先端をゆくマウンテンブランド「ザ・ノース・フェイス」「パタゴニア」「ノローナ」担当スタッフの最新トレンド座談会
PEAKS 編集部
- 2024年10月09日
INDEX
数多くの2024年最新秋冬ウエアが掲載される小誌「PEAKSカタログ号」。
3つの人気マウンテンブランドより担当スタッフを雪上にお招きし、今季プロダクトについて語ってもらった。
アウトドアウエア業界の仕事に興味がある人も必読だ。
編集◉PEAKS編集部
文◉福瀧智子
写真◉二木亜矢子(フィールド)、亀田正人(製品)
企画協力◉HIGT FIVE Mountain Works
(右)NORRØNA
フルマークス/大内直紀さん
ノローナが日本へ上陸した10年前の立ち上げから関わる日本ブランドマネージャー。国内展開だけでなく製品フィードバックにも力を入れるノルウェーとの橋渡し的存在。
(中)THE NORTH FACE
ゴールドウイン/小澤由紀子さん
同ブランドアパレル部門の企画開発を担うマーチャンダイザー。おもに登攀と滑降の要素をもつ「サミットシリーズ」を担当している。遊びは山から海まで幅広く活動する。
(左)Patagonia
パタゴニア日本支社/片桐星彦さん
パタゴニア日本支社テクニカルラインコーディネーター。クライミングやスノースポーツ、トレイルランニングなどのテクニカルプロダクト担当。冬は雪山に目がない。
今回のロケ地について
’24年4月に、アウトドアフリーマガジン『フィールドライフ』との合同企画として尾瀬の山中に雪上車で荷物を上げ、雪中キャンプ&座談会を開催。BCガイドの案内で周辺の山々の残雪を滑るバックカントリーツアーにも参加した。その模様は12月初旬に配布予定の『フィールドライフ』冬号にてレポート!
―― 本日は山岳用ウエアを扱うメーカーのみなさまにお集まりいただき、「’24年秋冬登山ウエアの最新情報」というテーマでお話をうかがいたいと思います。大内さんと小澤さんは古くからのご友人だそうですし、片桐さんも友人を介したつながりがあるようですね。ここはざっくばらんに業界トーク、お聞きできればと思います!
一同 よろしくお願いします。
―― まずはみなさんがどのような立場としてブランドに携わっておられるかを簡単にお聞きします。では片桐さんからお願いできますか?
片桐 はい。僕はパタゴニア日本支社でテクニカルラインコーディネーターをしています。
小澤 テクニカルラインコーディネ……カッコいい!
大内 なにそれ……ちょっと言ってみたい。
片桐 もういじり始めた(笑)。ちょっと待って、もう少ししゃべらせて。
小澤 あ、ごめんなさい、ごめんなさい!(笑)
片桐 ええ、では。弊社パタゴニアは日本で製品企画をしていませんので、僕は本国であるアメリカから製品情報を得て日本のマーケットで展開したり、店舗であるディーラー様に情報共有したりしています。また日本のニーズを本社にフィードバックするなどの情報交換も行なっています。担当の製品カテゴリはPEAKSに掲載されるようなテクニカル系です。
―― 何名かで手分けされて?
片桐 いや、担当は僕ひとりですね。
小澤 それは大変ですね! 私はアパレル部門のマーチャンダイザー(※1)が仕事です。ザ・ノース・フェイスはアメリカのブランドですが、弊社ゴールドウインは国内で独自の商品開発ができるライセンス契約を結んでいるので、私はアウトドア部門のMDとして日本企画のアルパイン系、バックカントリーなどスノースポーツ系のウエアを作っています。あとハイキングやトレッキングカテゴリの一部ですね。
―― どちらかというと秋冬ウエアが本番という感じですか?
小澤 そうですね、比重は秋冬が大きいです。
大内 いや、がんばってんね!
小澤 もう白髪出るよね〜。
大内 もう染めちゃうよね〜。
片桐 ははは。息合ってますね、このふたり。
大内 僕はフルマークスという会社でノローナの担当をしています。本国のセールスミーティングに始まり、日本でのプロモーションや展示会、直営店やディーラーでの商品説明会、オーダーシートやワークブックの準備など、言わばノローナに関する〝なんでも屋〞ですね。
片桐 すごいな。
大内 うちの会社って1ブランドひとり体制なんですよ。仕事のなかで一番比重が大きいのは北海道から九州まで、各地での営業ですね。こんな感じでやることはめちゃくちゃ多いですけど、その代わり酒とリフト代はは絶対社員に払わせないのがうちの会社(笑)。
小澤 あ、それいいな!
