【ゴールドウイン】手塩にかけた今シーズン注目のハイキングウエア

PEAKS 編集部

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日本の山岳と日本人の体を知るジャパンブランドによるマウンテンウエアシリーズ。
晴・霧・曇・雨――せわしない天気でも脱ぎ着することなく日本の山歩きを楽しむ全天候型アウトドアウエアのラインナップ。

身につけてわかる！こだわりのシルエットライン。日本の山を知るドメスティックブランド。

北アルプスの北部を望む北陸・富山県に本店と工場を構え、スポーツウエア専門メーカーとして一時代を築いてきたゴールドウイン。ザ・ノース・フェイスやヘリーハンセンのアウトドアウエアの開発にも携わり、フィールドで培われたその先見性、開発力、デザイン力、精巧な製造技術、持続可能なものづくりへの姿勢は、世界の最先端をいく。全国に散らばるアスリートから集められた声は、大型開発ラボで集約され、その結実はウエアに注ぎ込まれる。

今季注目のモデルは、昨シーズンから継続して好評を得ているパーテックスシールドエアを採用したアウターのセットアップだ。

たとえば――雨がパラついてきたけど、レインウエアを着ようか着まいか。着てしまったら汗をかきそうだ。でも雨で濡れるのもイヤだ。そんな悩みを解消してくれる一着。その立役者は、通気性が非常に高い防水メンブレン、パーテックシールドエアを薄い表地と裏地で挟み込んだ3レイヤーの生地。ウエア内のムレを少しずつ逃し、つねに快適な衣服内環境をキープしてくれる。雨・風・晴れ、天候に左右されることなく。さらにいえば、急登・稜線・樹林帯、地形に左右されることなく、着続けられるレインウエアなのだ。

そしてなによりも、しなやかで、軽く、動きやすい。ウインドシェルを羽織っているような軽やかさがある。

「オールウェザー」モデルは40デニールの厚みで耐久性と軽量化を両立したバランスのいいモデル。左ページの「ファストシェル」モデルは、パーテックスシールドエア最大の特徴である通気性を可能な限り引き出したミニマムなセットアップだ。

シーンとしては、いずれも夏のアルプス縦走、低山ハイキングのほか、激しい運動を伴うファストパッキング、トレランなどを想定して開発されている。

生地だけでなく、カッティングやシルエット、細かなギミックにもこだわりがある。ゆったりと着られるシルエットは、動くたびにポンプのようにムレを排出する作用が期待でき、大きなハンドポケットは内側にメッシュ地を配しベンチレーションとしても機能する。両モデルとも環境への負荷に配慮し、リサイクル素材を使用した「グリーンマテリアル」製品だ。

ソロテックスを用いて独特な表面の雰囲気と発色がいい感じのハイクシャツとパンツも見逃せない。シワになりにくいサラッとしたハリのある生地で、夏場でも肌に張り付かず快適。防風性も適度に備わり、安心感がある。

いずれも高温多湿で、天候が変わりやすい日本の山をよく知る国内の老舗メーカーが、日本人ハイカーのために、満を持してつくったウエアといえるだろう。