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背負い心地にこだわる軽量中型モデルを検証!軽くても、疲れたり痛くなるバックパックはカンベン……

バックパック軽量中型モデルを検証

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好評発売中「PEAKS 2024年7月号(No.166)」より、誌面記事の一部をご紹介します!
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装備の軽さは、山へ向かう気力と、さらに先へ向かう希望を提供する。
とはいえ、軽さをストイックに求めた道具は、それを使う人に、経験値や知恵、我慢を求める。ハードルが高い……。
気持ちのよい山に行きたいのは、山好きみんなの想い。
そこで、軽さと快適さをバランスよく兼ね備えたテント泊対応容量のバックパックを集めて、深掘りしてみた。

編集◉PEAKS編集部
文◉ポンチョ
写真◉後藤武久

バックパック選びは難しい。軽快に歩きたいからと軽さを重視すると快適さが低くなる。逆に快適さを求めたバックパックは、重かったり、動きが制限されることが多い。

ちなみに近年広まったウルトラライトの定義は、水や食料などの消費アイテムを除いた装備の総重量が5㎏以下。しかしULギアはそれを使いこなすのに、経験や知恵、ときに体力、我慢が必要だ。「快適か?」と質問されたら、私は「天気が安定していれば」とか「慎重に計画を立てれば」と答える。自然のチカラをダイレクトに感じるものでもあり、万人向きではないと考えている。

しかし、ライトウェイト=8㎏の装備なら、かなり快適性はアップする。実際に背負う重さは12㎏前後。揃える装備も、例えばテントなら、稜線のテント場を吹き抜ける強風にも耐えられる自立型、半自立型ダブルウォールを選べる。1㎏程度のモデルも多くなり、まさに軽さと快適さを併せ持ち、安心感もある。

そんなテント同様、軽さと快適さをバランスよく備えたバックパックこそ、軽量道具が増えたいまの時代のモデルだと感じる。それは次のような機能を持っている。容量はテント泊山行が可能な40〜50ℓ。それ以上の大きさが必要な装備だと、15㎏以上の重量となり、軽快さに欠ける。

12㎏程度の重さを背負うので、荷重分散に機能するフレームを装備。しかしスタンダードなバックパックのような強い剛性のフレームは重量が増えるうえに、動きを制限する。だから軽量で柔軟なフレームがいい。ショルダーハーネスや背面にはパッドを装備。ソフトな背負い心地で身体になじみ、疲労を軽減。

バックパックのブレを抑え、荷重を受け止める幅のあるウエストベルトも必須。さらに、フレーム上部から延びるトップスタビライザーが機能すれば、肩への負担も軽い。

これらの快適機能を備えて、重さは1㎏以下。と考えていたのが、まだその時代には早すぎたようだ。そこで1・3㎏以下で探したのが今回のバックパックだ。そのほとんどは、しっかりした厚さの軽量素材を採用し、破れる心配を解消。しかし軽さを求めたロールトップで広い開口部を備えたものが多く、荷物の出し入れはスムーズ。シンプルなつくりで軽さを求めながら、必要な機能は省略しない。そのさじ加減が個性となった、おもしろいモデルが揃った。

①ヤマダパックス/バックパック40

極上のフィット感と軽さは唯一無二

見た目はULパックだが、しっかりしたウエストベルトで本体が腰から垂直に立ち上がり、腰荷重。内蔵されたアルミフレーム、その上部から延びるトップスタビライザーが機能。肩への負荷は最小限。ショルダー、ウエスト、本体それぞれにサイズがあり、セミオーダー的に身体に合わせてくれ、背負い心地は極上!

  • ¥49,000
  • 重量:800g
  • 素材:ロビック210
  • サイズ:40ℓ
  • 背面長:40-55cm(M サイズ)
  • 耐荷重:15kg
  • カラー:ブラック
  • (問)ヤマダパックス

商品の詳細はこちら

②ラブ/ムオン 40

見た目に反してしっかり系

ベスト型のショルダーハーネスから、高速ハイカー向きのソフトな背負い心地かと思いきや、かなりしっかりした腰荷重のパック。軽量パックらしくない強い剛性のフレーム、2重構造で幅広く腰を包むウエストベルトが機能。上半身の包み込み感が高く、激しい動きに対応。ポケット、ホルダー豊富で作り込みが細かい。

  • ¥33,000
  • 重量:895g
  • 素材:100D (85%リサイクル) 高強力ナイロン、スペクトラリップストップ
  • サイズ:40ℓ
  • 背面長:48cm、※ウィメンズモデルあり
  • 耐荷重:非公表
  • カラー:ピューター/ グラフェン
  • (問)ランドアール