’25年は各国の法律が大きく変わる転換期
――24FWシーズンの傾向、ブランドのなかでこういう点が変わってきたという実感のある部分など、なにかありますか?
大内 そうですね……。やっぱりPFAS(※2)フリーがいよいよ本格化し、世界的な動きとしてアウトドアウエアのあり方も変わってきていることについては外せないでしょうね。
片桐 パタゴニアは環境問題に関するさまざまなことを積極的に発信する企業ですが、ノローナだってC0(※3)とか、だいぶ前から取り組んでおられますよね。
大内 そうなんですよ。
小澤 うちもあまり表立って環境について語りませんが、実際は素材を環境配慮型に変更している最中です。PFASフリーに関しても新規品番から順に素材を変更して、’25年にはほとんどが環境配慮型に切り替わります。当然、期限を決めて一切販売もしなくなる予定だし、これはいずれ会社として取り組んでいくと思ってます。
片桐 日本のゴールドウインがってことですね。
小澤 ザ・ノース・フェイスだけでなく、ゴールドウイン全体として対応していく予定ですね。
大内 変更はジッパーのタブとか小さな部材まで全部ってことでしょ? それは作る側の人間にとっては大変だよね。
小澤 そうなの! 環境問題に対応させるために既存製品の素材やパーツを新しいものに載せ替えるだけでも大変。各担当者が毎日がんばって対応してくれてるけど、置き換えだけでは新製品扱いにはならないんだよね。同時進行でイノベーションも開発も両軸で対応する必要があるから、本当に時間が足りない。もちろん開発をするのは本当に楽しいんだけど!
大内 そうなるわな〜!
片桐 うちはウェイダーを最後に’25年1月からすべての製品がPFASフリーとなります。’25年から各国の法律が大きく変わりますから、企業はそこをめがけて置き替えようとしている印象はありますね。
大内 アメリカではすでにいくつかの州でPFAS製品の販売の禁止も始まってますよね?
片桐 はい、そう聞いています。
―― みなさんは自然のなかで実際に遊ぶことをライフワークとされている、心底アウトドアが大好きな方たちだからこそ、自然環境のためにという熱意があるように感じますね。
大内 それは絶対にある。ノローナ本社の代表はもちろん、デザイナーたちは、結局は快適なウエアを作ることが環境を守ることに一番近道だと言っていて。自然のなかで遊んでいない人が環境問題や海洋汚染にはなかなか気づかない、興味が向かないと。快適なウエアを作って自然のなかで遊ぶ人を増やすことこそ、環境問題に取り組む大きなエンジンになると言っているんです。
―― たしかにピンと来ていない人は世の中に多いと思います。
片桐 うちは2030年までに生産工場はもちろん、サプライチェーンを含む全事業でカーボンニュートラルを達成するという目標を掲げています。壮大な話ですが、世界に先駆けて僕らパタゴニアの役目だと思っています。
小澤 気が遠くなる話ですね……。
片桐 いや、ホントに。実際本社から日本に対する目標達成のプレッシャーも年々強くなって……あ、グチっぽいですね。今日、話をいろいろとわかっていただけるみなさんと話せてガス抜きできたかも。
軽さと耐久性のバランスを模索する
――’24年の秋冬製品でも、〝軽さ〞というのは大きなキーワードなんでしょうか?
