山歩きの必須アイテム「サブバッグ」|低山小道具研究家・森 勝さんの「とことん小道具研究」
ランドネ 編集部
- 2021年12月25日
ライターやライト、小型ナイフ、ホイッスルなどなど、あると何かと役立つ山の小道具について、低山小道具研究家の森 勝さんが熱弁します!今回は山歩きの必須アイテム、サブバッグを紹介。
今月の小道具『サブバッグ』
教えてくれたのは……
低山小道具研究家
森 勝さん
高尾山や奥多摩など関東の低山をおもなフィールドに、アウトドアアイテムの研究を重ねるアウトドアライター
http://morikatu.seesaa.net
すぐ取り出したいものの収納に
必須のアウトドアアイテム
いまや山歩きの定番アイテムとなったサコッシュは、自転車のレースで補給食を渡すための肩かけ袋として使われるのが一般的でした。軽量で移動中も食料補給がしやすいと、いつしかウルトラライト志向のハイカーに浸透。それまではハイカーといえばウエストバッグでした。
身分証や地図、最低限の現金などを入れ、肌身離さず携帯できるので理にかなっていましたが、腰荷重のバックパックが増え、干渉するためか使用者が少なくなりました。また昨今は、荷物自体は軽量コンパクト化が進む一方、すぐに取り出したい荷物が増えているように感じます。スマホはもちろんアクションカメラや自撮り棒などもすぐ取り出したい。今回はそんなときに活躍するフロントバッグを紹介します。
サコッシュ
ハイカーズデポのハイカーサコッシュ(写真2)
やはり軽量で便利なのがサコッシュ。三鷹のアウトドアショップ、ハイカーズデポオリジナルのハイカーサコッシュはメインとフロントにメッシュポケットのみ。シンプルさゆえに入れすぎるとゴチャッとしてしまうので注意。
※ 現行品はハイランドデザインのハイカーサコッシュ“BB style”
ショルダーバッグ
ミステリーランチのBOP(写真1)
几帳面な方には小型ショルダーバッグがおすすめ。少し重くなりますが財布やスマホ、ノート、ペンなどきっちり区切って収納可能。肩かけバッグの弱点は前かがみになるとブラブラと振られることくらいですかね。
ウエストバッグ
絶滅しかけたウエストバッグですが、斜めがけのフロントバッグとして使用することもできます。ブラブラしませんし、UL系バックパックと相性がよく活躍します。
アークテリクスのマカ1(写真5)
アークテリクスのアイテムは背面のポケットがスマホの収納に便利。
※ 現行品はマンティス1
マタドールのオングリッドウエストバッグ(写真4)
軽量に仕上げ耐水性も高めたのがマタドールのオングリッドウエストバッグ。
オガワンドのラップサック(写真3)
そして伸縮素材を使用しスマホやちょっとした物を腰に巻くのに最適なオガワンドのラップサック。
ウエストバッグも軽量化された製品が今後増えていくと思います。
ショルダーに取り付けるポーチ
フロントに収納するのはスマホだけで充分という方にはショルダーに取り付けるポーチもおすすめ。
パーゴワークスのスナップ(写真6)
ちょっとしたギアやスマホはもちろん、小さいボトル程度なら収められるパーゴワークスのスナップは面倒な着脱もとても簡単。
グラナイトギアのクイックスタッシュ(写真7)
軽さ重視ならグラナイトギアのクイックスタッシュはさまざまな場所や角度で取り付けられるようになっています。収納サイズに制限はありますが、シンプルでスタイリッシュなポーチです。
サブバックは普段使いにも便利
スマホを使いやすく!
スナップのメッシュポケットは大きく伸び、スマホの出し入れが簡単。内部には仕切りが多く小物入れとしても便利。
さまざまな携帯方法が選べる
ウエアの脱ぎ着が多い時期はウエストバッグが便利。斜めがけすればブラブラと振られることなく、携帯方法も選べる。
ルートや山行に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。お手ごろですし普段使いにも便利なのでいろいろと試してみるのに手軽なアイテムです。
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。