
春の始まりに、ちょっとだけ沈む気持ち、ありませんか?「春が苦手」な私が山に行きたくなる理由。

Mt.ランドネメンバー
- 2025年04月24日
山のシーズンがいよいよ本格的に動き出す春。寒さがゆるみ、装備も軽くなって、歩けるルートの幅が広がってくる季節です。そろそろ山を歩きたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、Mt.ランドネのメンバーが考える「春」と「山」のこと。暮らしのなかで感じた気づきや、この季節ならではの楽しみ方をとおして、それぞれの春の山旅のスタイルをご紹介します。
日々の暮らしのなかで、春に気が滅入ることはありませんか?
これまでの経験もあって、春は私にとっては物悲しい別れの季節です。家族と離れた記憶などが、いまも胸の奥に残っています。新たなチャレンジがスタートする季節でもありますが、それに伴う緊張もあります。前向きに捉えたいと思うほど、不安や弱さなど自分のなかのネガティブな面が顔を出してアンバランスになってしまったり。
コートがいらなくなるくらい、空気はやわらかくなるのに、なぜか心は晴れ晴れといかない……。満開のサクラを見て「きれいだなぁ」と思う反面、キュッと心が縮む感覚もあって、少し切なくなります。五月病なんて言葉もあるくらいですから、私に限らず春をすごすのがつらいと思う方も少なくないのかもしれません。
そうだ!山に行こう
山に行くと、あれこれ悩んでいた気持ちがすっと軽くなるのを思い出しました(笑)。
山の春の訪れは少し遅いですが、街とは異なる鮮やかな濃さのサクラやツツジが見られたり、普段の生活よりも「見る」「嗅ぐ」だけの体験でエネルギーをたくさんもらえます。鳥のさえずりが聴けるのもトリスキー(無類の鳥好き)の私には喜びが大きいです。ウグイスの元気な「ホーホケキョ」が聴こえることも!街中でもときどき聴こえることはありますが、自然という巨大なスピーカーにはかないません。さすが、響きが深いですよね!下山後に立ち寄るふもとの建物に思いがけずツバメの巣ができていたり、ひな鳥のにぎやかな鳴き声を聴くとかわいくてたまらなくなります。
春の山には私の好きなコトやモノが盛りだくさんなのを実感します。ずーっと山のなかに居られたらいいけれど……。「好き」を実感するために、日常の生活をがんばって!また山に遊びに行こうと思います。
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PROFILE

Mt.ランドネメンバー
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。