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四角友里のにっぽん食名山#25「伊豆大島・大島牛乳アイス」

アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんが、山やふもとの町を旅するなかで出合った「食」にまつわるエピソードを綴る人気連載『にっぽん食名山』。今回は、伊豆大島の牛と人々によって大切に育まれた、大島牛乳アイスを紹介します。

三原山と椿が描かれた、伊豆大島が育む大切な島の味

▲島の象徴、三原山が描かれたパッケージ。大島牛乳を使った「大島牛乳バター」や善菓子屋の「牛乳煎餅」もおすすめです。

東京湾から高速ジェット船で2時間。三原山ハイキングで伊豆大島を訪れるたび、私が必ず食すのは「大島牛乳アイス」と「大島牛乳」。三原山と椿の絵のパッケージが愛らしい、基本的には島内にしか流通していない商品です。アイスは思いのほかあっさりとしていて、牛乳本来のまろやかな甘みが広がり、原料の大島牛乳もおなじくさらりと軽やかなのに豊かなコク。新鮮さが伝わります。

明治、大正時代と酪農が盛んだった伊豆大島。牛の好む明日葉などの青草が一年中繁茂し、さらにミネラル豊富な潮風のおかげで栄養満点に。乳牛の飼育に適していたそう。その後、大島牛乳は時代の変化による存続危機を島民の熱い想いによって乗り越え、いまは小さな牧場と工場で作られています。

三原山を歩くと感じることのできる島特有の海風。北西の風はナライ、春から夏の南西風はナガシと、風の名称を地元の方に教えてもらいました。

帰路の船内で、旅のシメにとふたつめのアイスのフタをぱかっ。すき間なくていねいに詰められている純白のアイスにスプーンを入れ、牛とひとが育んできた島の大切な味をかみしめました。

これまでの連載はこちらから

 

▲日本全国の山旅で、ご当地の山並みや高原が描かれたローカル牛乳を見つけるのも「にっぽん食名山」の楽しみのひとつ。

四角友里さん

「山スカート」を日本に広めた女子登山ブームの火付け役。講演や執筆、山ウエア・ギアの企画開発に携わる。日本全国の山を旅しながら、土地の食や文化を味わうのがライフワーク。
Instagram:@yuri_yosumi

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PROFILE

四角 友里

ランドネ / アウトドアスタイル・クリエイター

四角 友里

「山スカート」を日本に広めた女子登山ブームの火付け役。講演や執筆、山ウエア・ギアの企画開発に携わる。日本全国の山を旅しながら、土地の食や文化を味わうのがライフワーク。

四角 友里の記事一覧

「山スカート」を日本に広めた女子登山ブームの火付け役。講演や執筆、山ウエア・ギアの企画開発に携わる。日本全国の山を旅しながら、土地の食や文化を味わうのがライフワーク。

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