よりバリューフォーマネーな存在に! ジープ・ラングラーが大幅アップデート
PEAKS 編集部
- 2024年05月31日
北米はもちろん世界的に見ても好調な販売を続けるジープ・ラングラー。そのニューモデルが、MIYASHITA PARK(東京・渋谷)にて発表された。ステランティスジャパン代表取締役社長である打越晋氏のプレゼンテーションに始まり、現ジープオーナーでもあるトータルテンボスの藤田憲右氏をゲストに招いてのトークショーや、J-WAVEとのコラボレーションで新型ラングラーのキャビンをラジオブースとしたミュージック&トークライブの公開生放送など盛りだくさんの新型モデル発表会となった。その翌日からもスケートボードカルチャーをフィーチャーした「Jeep presents “MIYASHITA SKATE PARK ~LAZY SKATE BOARDING~」へと続いた。
Z世代にも好感度のラングラーがさらにバリューを高めた存在に
今回発表された2024年モデルのラングラーは伝統の7スロットグリルをわずかに小型化してブラックのテクスチャーを加えたことが外観上の大きな変化。これまでフェンダーに備えられていたマストアンテナがウィンドシールドへのプリントとなったこともあって、よりすっきりとスマートになった印象を受ける。
またラインナップにはエントリーグレードを謳って「アンリミテッド・スポーツ」が800万円を切る価格で再登場。これでトップトリムの「アンリミテッド・サハラ」とオフロードアビリティを極限まで高めた「アンリミテッド・ルビコン」と共に3モデルの展開となり、すべてのモデルに小排気量で省燃費ながら最高出力272psとパワフルな2.0L直4DOHCターボ・エンジンが搭載される。
復活を果たしたスポーツは、エントリーグレードでも充実した装備を誇る。ウィンドシールドにはコーニング社製のタフなゴリラガラスを採用し、インテリアでは最新のモデルらしくダッシュボード中央に大型の12.3インチセンタータッチスクリーンを装備。これによりエアコンやナビなどをスマートフォン感覚で操れるようになった。
また安全装備では前面衝突警報やサイドカーテンエアバッグが装備され、死角に入る物体を警告するブラインドスポットアラートやリアクロスパスディテクションを搭載。併せてフロント&リアパークアシストにリアバックアップカメラを装備して利便性が図られている。そして”エントリーグレード”としては贅沢な、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロールまで備え、これらすべてをスタンダード装備としながらも799万円の価格を実現している。
基本装備が追加された「サハラ」と「ルビコン」
一方、サハラにはスポーツの装備に加え、セキュリティアラームやタイヤの空気圧補充をサポートするタイヤフィルアラートが搭載される。さらにフロントシートは8方向の調節が可能なランバーサポート機能付きパワーシートとされ、より細やかなドライビングポジションの調節が可能となった。またサハラ独自の装備としては、リヤタイヤの空転を制御するアンチスピンリアデファレンシャルを採用。これらの装備を先代サハラに対して追加しつつ、価格はより抑えられた839万円に設定されている。
そしてルビコンでは、サハラの装備に加えて騒音を抑えるアコーステイックラミネイテッド・フロントドアグラスや耐候性を高めるハードトップヘッドライナーが装備され、旧ルビコンよりも快適性を向上。さらに耐久性や強度、牽引能力が増すフルフローティングリアアクスルを採用するなど、他の追随を許さない機能装備を追加しながらも価格は先代ルビコンより抑えられた889万円に設定されている
いずれのモデルもお買い得感にあふれ目移りしてしまいそうだが、タイヤを見ればスポーツは17インチのオンロード/オフロード両用のオールラウンダーなオールテレインタイヤ、サハラがオンロード寄りの18インチオールシーズンタイヤ、ルビコンが泥濘地を得意とする17インチマッドテレインタイヤであることがそれぞれのキャラクターを物語っているので、ラングラーと共にすごす目的を想像すれば自ずモデル選びは決まってきそうだ。
この2024年モデルのラングラー・アンリミテッドには、ラングラーの生産工場があるトレドノースの地形図やジープの誕生年である1941のロゴ入りデカールが配される特別色アンヴィルC/Cの「サハラ・ローンチエディション」も限定モデルとして用意される。新型ラングラーに惹かれた方はジープの各ディーラーと共に、6月28日~30日に幕張メッセで開催される「東京アウトドアショー2024」のジープとエイアンドエフのコラボレーションブースにも展示されるので、ぜひ足を運んでみてほしい。
問い合わせサイト
https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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