片桐 製品の軽量化を長らく続けてきましたが、フィールドで勝負をかけるような大事な場面で壊れる、破れるリスクがあるものはもうやめようという流れです。軽いことも重要ですが、信頼できる耐久性をしっかりと備えるバランスをいま取っているところですね。
小澤 軽くて強いという要望が求められていましたが、それは相反する部分ですからね。
片桐 そうそう。僕らが定めている耐久性の数値だけじゃなく、実際にアスリートたちがフィールドでテストすることによってどれくらいの負荷に耐えたかも重要。それらを踏まえ本社スタッフが素材メーカーと開発レベルでおつき合いしていますね。
小澤 それは本当に。「軽いことがよい」という流れもいっとき業界にありましたが、一方でそのデメリットもみえてきたと思います。うちも生地メーカーが出した基準値だけではなく、ゴールドウイン独自の基準でもテストを行ないます。軽かろう弱かろうみたいなものをアウトドアメーカーとして出すわけにはいきませんから。
大内 まさに、ですよね。ノローナは軽さに振り切った製品はもう作らないというのを宣言しているくらいです。
片桐 あ、やはりノローナもそうなんですね。
大内 はい。もう耐久性のない製品は作りたくない。なぜなら頻繁に買い替えるほうが地球環境にはよろしくないという話。
片桐 まったくうちも同じ文脈ですね。
大内 ノローナのデザイナーは大手の生地メーカーだけじゃなく、その生地メーカーを長年支えてきた工場の職人たちが独自に作り出す素材にいま注目しています。「アウトドアウエアとしての生地の品質も、環境問題への取り組みとしても、どちらもノローナの希望を叶えられるとてつもなくすごい素材が工場単位で作られ始めている」と。台湾や香港などのアジアなんですけど、直接現地へ探しに出向いたりしていますね。
この秋冬シーズンで大注目の各社ウエアは?
―― せっかくお越しいただいたので、秋冬の最新モデルのなかからイチオシを少しご紹介いただきたいです。
大内 さきほどの話からつながるんですが、この秋冬は「モーレ・サーモ60エアロ200」が個人的にイチオシですね。ただの化繊インサレーションではなく、ポイントは中に使用しているシート状の化繊中綿に、こんな感じの薄いフィルムが貼り付けられていること。これが香港にあるピネコ社というメーカーの素材。
小澤 ふむふむ、中綿に防水透湿メンブレンを貼り付けているんだね。
大内 あ、わかっちゃう!?ゴアテックスのシェルに中綿を入れた防水インサレーションは世の中にあって、実際水には強いけど、ゴワゴワするし、生地の制約も多いですよね。このジャケットは、中綿に貼ったメンブレンが外側に来るように体をラッピングする感じで立体的に縫製して、軽くて通気性に優れて、なおかつ柔らかいエアロ200という生地で包んでいるんですよね。防風効果もあるから、体温が逃げにくく綿量も従来の半分ほどに抑えられる。軽くて薄いのにかなり暖かい。なんだったらシェルを使わず、これ1枚で済んでしまう。
小澤 そのパターンか。
大内 そう、そのパティーン。
片桐 なにここ居酒屋!?(笑)。袖を外してベストにもできるのは、防水透湿素材で熱が篭るから、汎用性を持たせたということですかね。ベストいま人気ありますし。
大内 そうです、そうです。昨年の冬に八甲田に持っていったんですが、ベストは休憩のときシェルの上からも着られるので、とても調子よかったですね。アクティブインサレーション(※4)とはうたっていませんが、行動中に活用してもらえる1着です。
―― パタゴニアはどうですか?
片桐 以前から名前自体は存在していたんですが、パタゴニアのデザイン哲学を形にしたといえる「M10シリーズ」が今季復活します。
大内 うわ、軽っ!
片桐 そうなんですよ。M10シリーズは南米パタゴニアのフィッツロイ登頂のためのウエアという位置づけで、クライマーのために作られたアルパインシェル。アノラックタイプは今季新しく登場したモデルになります。素材は多孔質メンブレンを採用した3層構造で、高い透湿性があり、軽くて腕の可動域やハーネスとの相性もしっかり考えられていて。登ることに特化した、まさにパタゴニアらしいモデルといえますね。
大内 もちろんC0?
片桐 はい。当然のようにC0で、リサイクル素材で作られています。
小澤 これはミニマムですね〜。
片桐 場面に応じた着脱を想定しているというよりは、着っぱなしのシェルというイメージ。だからフロントジッパーはベンチレーションとして下から開けることもできるし、裾もハーネスの下にしっかりとタックインできる長めのデザインになっています。
小澤 アスリートからの要望で作った製品なのかな?
片桐 そうですね。基本的にクライミングに特化したものはアスリートのフィードバックからできたものです。
――ザ・ノース・フェイスはどうでしょうか?
