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【スリーピングバッグ編12選】どちらもおろそかにはできない、スリーピングバッグとマット|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024

スリーピングギアの主要2アイテムは、寝袋やシュラフともいわれるスリーピングバッグと、クッション性があるスリーピングマットだ。前者が掛け布団ならば、後者は敷布団。寝袋の保温力にはこだわるのにマットの断熱性を軽視する人は多いが、じつは体温は地面に接した部分からこそ逃げていく。だから自分のいまの寝袋では寒くて眠れないという人でも、本当に必要なのは寝袋ではなく、断熱性が高いマットであることも多いのだ。

スリーピングバッグカバーの主目的は寝袋を雨や結露による濡れから守ること。しかしある程度は寝袋の保温力も高めるため、寒い時期は晴れていても併用するとよい。また、コロナ禍のもと、山小屋の布団を衛生的に使うために人気が高まったのがシーツ。これも寝袋と組み合わせて使うと、寝袋の保温力をアップしてくれる。ウエアを丸めたものでも代用できるピローは山中では不可欠な存在ではないが、あればやはり寝心地が向上する。

編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎 Text by Shotaro Takahashi
写真◉後藤武久 Photo by Takehisa Goto

スリーピングバッグ/SLEEPING BAG

スリーピングバッグは中綿の種類によって大別される。そのメイン素材はダウンで重量のわりに暖かく、収納時はコンパクトだが、水濡れには弱く、少し高価だ。その点、化繊の中綿は安価で水濡れにも強いが、ダウンほどは暖かくなく、収納時はかさばる。現在はそれらのハイブリッドやダウンを模した化繊の中綿なども登場している。

 

①(右)イスカ/エアプラス450

800フィルパワーの高品質ダウンがたっぷり。

圧縮されたダウンがどれほどの体積まで復元するかという目安がフィルパワー(FP)で、その数値が800という高機能モデル。首周りにはマフラーのようなチューブも付き、内部の暖気を逃がさず、ますます暖かい。

  • ¥51,700
  • 快適睡眠温度:~ -1.2℃
  • 収納サイズ:φ16×32㎝
  • 重量:840g
  • (問)イスカ
  • ※ウィメンズモデル/サイズあり

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 ②(左)モンベル/シームレスバロウバッグ #5

中綿はコスパがいい化繊のエクセロフト。

体温が逃げる一因となる表面の縫い目を失くし、保温力をアップ。中綿のエクセロフトは長期間使ってもへたりにくく、暖かさをつねにキープする。重量のわりに保温性はそれなりだが、この価格は魅力だ。

  • ¥14,300
  • 快適睡眠温度:~ 7℃
  • 収納サイズ:φ16×32cm
  • 重量:786g
  • (問)モンベル

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③ニーモ/ディスコEP30

“横向き”で眠るときの心地よさを追求。

就寝時に上ではなく、横向きで寝たいという人は多いだろう。そんな人の寝るときに体勢に合わせ、腰元をくびれさせたシェイプ。暑いときは胸元の“サーモギル”を開くと内部の熱気が逃げ、クールダウンできる。

  • ¥37,400
  • 快適睡眠温度:~ 4℃
  • 収納サイズ:φ19×28cm
  • 重量:1,050g
  • (問)イワタニ・プリムス
  • ※ウィメンズモデル/サイズあり

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▲ファスナーで開閉できる左右の“サーモギル”。中綿は650FPの撥水ダウンだ

④シートゥサミット/スパーク-1Cレギュラー

上半身は縦、下半身は横のバッフル。

寝袋に使われる中綿としては最高品質の850+FPの撥水ダウン。上半身と下半身で方向を変えたバッフルで暖かさを増し、500gを下回る軽さなのに晩秋まで暖かく眠れる。頭部と足元は防水透湿性の生地で結露による濡れからダウンを守る。

  • ¥51,810
  • 快適睡眠温度:~ 4℃
  • 収納サイズ:φ13.5×19.5×34cm
  • 重量:493g
  • (問)ロストアロー
  • ※ウィメンズモデル/サイズあり

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⑤サーマレスト/ハイペリオン0℃

マットと組み合わせて軽量化。

背中側にマットを固定できる仕組みで、断熱性はマットに託し、体の上にダウンを集中して使用。しかもダウンは少量でも非常に暖かい900FPの超高品質だ。そのために464gという軽さでも、初冬まで活躍する。

  • ¥88,000
  • 快適睡眠温度:~ 5℃
  • 収納サイズ:φ14×15cm
  • 重量:464g
  • (問)モチヅキ

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▲背中側の2本のストラップでマットに固定するだけ。手間がかからない

⑥パヤック/コア250レギュラー

体の上に延びるファスナー。

700+FPのダウンを120g封入し、総重量は420g。シンプルな構造で軽量な寝袋に仕上がっている。ファスナーは体の左正面という手を伸ばしやすい位置にあり、開け閉めが容易。またサイドが開くタイプよりも無用な暖気を排出しやすい。

  • ¥58,300
  • 快適睡眠温度:~ 15℃
  • 収納サイズ:2.5ℓ
  • 重量:420g
  • (問)エバニュー

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⑦モンベル/シームレスダウンハガー800ハーフレングス #3

上部は布地だけのショートタイプ。

800FPのダウンが入っているのは胸元まで。防寒着を着て眠れば胸以上は必要ないという発想で、短い寝袋で軽量に仕上げている。背が低い子ども用として使うのもよさそうで、足元が開く仕組みもおもしろい。

  • ¥26,400
  • 快適睡眠温度:~ 4℃
  • 収納サイズ:φ12×24cm
  • 重量:365g
  • (問)モンベル

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▲足元に短いファスナー。足を出して熱を逃したり、立ち上がることもできる

