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ウルトラトレイルマウントフジ2023|土井 陵選手インタビュー 

4月21日〜23日の3日間にわたって、静岡県から山梨県にまたがるトレイルを繋ぐコースで国際トレイルランニングレース「ウルトラトレイルマウントフジ」が開催された。日本を代表するウルトラトレイルランナー・土井 陵選手にレースを振り返ってもらった。

文 一瀬立子
写真 武部努龍 

4年ぶりに海外選手を迎え、過去最多参加者数での開催

富士山こどもの国(静岡県富士市)をスタートするFUJIの選手

2022年、コロナ禍を経て同レースは3年ぶりに開催されたが、新型コロナウイルスの感染予防対策のため、海外選手の出場は認められなかった。23年は従来のように海外選手の出場が認められ、「FUJI」(距離164.7km、累積標高6,451m)と「KAI」(距離68.4km、累積標高3,064 m)の2種目が開催され、合わせて3,452名の選手が出場した。これは2012年にレースが初開催されて以来の過去最多参加者数である。コロナ禍において開催にあたり様々な困難に直面してきた同レースであるが、4年という長い時間を経て活気を取り戻し始めたといえる。

レースは天候に恵まれ、大きなトラブルもなく、FUJIの完走率は約70.7%、KAIの完走率は93.8%と高い完走率となった。

2016年、2018年と2連覇を達成したDylan Bowman選手(アメリカ)。今年はKAIに出場し、4位入賞

また、22年は、選手やサポーター、ボランティアスタッフなど、レースに関わる人は、必ず抗原検査を受けなければならなかったが、23年は37.5度以上熱がある人を除いては抗原検査は免除された。ボランティアスタッフは、エイドで選手に直接接触しないように給食活動をしなければならないなどの感染症予防対策は昨年同様にあったものの、22年と比較すれば新型コロナに対する緊張感はだいぶ軽減され、コロナ禍の終わりを見たようだった。24年の開催時には、ほぼ従来どおりのレース運営になっていることだろう。

FUJI(164.5km)に出場を予定していた大会会長の鏑木 毅 さん(写真右)。故障により出場を控えることになったものの、時間を惜しんでレース運営に奔走する

土井 陵選手にとってのウルトラトレイルマウントフジとは

富士山こどもの国からスタートを切る土井 陵 選手。100マイルの長い旅が始まる

ー土井さんはウルトラトレイルマウントフジに何度も出場されていますが、一番記憶に残っているレースはどれですか?

土井 2023年で5回目の出場になりますが、18年に大瀬和文選手と同着6位になったときが一番印象に残っています。大瀬選手だけでなく、小原将寿選手とも途中一緒に進みながら、いろんな話をしました。100マイルレースは先が長いので、ずっと競い合うというよりも、お互いにひっぱり合って進んでいきます。その中でレースに関係ない世間話もしましたし、思い出に残るレースとなっています。

ー2023年、5回目のレースを振り返って、どんなレース展開でしたか?

土井 前半は調子が良くて、周りの選手たちが飛ばしていてもそれにひっぱられないように自分のペースで進んでいました。いつもそうなんですけど、後半にペースを上げていくのが自分のレーススタイルなので、山中湖きらら(約125㎞)から上げていければいいと思っていました。

鬼塚選手、万場選手と付かず離れずの距離で澤柳選手と一緒に進んでいたのですが、忍野(約112㎞)のエイドを出た後からジェルを受け付けなくなってしまって。摂取しても吐いてしまうことが続き低血糖状態になり、吐き気と眠気で苦しみ、心の強さを問われるレース終盤となってしまいました。

胃腸トラブルに苦しみながらもレースを諦めない

ー土井さんが胃腸トラブルや眠気で苦しむのは、過去にあまりなかったように思いますが・・・

土井 そうですね。ロングレースを何度も走ってきましたが、吐き気を伴う胃腸トラブルは珍しいことです。また、100マイルレースで眠気が出たのも初めてのことです。日中暑くて脱水気味になっていたという訳でもなく、ペースが速すぎた訳でもなく、今回の体調不良の原因がよくわかりませんが、もしかしたらレース前の疲れが残っていたのかもしれませんね。