商品の詳細はこちら

③モンベル/アルパイン ライトパック 40

全天候型の安心パック

ロールトップの本体開口部に着脱式トップリッドを装備。パック内は防水袋を備えた全天候型。背面には樹脂製のパネルフレームと、反り返りを防いで背中にフィットさせる横方向の金属フレームを配置。硬軟2層構造のショルダーパッドは背負い心地アップに貢献。素材は薄いが、内側の防水袋が破損時に機能し安心。

  • ¥23,100
  • 重量:990g
  • 素材:30D バリスティックナイロン・リップストップ(ウレタンコーティング)
  • サイズ:40ℓ
  • 背面長:53cm、※ウィメンズモデルあり
  • 耐荷重:非公表
  • カラー:ネイビー
  • (問)モンベル

商品の詳細はこちら

④ケイル/テベク2(MLサイズ)

別売りウエストベルト装着で快適

韓国発のULブランド。パックのつくりはオーソドックス。しかし背面センターに剛性の強い金属フレームが入り、別売りのウエストベルトを装着することで、耐荷重が9㎏から14㎏までアップ。このウエストベルトが秀逸で、上下にテープが配されフィット感を細かく調整でき、バランスのよい腰荷重を実現。

  • ¥31,900 + ¥6,600(ヒップベルト)
  • 重量:940g + 230g
  • 素材:ロビック210D with 400DUHMPE、PU コーティング
  • サイズ:48ℓ
  • 背面長:SM(41-47cm)、ML(47-53cm)
  • 耐荷重:14kg
  • カラー:グリッドブラック、他1 色
  • (問)ナイスタイム

商品の詳細はこちら

⑤エクスペド/ライトニング45

スタンダードパック同様機能で軽量

剛性の高いセンターフレームに沿って、ショルダーハーネスの高さを変更して、背面長にフィット。そのショルダーハーネスが肩甲骨上部から肩まわりを包み、厚みのあるパッドを備えたウエストベルト部とともに、荷重分散。接触面もそのふたつだけとなり、背面パッドは省略。かっちりした背負い心地は大型パック同等。

  • ¥36,300
  • 重量:1,186g
  • 素材:210Dリップストップ
  • サイズ:45ℓ
  • 背面長:M-L(41~ 58cm)、※ウィメンズモデルあり
  • 耐荷重:24kg
  • カラー:フォレスト、他1 色
  • (問)アクシーズクイン

商品の詳細はこちら

⑥クレッタルムーセン/レイド2.0 38L

ハーネス可動で動きに追従

U字型フレームを装備。それがレールのようになってショルダーハーネスの高さを変え、背面長にフィット。背負ってみて驚いたのは、ハーネスの可動システム。パックは背中の中央に位置させて重心がブレることを防ぎ、背中、腰は自由に動かせる。走っても荷物の重さにフラれにくく、不思議なくらい軽い背負い心地だ。

  • ¥63,800
  • 重量:1,205g
  • 素材:210D 防水リップストップナイロン
  • サイズ:38ℓ
  • 背面長:42 ~ 54cm
  • 耐荷重:15kg
  • カラー:レイヴン
  • (問)スプートニク

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⑦オスプレー/エクソス48

背面サスペンションが軽さを生む!

ショルダーハーネスの取り付け位置を変えて背面長調節。そのハーネスのパッドは肩上部が厚く、脇下は薄く、細い形状。それだけでも高機能さを示す。背面はメッシュパネルでパックと背中の間に空間をつくってムレを防ぎ、バネの動きで背負い心地を軽くする同社定番システムが秀逸。長く歩くほどよさがわかる。

  • ¥31,900
  • 重量:1,260g
  • 素材:リサイクル100D高強度ナイロンリップストップ、PFAS フリーDWR
  • サイズ:48ℓ
  • 背面長:S/M(43~ 53cm)、L/XL(48 ~ 58.5cm)、※ウィメンズモデルあり
  • 推奨パッキングウェイト:11 ~ 14kg
  • カラー:タングステングレー、他1色
  • (問)ロストアロー

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チェックポイントは3つ!

ポイント1:1泊2日テント泊の荷物で背負ってみた
ポイント2:背負い心地アップの工夫
ポイント3:使い勝手アップの工夫

本誌では3つのポイントに注目して、各テーブルをレビュー!

あなたにベストな軽量中型バックパックを見つけてください。

※この記事はPEAKS[2024年7月号 No.166]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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