⑧ラブ/ミシックウルトラ120モジュラー

“熱反射”の理論で保温力を向上。

優れた断熱性を発揮する2層の熱反射フィルム“TILT”テクノロジーを搭載し、生地の通気性を生かしながら熱反射による保温性を発揮。ダウン量は120gと比較的少なめでも暖かいのは、この最新技術のおかげだ。

  • ¥68,200
  • 快適睡眠温度:~ 0℃(R値が4.0以上のマット使用時)
  • 収納サイズ:φ16×32cm
  • 重量:330g
  • (問)ランドアール

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▲裏面にマットを固定可能。就寝中に体がずれず、マットの断熱性で背中が暖かい

⑨ナンガ/オーロラライト450 DX

高機能な表地により、水濡れに強い。

760FPのダウンを覆う生地は、同社独自のオーロラテックスライト。耐水性とともに透湿性を維持し、カバーなしでも結露や雨による濡れを気にせず使用できる。足元は立体的なボックス型で内部に余裕があり、窮屈さはない。

  • ¥47,300
  • 快適睡眠温度:~ -5℃
  • 収納サイズ:φ14×31cm
  • 重量:865g
  • (問)ナンガ

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⑩シートゥサミット/トラベラー-7Cレギュラー

完全に広げれば、倍サイズのブランケットに。

サイドのファスナーは足先まで延び、完全に開くことができる。そのために暑い時期はブランケットのように体にかけたり、寒い時期は首元と足元をコードでしっかりと閉めて使ったりと、季節に応じて活躍する。

  • ¥22,900
  • 快適睡眠温度:~ 11℃
  • 収納サイズ:φ13.5×19.5×34cm
  • 重量:546g
  • (問)ロストアロー

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▲暑いときは足元だけ広げて熱気を逃がしてもいい。中綿は650+FPのダウンだ

⑪ナンガ/ミニマリスム5ビロー

素材や設計でミニマルを極める。

表地はわずか7デニールの極薄素材で、かなりタイトなシルエット。開閉できるファスナーも短く、モデル名通りのミニマルな設計により、重量は415gに抑えられている。770FPのダウンは撥水加工が加えられ、カバーも使わずにすむ。

  • ¥49,500
  • 下限使用温度:~ -5℃
  • 収納サイズ:φ13×25cm
  • 重量:415g
  • (問)ナンガ

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⑫ニーモ/コーダEP10/20

たっぷりの保温力で冬山でも。

極薄の生地のなかに800FPの撥水ダウンが封入され、足元に向かってシェイプ。軽量でもふんわりと暖かい。胸元のファスナーは左が熱を逃がすサーモギルで、右は腰まで開くファスナーとなり、温度調整が容易だ。

  • ¥53,900
  • 快適睡眠温度:~ -5℃
  • 収納サイズ:φ18×31cm
  • 重量:1,120g
  • (問)イワタニ・プリムス

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▲首を1周するようにつけら れたダウン入りのチューブ。 暖気を外に漏らさない

ファイントラック/ポリゴンネストイエロー

中綿ではなく、特殊シートで保温。

同社の防寒ウエアにも使われているシート状の保温素材であるポリゴンネストを使用。この素材は水濡れには非常に強く、絞れるほど濡れていてもすぐに乾燥していく。悪天候や沢登りのときなど、濡れることが想定される山行におすすめだ。

  • ¥38,280
  • 快適睡眠温度:~ 7℃
  • 収納サイズ:φ17×30cm
  • 重量:695g(袋込み)
  • (問)ファイントラック

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グリュエッツィバッグ/バイオポッドウールサバイバル

中綿の一部は、なんとウール素材。

寝袋の保温性を大きく左右する湿気や水分のコントロールに長ける特殊加工のウールを化繊の中綿とともに使用。内部をドライにキープする。少々重いが、バグネットも付いており、テントなしでも一晩すごせる。

  • ¥67,100
  • 快適睡眠温度:~ 4℃
  • 収納サイズ:φ23×27cm
  • 重量:1,600g
  • (問)エバニュー

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スタティック/アフターバーナースリーピングバッグ

暖かさの秘密は、ダウンを模した化繊綿。

天然のダウンを研究することから生まれた化学繊維製の綿は、850FP相当の保温性。しかもつぶれたり洗ったりしてもへたりにくく、暖かさを長期間キープする。横幅が広いデザインになっており、防寒着を着たまま入っても窮屈ではない。

  • ¥48,400
  • 快適睡眠温度:~ 13℃
  • 収納サイズ:φ13×23cm
  • 重量:375g
  • (問)スタティックブルーム

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【Column】セットで使う

最近増えているのが、スリーピングバッグとマット、ピローなどをシステム化してセットで使うタイプ。以下のゼンビビィの製品のように、アイテム単体の力ではなく、セットの総合力で快適性を向上させるという考えだ。重量のわりに保温力が高くなる場合も多く、試す価値はある。

1ゼンビビィ/ファストシーツ

  • ¥14,300
  • 重量:85g
  • (問)アウトドアギアマニアックス

2ゼンビビィ/ライトキルトシンセティック

  • ¥31,900
  • 快適睡眠温度:~ 10℃
  • 重量:650g
  • (問)アウトドアギアマニアックス

そのままではブランケット状だが、フックで両サイドを留めれば寝袋のような筒状になるキルトに、寒い時期は頭部に薄手のシーツを加えて保温。同社のマット(P89)もセットにすると体のズレもなく、ますます効果的だ。このキルトの中綿やシーツは化繊だが、ダウン製も販売されている。

 

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※この記事はPEAKS[2024年5月号 No.165]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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