひとつでいけます。行動食入れにはコンビニのレジ袋を使っている人も少なくないのですが、こういうポーチを使うことをぜひおすすめします。ガサガサ音がないしバックパックに出し入れがしやすいし繰り返し使えるし。

このポーチは白い素材を使っているところもポイント。明るいので中に入れたものが確認しやすいのです。2021年5月号付録のタイベック・フードコンテナも同じ作り同じサイズですが、内容物の確認のしやすさでは初代が上ですね。

 

2wayストレージバッグ(2019年5月号)

右は裏返したところ。内張がフリースとなっている。重量42g

 

一見ただのスタッフバッグですが、内側に薄いフリースが張ってあり、裏返して中にウエアなどを詰めると枕になるというもの。肌当たりやサイズなどが具合がよく、テント山行の枕として愛用しています。

ただし、2022年8月号付録のマウンテンエアピローがなかなか寝心地がよく、最近はもっぱらこちらを使用しています。とはいえ最終的には2wayストレージバッグに戻る気もする。

マウンテンエアピロー。空気でふくらます仕組みで、収納時はコンパクトに(76g)

 

ネックゲイター(2014年10月号)

薄いストレッチ素材をチューブ状にしたもの。要はBuffみたいなもので、これでないといけない理由はないのですが、どうせ付録だし紛失しても痛くないし……というつもりで使い続けてすでに8年。色が悪目立ちせず、携帯時も荷物にならず、秋冬の登山で重宝しています。

 

冬メシ保温バッグ(2016年1月号)

左が冬メシ保温バッグ(15g)。右は後継モデルのオールシーズンコジー(27g)

 

湯を注いだアルファ米が冷めないように保温しておけるケース。なんてことない保温袋ですが、現場での効果とありがたみは絶大です。15グラムの重量増をはるかに上回る価値があると考えます。

モンベルから同様の製品が出ておりますが、冬メシ保温バッグのほうが安っぽくペラペラで携帯しやすいところが優れています。2019年12月号に、これをリニューアルしたオールシーズンコジーが付録として付きましたが、しっかりしたいいものになってしまったのが個人的にはむしろ改悪で、ペラペラの初代をいまだに愛用しています。

 

バンブークッキングボード(2020年12月号)

ガタガタした地面や雪面上でも、これにバーナーを乗せることで安定して炊事ができます。気に入っているのはサイズと素材。過不足ないジャストのサイズ感と厚み。竹製であることもGoodで、普通の木の板より使いやすいです。ガスカートリッジがぴったりはまる切り込みも気が利いていて、裏返せばまな板としても使えます。無雪期にはあまり使っておりませんが、冬のテント泊にはだいたい持っていきます。(重量93g)

 

シースルードライサコッシュ(2022年9月号)

これはまだ実戦投入していませんが、上で紹介したハイカーズポケットに代わる存在になり得るポテンシャルを感じています。ハイカーズポケットは防水性がないので、雨天時にバックパックの雨蓋に入れていると、中に入れたものが濡れたりすることがあるんですよね。その点、このシースルードライサコッシュは防水素材を圧着加工した、けっこう強めの防水仕様なので、雨天時でも濡れを気にせずにすみそうです。重量は27グラムで、肩掛け用のひもを付けるとハイカーズポケットと同等の重さになります。初めて見たときはどこかで見たことあるような……気がしたのですが、きっと気のせいでしょう。

 

付録は豪華になってほしくない

付録を愛用してきて気づいたことがあります。それは、こういうものは市販品では意外と手に入らないということ。

PEAKSの付録は、まあ言ってみれば100均みたいな品質です。ところが、こういうクオリティのものって売っていないんですよ。

登山用具メーカーが同様の機能の商品を作ろうとすると、このクオリティではせいぜい数百円しか値付けできず、それではビジネスとして成立しにくいので、いい素材を使ったり機能を追加したりカッコいいタグを付けたりして、1,000円以上でも買う価値があると感じられるいいモノにするのが普通です。が、登山者的にはそれは余計な機能追加だったりするんですよね。ペラペラシンプルで安っぽいもののほうが、軽くてパッキングしやすくて山の現場では使いやすいということがあるわけです。

コストが限られた雑誌の付録という事情が、かえって使いやすいモノを生んでいるという逆説的現実。これが、私がPEAKSの付録を愛用し続けている理由でもあります。

その点でいえば、近ごろPEAKSの付録のクオリティがじわじわ上がってきていることには個人的に危惧を抱いています。いいモノになってしまったら存在価値がなくなってしまう! 付録は安っぽくペラペラであってほしい! それが今後の付録に望むところであります。

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PROFILE

森山憲一

PEAKS / 山岳ライター

森山憲一

『山と溪谷』『ROCK & SNOW』『PEAKS』編集部を経て、現在はフリーランスのライター。高尾山からエベレストまで全般に詳しいが、とくに好きなジャンルはクライミングや冒険系。個人ブログ https://www.moriyamakenichi.com

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