小澤 去年リリースした製品のアップデート版なんですが、「ハイブリッドエアーダイアログフーディ」です。寒さを感じやすい部分に空気で膨らむインサレーションを内臓し、そこへ空気を送り込むことで、保温力をアップさせるというものです。
大内 これがうわさの。
片桐 エアマットの要領で、収納用のスタッフバッグを使って空気を送り込むのか……。
小澤 前のモデルがポンプを握って空気を入れる仕組みだったんですが、アスリートから手が疲れるという声があって、今季はスタッフバッグに変更しました。この製品のポイントはエアーチャンバー(空気室)の素材が三層であること。
大内 ええ、どういうこと!?
小澤 このジャケットはもともとベントリックスという通気性のある保温材が薄く入っていて、一定の保温性は保たれています。それに上乗せして保温力を増したいときに空気を使うんですよ。あえて三層の生地で作って透湿する袋にしたことで、少しずつ空気は抜けていきますが、それによって破裂もしないし、アクティブインサレーションとしての機能も損なわれない。足りなければまた膨らませばいいわけです。
片桐 これって小澤さんのアイデアなの?
小澤 ええ、アイデアはクライミング中に寒い思いをした実体験からですが、開発はメンバーみんなの結晶です。
大内 すげー! おいくら?
小澤 8万円ですね。
大内 いや、もっと高くてもいいくらいの技術だと思うけど。
小澤 このインサレーションもそうだけど、こういった新しいイノベーションの開発品は開発費がかかるから、どうしても高くなってしまいます。だけど、あまりも現実的じゃない価格ではだれも買えなくなっちゃう。それだと作った意味もないしね。山の過酷な状況でより安全に登攀できるように開発してるので、ぜひ山で実際に使ってほしいしから、できるだけ企業努力で(笑)手が届く価格にしています。
片桐 いやそれは非常によくわかる。僕もプライシング(価格付け)をやっていますけど、いま日本はとにかく為替が弱くて、各店舗はインバウンドの購入のほうが多い傾向にあるから、本当に悩ましいですよね。
大内 輸入コストとして燃料もバカにならないですしね……。
小澤 本当に悩ましい。インバウンドに合わせてしまうと日本人が買いにくくなってしまいますから。買っていただいたら、そのあと長く使ってもらえるいい製品を作らなければと改めて思いますね。
―― ちなみに、ザ・ノース・フェイスは小澤さんがダイレクトにものを作れるわけですが、パタゴニアやノローナは「こういう製品があればいい」という声を本国に届けるわけですよね? 日本の要望はどう受け取られているんでしょうか。
大内 ノローナで言うと、日本は陸続きの大陸から海を渡った最初の輸出国なんですよね。品質のいい物がたくさんある国だから、日本で受け入れられればグローバルでも通用すると考えたそうです。だからこちらからのリクエストには熱心に耳を傾けてくれます。
片桐 パタゴニアは日本の公式サイトのカスタマーサービスに寄せられるご意見を見るとわかるんですが、一番コメントとして多いのが耐久性に関すること。それを受けていまパタゴニアもより一層耐久性に力を入れていますし、その上で万が一壊れても修理して使いましょうというメッセージを打ち出しています。
日本支社でも修理部門を拡張して、人員も強化していて。そのおかげもあって、たくさん修理も戻ってきています。
――「つぎはぎ」、各地まわってますもんね。
小澤 つぎはぎ?
片桐 ミシンや素材を積んだリペアトラックのことです。リペアトラックがイベントとして全国各地をめぐる「ウォーンウエアツアー」をここ数年開催しているんですよね。少しでも製品寿命を延ばして、環境負荷を抑えることが大事ですから……って、ついついやっぱりうちは環境寄りの話になっちゃいますね。
小澤 いやいや! この先もずっと自然のなかで人間が遊んでいくために、私たちになにができるのかを考えることは本当に大事なことですよ。いったいいつまで日本でいい雪を滑れるんだろう、ってリアルに考えちゃいますからね。
大内 ですよね……僕も国内営業は夏に南と西へ行って、東北と北海道は冬のために取っておきますからね。で、だいたい出張先でお店の人んちに泊めてもらって、翌朝いいところに連れていってもらうという。
片桐 いやそれはよくわかる。自分も遊びを出張にくっつけるスタイルです。仕事終わったあとアンバサダーと滑りに行くのが楽しみで……。
―― PEAKS、登るほうがメインの雑誌なんですけど、『フィールドライフ』の企画もあって見事に3人とも滑り好きだった(笑)。でもその遊びたいというモチベーションがなにより大事だと思います。ウエアをフィールドで使うだけでなく、みなさんのような仕事に興味を持つ方も読者におられると思います! 本日はありがとうございました。
一同 こちらこそありがとうございました!
