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国内最大級の氷瀑群が出現する米子不動。知られざる神秘の世界へ!

上信越国立公園内に位置する米子不動尊。そこには厳冬期にだけ出現する国内最大級の氷瀑群が存在する。雪深いゆえ冬季のあいだは閉鎖され、一般公開されていない知られざる神秘の氷瀑群。いったいどんな世界が待っているのだろうか。

文・編集◉阿部 静(PEAKS)
写真提供◉マウンテンワークス

日本の滝百選、国指定名勝でもある米子大瀑布

米子大瀑布と総称される不動滝(右)と権現滝(左)。

上信越国立公園内、四阿山の北麓の懸崖から流れ落ちる不動滝と権現滝。落差89mと82mを有する巨大な滝で、これらを総称して「米子大瀑布」と呼ばれている。日本の滝百選に選定されていて、2016年には周辺の滝も含め「米子瀑布群」として国指定名勝にも選ばれている壮大な二条の滝だ。

▲不動滝と権現滝のあいだに建立する米子不動尊開山地奥之院本堂。

二条の大滝のあいだには米子不動尊開山地奥之院本堂が建立し、日本三大不動尊のひとつとして古くから熊野信仰、山岳修験道の聖地として知られてきた霊場でもある。そのため不動滝と権現滝はご神体としても崇められ、日本一落差のある禊の場として、いまなお修験者たちの滝行が行なわれている。

▲熊野信仰・山岳修験道の修験者。いまもなお聖地として修験者に歩かれ、不動滝と権現滝では滝行が行なわれている。

冬季には国内最大級の氷瀑群が出現

景勝地として、また信仰の地として古くから人が行き来してきたエリアではあるが、冬のあいだは深い雪のなかに閉ざされてしまう。しかし、そこには厳冬期にだけ出現する、知られざる氷瀑群が存在するのだ。

▲厳冬期のようす。氷結し、みごとな大氷瀑となった不動滝と権現滝が見られる。

落差89mの不動滝、落差82mの権現滝は厳冬期ともなるとみごとに氷結し、1月初旬から2月下旬まで大氷瀑となって姿を現す。北面に位置する崖地形と冬型の気圧配置による北風、-20℃まで下がる低温など、さまざまな条件がマッチして世界的にも稀な規模の大氷瀑を間近で見ることができる。さらにその周辺には夏のあいだは目立たない滝群がいくつもあり、それらも全て氷結して一帯にみごとな氷瀑群が出現する。

▲米子氷瀑群のひとつ、クライマーのあいだでは「正露丸」というルート名で知られている名瀑だ。

米子の氷瀑群は国内最大級と評されており、氷瀑を登攀するアイスクライマーのあいだでも国内屈指のフィールドとして世界的に注目されているエリアだ。

冬季閉鎖エリアにて限定スノーイベントを開催!

▲氷瀑を眺めながらのスノーシューハイクなど、気軽に雪山を楽しむにも絶好のロケーションだ。

冬季のあいだは閉鎖され一般公開されていないため、だれもが訪れることはかなわない神秘の氷瀑群エリア。しかし今回、米子不動に所在する山小屋、根子岳山荘を運営するマウンテンワークスの協力を得て、限定イベントを開催する運びとなった。

今回は雪上車での限定入域が可能となるため、アイスクライミングにチャレンジしてみたい人はもちろん、初めてスノーシューハイクにトライする人でも安心して参加できるイベントを予定している。

▲大氷瀑を眺めながら散策する。

氷瀑群を眺めながらスノーシューハイクを楽しんだり、国内屈指のフィールドでアイスクライミングを体験したり。雪山やアイスクライミングに精通するプロの山岳ガイドがレクチャーしてくれるので初心者でもしっかり学べ、ステップアップのきっかけになるだろう。

アクセス困難なため秘境ともいえるであろう米子氷瀑群の神秘的な世界を体験しに、この機会にぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

スノーイベントの詳細、お申し込みはこちら

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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