【モンチュラ】最先端素材から生まれるモンチュラのウエア。

PEAKS 編集部

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ヨーロッパアルプスの麓に拠点をかまえるイタリアのブランドが、1998年に創業された「モンチュラ」だ。クライミング分野を中心に成長を遂げたブランドだけに、その機能性はハードな環境でも十分に信頼できるものである。

たとえば定番「バーティゴライト2パンツ」は岩などに引っかかりにくい細身のシルエット。ストレッチ性豊かな生地と高度な縫製技術を生かしつつ、傷みやすい部分は強靭な素材で補強するなど、難所でも体を動かしやすい。スマートなルックスも人気が高く、まさにアルプスが生み出したモンチュラを代表するパンツである。

それに対し、今シーズンの新製品「アイガーライトジャケット」は、これからのモンチュラを代表していくウエアになりそうな存在感を漂わせている。

その理由は、注目の素材「オクタ」を裏面に使用していることだ。英語で八角形を意味するオクタゴンに由来する8本の突起を持つ素材は、行動中も行動を止めたときもつねに〝暑くもなく、寒くもない〞という絶妙な保温力を発揮する。そのうえに水濡れに強く、通気性も併せ持つ表地を組み合わせ、より高度な次元のウエアに昇華させているのは、モンチュラならでは発想力といえるだろう。

定番にも新製品にも共通するのは、最先端素材の効果的な使い方だ。モンチュラの進化はまだ続く。国土の北側にアルプス山脈を抱えるイタリアで生まれたブランドが「モンチュラ」だ。ハードなアルピニズムの世界に適したウエアには最新素材が惜しげもなく使われ、細部の造りも確実だ。今期もすばらしいウエアがまた誕生している。

超軽量性と快適性を実現する行動保温着に最適な素材「OCTA」

帝人フロンティアが開発した「OCTA（オクタ）」は、放射状に8本の突起をもつ中空のポリエステル繊維の糸で、吸湿速乾性、断熱性、遮熱性などを併せ持ち、しかも軽量な優れた素材だ。休憩中など体の動きを止めているときは高い保温力を発揮する一方、行動中に着ていても過度に暑くならないという矛盾するかのような機能性は大きな注目を集めている。アイガーライトジャケットには背中、前身頃、肩に使用され、要所の体温を理想的にキープしている。