※1 : マーチャンダイザー
おもにアパレル業界において、市場動向、トレンドを調査・分析し、ニーズに応えた商品の企画・開発、商品ラインナップへの反映を行なうなどのほか、シーズンのスケジュール調整や社内外への商品説明、価格設定といったさまざまな業務を担う、ブランドのハブ的役割。MDと略すこともある。
※2 : PFAS(ピーファス)
「有機フッ素化合物」を表す総称。水と油を弾く性質があり、シェルなどの撥水加工に使用されてきたが、製造段階の水質汚染などでPFASが環境や人体へ深刻な影響を与える可能性が明らかに。世界的に不使用とした撥水加工に移行する動き。分子構造は微妙に異なるがPFCや、PFASの一種PFOA、PFOSも同じ。
※3 : C0(シーゼロ)
PFAS(PFC)を使わない撥水剤のこと。2015年までは炭素(C)が8つ連なった、PFASを用いた強力なC8撥水剤が使われていたが、規制対象となりC6撥水剤へ移行。現在はPFAS(PFC)を撥水剤に使わないPFASフリーの動きが世界的に広がりつつある。便宜上の呼称としてC0撥水剤とも呼ばれている。
※4: アクティブインサレーション
山での行動中に着用するミッドレイヤーを指し、“動的保温着”とも呼ばれる。体を保温するだけでなく、適度な通気性を兼ね備え、動いていてもウエア内の蒸れを解消しながら、暖かく快適な環境をキープしてくれる。ポーラテック社のアルファや、テイジンのオクタなどが代表的なインサレーション素材。
ノローナ/モーレ・サーモ60 エアロ200ジャケット
濡れたコンディションでも暖かさを発揮する軽量薄手の化繊インサレーション。蒸れを軽減するため背面はメンブレン不使用。アクティブインサレーションのカテゴリーではないが行動着として厳冬期から春先まで重宝する。
- ¥54,000
- (問)フルマークス
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山岳プロフェッショナルが太鼓判を押す最強シェル
ノルウェーをはじめ欧米4カ国で活動する山岳救助隊のために開発。ゴアテックスプロ2.0を採用し、ロープに擦れる肘から下は200Dの生地を使うなど耐久性を追求。一切妥協しないさまざまなアイデア満載の機能が盛り込まれる。
- ¥54,000
- (問)フルマークス
パタゴニア/メンズ・M10アノラック
超軽量の3層構造のアルパインシェル。高山でのアクティビティに欠かせないプロテクション性能と、ミニマルなデザインをバランスよく実現。同シリーズのパンツもデザインが簡略化されるなど、改良と微調整が実を結んだ。
- ¥57,200
- (問)パタゴニア日本支社
【こちらもおすすめ】パタゴニア/メンズ・DASライト・フーディ
非常に軽く暖かいダウンのような化繊フーディ
毎シーズン人気のインサレーション。耐候性と、ダウンのような軽さや暖かさを備えるビレイフーディ。今季グローブポケットや裾のドローコードが追加されるなど、細部がより使いやすくアップデートされた。
ザ・ノース・フェイス/ハイブリッドエアーダイアログフーディ
空気量で温度調整ができるエアインサレーション仕様のアクティブインサレーション。上腕部と腹部にかけてエアチャンバーシステムが配置され、発汗をともなう場面から保温が必要なシーンまで1着で微調整ができる。
- ¥88,000
- (問)ゴールドウイン
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ダウン製品を見直し作り上げた担当者の渾身作
ダウンのよさに改めて立ち返ることで、今回新製品としてラインナップに加わった同社の力作。不純物を可能な限り除去した900FPの高品質クリーンダウンに撥水加工。超軽量で暖かく、濡れに強い次世代インサレーションが誕生している。
※この記事はPEAKS[2024年11月号 No.168]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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編集◉PEAKS編集部
文◉福瀧智子
写真◉二木亜矢子(フィールド)、亀田正人(製品)
企画協力◉HIGT FIVE Mountain Works
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。