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日帰りから山小屋泊向けの主力モデル、バックパック【中型・30~49L】|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024

バックパックを評価するポイントは、フィット感と背負い心地、使い勝手の良さと軽さが挙げられる。フィット感と背負い心地は実際に商品を背負ってみないと確かめづらいが、背面長を調整できるモデルは各自の体型に合わせてフィット感を高められると考えていい。使い勝手は収納ポケットの数がひとつの目安になり、近ごろは左右のショルダーストラップにもポケットを備えるモデルの人気が高い。軽さも大切なポイントだが、過度に軽量なモデルは作りが簡素なものも多く、背負い心地はいまひとつな場合もあるので気をつけたい。ここでは、今年の新製品やトレンドを意識してセレクトした35個の注目アイテムを、容量の違いで大型、中型、小型に分けて紹介する。

編集◉PEAKS編集部
文◉吉澤英晃 Text by Hideaki Yoshizawa
写真◉熊原美惠 Photo by Yoshie Kumahara

【中型・30~49L】日帰りから山小屋泊向けの主力モデル

いま現在もっとも需要が高いのがこのクラスだ。使い勝手を考えて収納ポケットを充実させたモデル、軽量性を重視したモデル、スピーディな行動に重点を置いたモデルなど、ユーザーのニーズに合うようにさまざまなバックパックが用意されている。各自の好みや荷物の総量、使用目的などをイメージして、それぞれの用途に見合うモデルを手に入れよう。

ミステリーランチ/レイディックス47

軽いのに背負いやすい、軽量パックの新提案。

重視したのは本体の軽さだけでなく、背負ったときにいかに荷重を軽く感じるか。背面長を無段階で調整できる機能「フューチュラヨーク」と柔軟性の高いフレームを備え、定評のある背負い心地に妥協はない。

  • ¥35,200
  • 容量:45ℓ
  • サイズ:S、M、L
  • 重量:1,600g(M)
  • (問)エイアンドエフ
  • ウィメンズモデル/サイズあり

商品の詳細はこちら

▲フロントのサイドファスナーを全開にすると荷室が左右に開き、荷物の出し入れをスムーズに行なえる

 

(右上)パタゴニア/テラヴィア・パック36L

通気性を感じながらハイキングを楽しもう!

パタゴニアのハイキング向けパックの最大容量。通気性に優れるバックパネルとショルダーストラップをもち、リサイクルナイロン製の本体には、フロント・サイド・ヒップポケットを配備。荷物を濡れから防ぐレインカバーも標準装備する。

  • ¥26,400
  • 容量:36ℓ
  • サイズ:S、M、L(ユニセックス)
  • 重量:992g
  • (問)パタゴニア日本支社

商品の詳細はこちら

▲荷室の開口部は上部のフラップと連動し、ワンアクションですばやく開閉できる

(左上)オルトボックス/トラバース30

トレッキングやクライミングにも対応。

背面に通気性の高いパッドが間隔を開けて配置されていて、背中に生じた熱が前後左右から排出される仕組み。使い勝手優秀で、2本のトレッキングポールを固定する独自システムを備え、便利なレインカバーやヘルメットホルダーも標準で付属する。

  • ¥25,300
  • 容量:30ℓ
  • サイズ:ワンサイズ
  • 重量:960g
  • 問マジックマウンテン
  • ウィメンズモデル/サイズあり

商品の詳細はこちら

▲J字型のフロントファスナーで荷室が大きく開き、装備を出し入れしやすい

(右下)ラブ/ムオンND40

使い勝手、背負い心地、軽量性を集約。

1㎏以下の超軽量ながら、柔軟性と安定性を備える中空フレームや背面パッドによって良好な背負い心地。スチールの15倍の強度をもつ素材をメインに使い耐久性も◎。こちらは小柄な男性や女性向けで、成人男性の体型に合う「ムオン40」も展開する。

  • ¥33,000
  • 容量:40ℓ
  • サイズ:ワンサイズ
  • 重量:895g
  • (問)ランドアール

商品の詳細はこちら

▲大容量のサイドポケットや左右のショルダーポケットを備え、収納性も優秀だ

(左下)ロウアルパイン/ヤクリ38

使い勝手、背負い心地、軽量性を集約。

ヒップポケットやサイドポケット、フロントアクセスなど使いやすい機能を組み合わせながら軽量性を重視。一方で、軽量ながら背面長を調整できるシステムを搭載し、体型に合うサイズにカスタムできる。通気性の高いパッドで背負い心地も上々だ。

  • ¥29,700
  • 容量:38ℓ
  • サイズ:ワンサイズ
  • 重量:1,370g
  • (問)ランドアール
  • ウィメンズモデル/サイズあり

商品の詳細はこちら

パーゴワークス/バディ33SP

高機能素材で作られるスペシャルモデル。

逆台形の設計で高くなった重心が体に近づくことで負担を軽減。取り外して洗濯できる背面パッドで清潔さを保つことも可能だ。“SP”は、素材に強度と防水性に優れる素材「エコパック」を採用した数量限定の特別モデル。

  • ¥33,000
  • 容量:33ℓ
  • サイズ:ワンサイズ
  • 重量:1,150g
  • (問)パーゴワークス

商品の詳細はこちら

▲上部のフラップがショルダーストラップに連結し、荷重を引き寄せつつ、あいだに荷物を挟むこともできる

カリマー/オースター 30

背中側の空間で夏でも涼しく。

バックパネルと荷室にあいだに空間ができる背面システムを搭載し、重心が高くなる設計で体への負担がより少ない背負い心地を提供。大きく開くアクセスジッパーは、ボトムアクセスとしてもサイドアクセスとしても使用できる。

  • ¥27,500
  • 容量:30ℓ
  • サイズ:S、M(ユニセックス)
  • 重量:1,290g(S)
  • (問)カリマーインターナショナル

商品の詳細はこちら

▲「エアスペース」と名付けられた新しい背面システムで、背中に風を感じながら快適に登山を楽しめる

ブラックダイヤモンド/ベータライト30

ハードな環境をスピーディに踏破。 

耐久性に優れる防水素材「ウルトラ200」を使い、軽量ながらハードな山行にも対応。縫い目を止水処理することで高い防水性も備えている。底部にマットを取り付けられるコードがあり、装備を選べば泊まりがけの山行も可能だ。

  • ¥48,400
  • 容量:30ℓ
  • サイズ:ワンサイズ(ユニセックス)
  • 重量:695g
  • (問)ロストアロー

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▲フロントに別売のベータライトサテライトバックを取り付けることができ、収納性や容量をアップできる

ウルトラスパイア/エピックスXT2.0

泊りがけもこなすアドベンチャーレース用。

素直な縦型の荷室で装備をパッキングしやすく、利便性の高いトップリッドをもち、荷重を分散する取り外し可能な背面フレームも内蔵。レース仕様らしくフィット感に優れ、背負うとパックが体の一部になるような一体感がある。

  • ¥30,800
  • 容量:30ℓ
  • サイズ:ワンサイズ(ユニセックス)
  • 重量:737g
  • (問)エイアンドエフ

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日常使いからランニングまで、バックパック【小型・~29L】|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024

日常使いからランニングまで、バックパック【小型・~29L】|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024

2024年04月17日

必要な荷物を運ぶ登山の要、バックパック【大型・50L~】|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024

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2024年04月17日

※この記事はPEAKS[2024年5月号 No.165]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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