親子キャンプ熟練のふたりが語る、ママとパパのひみつの焚き火トーク!
ランドネ 編集部
- 2021年09月04日
親子キャンプならではの楽しみ方と魅力とは
アウトドア熟練のおふたりの初めてエピソードから、いまのキャンプスタイルに至るまで、親子キャンプならではの楽しみ方と魅力を語ってもらいました。
わたしたちが話しました!
小田巻美穂子さん
13歳、6歳男児の母。一番印象に残っているキャンプ場は新潟のスノーピークヘッドクォーターズ。今回の対談で自転車キャンプ、島キャンプに行ってみたくなりました
猪俣慎吾さん
6歳男児の父。フォトグラファー&アウトドアコーディネーターとして活躍し、キャンプ歴は16年。息子が1歳10カ月のころから父子キャンプを楽しんでいます
理想どおりのキャンプより、
割り切って楽しむことが大事!
小田巻:家族キャンプは仕事がきっかけです。それまで無縁だったから急いでキャンプ道具を揃えたんです。”初めてセット”を買ってイベント取材に行ったら、そんな家族は1組もいなくて。みんなおしゃれなテントやタープを張っていたんです。それで私以上に夫がどんどんギア沼にハマっちゃって(笑)。
猪俣:私はもともとキャンプ歴15年以上。息子が2歳になるころから男ふたり旅を始めました。
小田巻:わが家は最初、とにかくギアに夢中で、道具を買っては毎週のようにキャンプに行っていました。だけど、大人のこだわりで買ったイスに3歳児を座らせても居心地が悪そう。それがかわいそうで、キャンプサイトに多少合わなくても、子ども用や汚れてもいいものを用意するようになりました。子どもの世話もしながら理想的なキャンプするのってけっこう大変じゃないですか?
猪俣:そうそう!私は親子キャンプをするようになって育児の大変さを痛感しました。男ふたり旅を始める前に、子どもが3人いる友だち夫婦とのキャンプに息子といっしょに行ったんです。設営に夢中になっているときに友だちパパから「ウンチしてるかも、オムツ変えないと!」と言われて、「えっ、そうなの?」って。すごくテキパキ子どもの世話をするんです。どんなにキャンプ歴が長くても幼い子どもと行くキャンプは、まったく違うんですよねぇ。
小田巻:キャンプ飯も大変ですよね。
猪俣:設営して、子どもと遊んで、手の込んだ料理なんて無理!焼くだけの調理か外食しちゃいますね。
次のキャンプは何する?って、
お風呂で作戦会議をするのが楽しいんです
小田巻:キャンプならではのレシピを考えるのと、準備の大変さを夫も理解してくれて、それ以来簡単なものでいいよね、ってなりました!
猪俣:キャンプスタイルがずいぶん変わったってよく言われますよ。バックパックひとつで行けるように軽量なテントにしたりね!子ども連れならテント+タープより、トンネル型のテントがおすすめですね。
小田卷:わが家はいまや、テントさえ張らずに車にサイドタープくっつけて車中泊ですよ(笑)。
猪俣:キャンプの目的も変わりました!電車が好きだからサンライズ出雲に乗るために島根の隠岐へ行って、ロケットが見たい!と言えば種子島のロケット発射場が見下ろせるキャンプ場に行ったり。ドラえもんの映画に感化されて宝島に行ったこともありました。遊びのヒントをくれるのはいつも息子なんです。
小田巻:うちは逆に「キャンプをしにいく」タイプです。子どもの遊び道具は、ラジコンやハンモック。子どもたちが喜んで集まってくる鉄板アイテムなんですよ!あとは、毎回キャンプにテーマを作ってくれる友人がいて、「今回はカレーキャンプ!」とか、大きな鍋を持っていって「ポップコーンをいくらでも食べていいキャンプ」とか。
猪俣:それ、いいじゃないですか!ポップコーン楽しそう。「キャンプをしにいく」のは友だち家族といっしょなら楽しいんですが、自分たちだけだと子どもはつまらないかもしれ
ない。キャンプはあくまで手段のひとつと考えて、キャンプ以外の旅の目的を決めるのも楽しいですね。
猪俣:息子が小学生になるので、今後は低山に登ってテント泊などに挑戦してみたいですね。
小田巻:うちは家族それぞれが自分のものを自分の自転車に積んで旅をする、バイクパッキングキャンプがしてみたい! でも、とりあえず猪俣さんの話を聞いたら島キャンプに興味が湧いてきました。まずは島に行ってみようかな?
小田巻家の
キャンプスタイル
何もわからないままに買った初めてセットで過ごした昔のようす。オシャレイベントで浮いていた⋯⋯。
慣れてきた頃に新調したタープとトンネル型テントの快適スタイル。
猪俣家の
キャンプスタイル
簡単だけどサマになるような外ごはんを楽しむ。こちらはポテトガレットとソーセージにスープを添えたもの。
宝島でのキャンプは海賊のコスプレでなりきって楽しんじゃう!
種子島でのロケットキャンプのときの一枚。ミニマムに無理しすぎないのも猪俣親子のスタイル
(出典/「ランドネ特別編集 親子でキャンプ コーデ&道具BOOK」)
- BRAND :
- ランドネ
- CREDIT :
-
Photo/猪俣慎吾
Text/中島英摩
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。