実は、今年の2月~4月にかけて、家庭のことや仕事の異動でいろいろと環境が変わり、それに対応するのが大変でした。それから、3月に出場した「球磨川リバイバルトレイル」という100㎞レースに出場した際に肋骨を折ってしまって。FUJIを走るときには痛めた肋骨は完治していましたが、それまでの練習は思うようにできない部分があったので、そういったことがレース本番に影響したのかもしれません。

ーウルトラトレイルマウントフジは土井さんにとってどんなレースですか? 

土井 そうですね。国内外のトップ選手と走れるので、その中で自分の力を試してみたいと思えるレースです。また、日本で一番大規模な国際レースなので、選手やサポーター、ボランティアスタッフなど多くの人たちが集まって盛り上がるお祭りみたいな感じが好きですね。いたるところで声をかけてもらってうれしいし、たくさんの応援は力になります。私はやっぱり山岳コースが好きなので、コース上で好きなの所は天子山地や杓子山です。

ー2023年、この後はどんなチャレンジをしていきますか?

土井 6月に「DEEP JAPAN ULTRA」という100マイルレースに出場して、9月にはイタリアで開催される「TOR DES GEANTS(トルデジアン)という、330㎞の超ウルトラトレイルレースに出場します。トルデジアンには初めて出場するので楽しみです。自分の活動を理解して応援してくれる家族や周囲のみなさんに感謝して走り、上位入賞をめざします。

レース終盤、苦しみながらも我慢の走りで7位入賞を果たした土井選手。晴れやかな笑顔を見せた

ウルトラトレイルマウントフジ2023 上位入賞者

 

FUJI 男子入賞者

FUJI 男子入賞者
優勝 JIAJU ZHAO(中国)
2位 川崎雄哉
3位 鬼塚智徳
4位 万場 大
5位 西方勇人
6位 XIAO LIN(中国)
7位 土井 陵
8位 吉村健佑
9位 小林誠治
10位 荒川 純

FUJI 女子入賞者

FUJI 女子入賞者
優勝 FUZHAO XIANG(中国)
2位 CHEN RONGRONG(中国)
3位 大淵千鶴
4位 細川由美
5位 FANGYUAN WEN(中国)
6位 冨澤いずみ 
7位 伊東ありか
8位 安田彩子
9位 向井成美
10位 枝元香菜子

KAI 男子入賞者

KAI 男子入賞者
優勝 田村健人
2位 甲斐大貴
3位 JISUB KIM(韓国)
4位 DYLAN JAMES BOWMAN(アメリカ)
5位 牛田美樹
6位 奥宮俊祐
7位 CLEMENT DIEUDONNE(フランス)
8位 青木 純
9位 SETH SWANSON(アメリカ)
10位 町田知宏

KAI 女子入賞者

KAI 女子入賞者
優勝 相原千尋
2位 若林 綾
3位 徳本順子
4位 山内菜摘
5位 石原菜美
6位 野永美咲
7位 フィエルド 花
8位 高橋実世
9位 辻 麻結子
10位 池内明子

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PROFILE

一瀬立子

PEAKS / 編集部員

一瀬立子

大学時代にアウトドアにめざめ、自転車野宿旅や海外バックパッカーを経験。視野が広がりどんどん自由人になって、語学講師・パン屋経営者・編集ライターと変わった経歴の持ち主に。トレイルラン歴は長いが、テント泊登山はこれからデビューします!

一瀬立子の記事一覧

大学時代にアウトドアにめざめ、自転車野宿旅や海外バックパッカーを経験。視野が広がりどんどん自由人になって、語学講師・パン屋経営者・編集ライターと変わった経歴の持ち主に。トレイルラン歴は長いが、テント泊登山はこれからデビューします!

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